在日タイ人HIVプロジェクト報告

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AMDA国際医療情報センター所長  小林米幸

エイズ予防財団外国人研究者招へい事業を利用してバンコックジェネラルホスピタ ルのプラパポーンヨスコーン婦長を招いて行われた同プロジェクトも平成9年9月1日に始まり本年3月31日無事終了いたしました。このプロジェクトを支えてくださった多くの方々に紙面をお借りして御礼申し上げます。本来、プロジェクトの報告はまずエイズ予防財団に対してすべきでありますが詳細な結果のまとめ、解析にはなお少しの時間がかかりそうですので簡単な報告のみ、ここにさせていただきます。

  1. プラパポーン氏派遣件数・・・・・・延べ50件
    a.派遣理由;
      HIV関連・・・・・・延べ46件 実数23名
      その他・・・・・・・・延べ4件

    b.HIV関連延べ46件、実数23名について
     ・男女比・・・・・・・・M:F=7:16

     ・派遣先及び回数(都道府県別);
       東京都     10
       神奈川県     7
       茨城県      2
       愛知県      2
       長野県      1
       千葉県      1    計      23

     ・のべ派遣回数;
       東京都     25
       神奈川県    14
       茨城県      3
       愛知県      2
       長野県      1
       千葉県      1    計      46

     ・帰国9名=9/23=39.1% うち 1名帰国後11日目死亡

  2. プラパポーン氏電話相談件数・・・・・・延べ162件
    a.派遣理由;
      HIV関連・・・・・・延べ97件 実数48名
      その他・・・・・・・・延べ65件

    b.HIV関連延べ97件、実数48名について
     ・男女比・・・・・・・・M:F=12:36

     ・48名中自己申告によるHIV陽性者 41名(M:F=11: 30)

  3. 派遣と電話相談の関連(HIV関連ケースのみ)
      派遣件数23件中12件=12/23=52.2%
      電話相談48件中12件=12/48=25.0%
・HIV関連の電話相談48件中残る36件が派遣につながらなかったわけでなぜつながらなかったのかさらに検討の必要がある。多くの医療機関、医療従事者、タイ人患者から高い評価をいただいた本プロジェクトではあるが、招へい研究者の住居の問題などの費用の点、センター事務局スタッフの多忙な中での関わり合いなどまだまださまざまな問題を抱えている。とはいうものの本プロジェクトの意義は大きく、通年事業への格上げが強く望まれる。
尚、詳細の報告は、エイズ予防財団へ提出の予定である。

(AMDAジャーナル 1998年6月号発行より)

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