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ケース紹介

 

ケース21-2 厚生省の特定疾患 〜難病医療費助成〜

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健康保険をお持ちの方であれば、外国の方も日本人と同様に公的な医療福祉サービスが 受けられます。今回ご紹介するケースは、ある難病と診断された外国人からの相談で す。なお、相談者ご本人のプライバシーを守るため、病名など事実を一部を変えさせて 頂きます。
 

外国籍の女性より:主婦、健康保険あり
         夫(外国籍)と子供の3人家族

相談: 「私は、全身性エリテマトーデスという病気と診断されました。とてもだるくて疲 れます。歩くのも大変です。薬を沢山飲んでいます。A病院に今月から通っていますが 、これから医療費を払うのが大変になると思います。とても難しい病気だからです。健康 保険は持っています。でも夫の仕事がよく変わるので収入が不安定です。子供は小さい ので色々とお金がかかります。どうしたらいいのか、悩んでいます。」

答え:「全身性エリテマトーデスという病気は厚生省の特定疾患に指定されています。
 厚生省の特定疾患に指定された難病の医療費助成とは、病院、診療所、薬剤、付き添 い看護などでかかった自己負担分を各都道府県が負担するものです。保健所に行き、申 請用紙を2枚もらって下さい。1枚は担当医に記入してもらい、もう1枚は本人が記入 します。そしてそれらの書類を保健所に提出します。保健所に提出した日から病院の窓 口での自己負担分を支払う必要がなくなります。今月中に申請すれば、今月に支払った 自己負担分は戻ってきます。早めに申請して下さい。」  

 厚生省が特定している疾病は39種類あります。(なお、東京都は単独で特定してい る疾病が18種類ありますので全部で57種類になります。)

申請:保健所 (医師による代理申請、または郵送も可)
申請用紙:2枚(担当医師記入用、本人記入用)
助成範囲:健康保険証を使って医療機関、薬局で支払う自己負担分。

 彼女はこの「厚生省の特定疾患」という制度を知りませんでした。
 外国の方は、言葉の壁やコミュニケーション不足などにより、様々な情報から取り残 されてしまいがちです。本人が貪欲になって自分の生活や医療に関する情報を収集する ことは大切ですし、周囲の理解と協力も大切ではないでしょうか。
(センター東京 OK)

(AMDA国際医療情報センター NEWSLETTER NO.21より)

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