AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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ネパール人男性37歳、国保に加入する資格があるのに加入していなかったが・・・受付に国保の保険証を出したと職員が教えてくれた。今後、高血圧の治療を続けなければならない状況になり、やはり加入しておくべきと思ったのだろう。国保や社保は過去3か月に遡って適用される。彼の場合は初診が今月で、これが3回目の診察なので過去の2回の診察分も保険が適用されることになり、その分の返金を行った。このように病気になってしまうとあわてて保険に加入するということはあまりいいことではない。わが国の公的保険制度は国民皆保険制度と称されるが、国民だけでなく、外国人であっても加入資格のある人すなわち日本に3か月以上在留する資格を持ち、役所で住民基本台帳掲載の手続きを執って在留カードを発行してもらった人は「加入が義務」とされている。ところが義務であるにもかかわらず、加入しなくても何の罰則もないため、故意に加入しない人たちがいるわけだ。こういう人たちも医療機関においては医療費の未納を積み重ねる可能性がある。医療機関の経営者としては少しでも医療費の未払いのリスクを減らす意味でも、市町村役場で住民基本台帳への記載を申請した時にそのまま国保への加入を行う、そういう制度を新設してほしい。昼ごろ、受付からアルゼンチンの○○先生という人から電話が入っていますが、話しますか?と連絡があった。大学病院のレジデントだったときに、JAICAを介して南米に移住した日本人の子孫である日系人の医師たちが研修にやってきていて、その一人が彼だった。2年間、外科、内視鏡室でいっしょに勉強した少し年下の仲間だ。今はアルゼンチンの風光明媚な港町で働いているとは聞いていたが・・・日本国籍の奥様が具合が悪いとのこと。しばらく病状など聞いていて、久しぶりの彼の声にうれしく思うとともに、彼の心中を察して声がうまく出なかった。
  • 2018/4/24 9:03
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21日の土曜日、久しぶりに朝一番から日本人患者、外国人患者ともに多かった。ベトナム人スタッフがやってくる日でもあったため、外国人患者20人中ベトナム人5人、フィリピン人5人、ペルー人4人、ネバール人2名、アメリカ人、インドネシア人、インド人、中国人各1名、土曜の診療時間4時間の間に20人、僕と小児科でちょうど10人ずつを診ているので、1時間に2.5人ずつ診ていることになる。待合室では「常に外国人がいる」という状態だったろうと思う。フィリピン人の慢性疾患の患者2人は別々のファミリーなのだが、ゴールデンウィークに一時帰国そうだ。LCCが就航するようになり、成田~マニラもプロモーションのときは片道1万円以下のときもあるそうで、あまり裕福ではない彼らでも「簡単に」一時帰国できるようになったわけだ。こういう人たちも新設の出国税を支払うわけであるから、出国税の使い道を訪日外国人すなわち外国人観光客に限定するのはいかがかと思う。在留外国人すなわち我々の隣人として居住している人たちなどの医療整備にも使い道を拡大すべきと思う。ただそれは医療費の支援をするとかそういうことではない。訪日外国人も在留外国人も含めて、外国人が母国語で医療・医事に関して無料で相談する窓口がないので、そういう電話相談窓口をつくってほしいと思っている。それは実はAMDA国際医療情報センターが長年、行ってきたことだ。その意義は外国人側にとってだけではなく、私たち日本人の側にとっても大きい。医療機関におけるトラブルを未然に防いだり、日本社会で外国人が健やかに生活できる、すなわち日本社会の安定のためでもある。1時に診察を終えて、そのまま母校の看護医療学部の講義へ。2時45分から2時限の授業を行った。この講義ももう10年以上になるだろう、僕を呼んでくれていた後輩の教授も今年度で定年になるそうで、もしかしたら僕の講義もこれで終わりだったかもしれない。
  • 2018/4/23 9:00
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ネパール人男性37歳、4日前に頭痛を訴え、初診で診察、高血圧と診断し、降圧剤を処方したのだが・・一時よくなった頭痛がまた出現したと来院。血圧は160/100と前回より上昇している。なぜ?と思ったが、きょう採血をすると決めて来たので朝から薬も飲んでいないと話してくれた。これだけでこのように高くなるかどうか?いずれにしても来週の火曜日に来てもらって血液検査の結果を説明し、血圧を測定して薬剤が今のままでいいかどうか、計測することにした。インド人にも共通の巻き舌の英語がわかりにくい。タンザニア人女性37歳、のどに押されたような感じがあり、甲状腺が心配と来院。触診では何もない。とりあえず採血は行っておいた。3か月ほど前にタイ人の若い男が中年の同じタイ人に付き添われて現れた。小学校に通っている頃より視力が落ち、最近では両目とも光がわかる程度におちているという。付き添ってきた男性が、「自分の親戚の男性だが、このままでは失明するのではないか、なんとかしてもらえないか」と話していたのを覚えている。近くの眼科専門医に診てもらったところ、白内障がひどいそうで、手術したらよくなるだろうということだった。近くで日帰り手術を行っている別の専門医にお願いして、手術を施行してもらった。支払いは親戚の男性がすべて払ったと専門医がおしえてくれた。なんと術後の視力が両側とも1.2だそうで、本人は別世界みたいと喜んでいるという。こういう話はこちらもうれしくなる。
  • 2018/4/21 9:00
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昼休み前にペルー人女性60歳来院。いつもの高血圧の診察と同じペルー人のご主人の降圧剤を欲しいとのこと。ご主人のほうは口をすっぱくしていっしょに来院するように言うそうだが、来ない。しかも中性脂肪が「相当に」高いのだが、いつも「高血圧の薬だけ欲しい」との伝言がある。こんなことしていると脳卒中になってしまうこともあるんだよと奥様に話すと・・・・ご主人の父親は「なんて日本語で言うの?体が半分動かなくなって・・・」と返してくる。「ああ、hemiplegiaね」と言うと、「そうそう、それでね、だんなさんの兄さんもこの間、なっちゃった」と続ける。そういう遺伝的体質なのだろう。「でもね、がんこだから、だめ。言うこと聞かなくて」とこぼす。「そうなってしまったら働いて国にお金送ることもできなくなるし、それどころか、病気の治療でお金が残らないよ」と話した。奥様はよく、その意味がわかっているのだが・・・インド人男性48歳、横浜の青葉区から来院。4日前にお酒を飲みすぎて、つぎの日から軟便と腹痛とのこと、胃が痛いとは言うのだが、痛いところを触ってもらうと胃の場所ではない。むしろ小腸を疑うべきで、腹痛も波のある痛みとのことで、まずは急性感染性腸炎を疑って処方した。このところ、インフルエンザや花粉症の時期が過ぎて、外国人患者も少なくなってきたが、それでも一日7人か8人程度はやってきてくれる。。
  • 2018/4/20 9:00
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インドネシア人22歳男性、隣のA市から来院。日本語がほぼわからない状態。もしや英語は大丈夫か?と話しかけたところ、通じてほっとした。企業の研修生として来日してまだ3か月程度で、あと2年9か月は日本にいるそうだ。痛みに波のある腹痛と吐き気なので、急性感染性腸炎と診断した。こういうときに思うのだが、研修生ということは担当者がいるはずだし、僕のクリニックまでやってきたということはだれかが僕のクリニックの情報提供をしたはずだ。会社側というか研修生を受け入れている側に言いたいことは、せめて何語が話せるとか、情報提供をしてほしい。診察終了後、会社側に情報提供する必要があるだろうかどうか、一瞬悩んだが、そういう「いじわる」はしてはいけないと思い、簡単に書いた書類を持って行ってもらうことにした。会社側が彼自身に病気を説明しろと言っても彼には正確には言えないだろう。会社側から事前に連絡もなかったし、会社側の対応に???と思うことが多かった。あと9日でゴールデンウィークの始まり。ついこの間、お正月だったのに、あっというまに4か月が過ぎてしまう。
  • 2018/4/19 9:00
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ネパール人男性37歳、頭痛が一か月半ぐらい続いていると来院、頭痛の性状は血管拍動性で、頭痛があっても仕事はできるとのこと、これらから片頭痛ではなさそうと判断した。血圧を測定すると140/100、以前に計測した時には120/ だったとのことから高血圧のための頭痛ではないかと推測し、アムロジビンの5ミリを1週間処方して様子をみることにした。よく見ると日本の公的保険に加入していない。処方箋のほうには公的保険らしき番号が印刷されていて、どうしたのか?と思ったが・・・以前は国保に加入していたそうだ。掛け金を支払うことがなく、無効になってしまったのだそうだ。日本の公的保険制度、国民皆保険制度は世界に冠たる保険制度であり、外国人でも加入資格のある人たちは加入する義務がある。ところが、この加入義務は罰則のない義務であるため、こういう人たちが生まれることになる。一般的に日本の公的保険に加入していない人たちと言えば、つい不法滞在と思いがちだが、そうではない。まず駐留米軍の軍属や外交官は外交特権があるかわりに加入できない。つぎに3か月未満の短期滞在者も加入できない。日本の公的保険に加入するには住民基本台帳に掲載さけなければならないわけで、両者ともに掲載されないので、したがって加入できないわけだ。つぎに自分の判断で加入しない人たちだが、このネパール人などのように掛け金を支払うのがいやで加入しない人たちがいる。南米やアジアからの出稼ぎの人たちの中に多い。病気でないときにも掛け金を払って、お互いに助け合うという趣旨が理解できておらず、支払う掛け金があるならば、それを母国の家族に送ってしまう。こういう人たちは重い疾患に罹患した時には支払っていなかった公的保険を使おうとするのだが、役所で支払っていなかった近々の数年分の掛け金を一括払いするように求められ、それが支払えずにけっきょくは医療を受けることをあきらめて重症化して運び込まれるか、医療機関に医療費の未納を積みあげることになる。いつも思うのだが、日本に入国したときにまちがいなく加入してもらう方法はないものだろうか? もうひとつ、公的保険に加入資格がありながら加入していない人たちがいる。欧米からやってきた人たちだ。彼らは母国で高い民間会社の保険に加入しており、日本の公的保険に加入する意義が見いだせない。「二重に」保険金を支払うことがばかばかしく思えるようだが、この判断も実はまちがっている。彼らが加入している民間保険には支払いの上限があるし、出産には使えないものもある。ところが日本の公的保険制度の中では高額医療費助成制度というものがあり、どんなに高い医療を受けようと、それが保険診療であるならば、一か月の支払いが収入により異なるが、6万円程度で済んでしまう。また出産については出産一時金があって、ほとんどの出産はこれで賄えてしまう。こんなことがおこるのも公的保険への加入が罰則なき義務であるからだと思うのだが、いかがだろうか? 逆にいえば「必ず加入する」ことが担保されるならば、医療機関での外国人患者の医療費未納は相当に減るものと考える。
  • 2018/4/17 9:10
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13日には午後5時をわずかにすぎて、県医師会の関係の会へ出かけようとしたらガーナ人男性がやってきた。診療時間をわずかにすぎている。制度上は時間外のお金をいただけるのだが、地域で医療を行っていると、そうもいかない。あそこは高いなどという噂をたてられかねず、算定できない。こういう「算定できない」診療報酬上の項目はまだまだある。政府は診療報酬をあげたと言うだろうが、実際には「絵に描いた餅」状態になっているのだ。14日の土曜も同じ、午後1時で診療が終わりなのに1時をわずかにすぎて37歳のタンザニア人女性来院。動悸がするとか喉が変な感じとか左の下腹部がかがむと痛いというような話をしていた。顔を見てもしや貧血と思って至急に血液検査を行ったら、Hbが8.4しかなかった。問題は貧血の原因がどこにあるかで、来週には婦人科を受診するように勧めた。この2例とも、たぶんクリニックの「もうけ」はないと思う。たった一人の患者のためであっても、看護師も事務職も帰れない。彼らに時間外勤務の手当を払わねばならない。自分の時間外勤務の手当はゼロとしても、それでももうけはなしだろう。複雑な気持ちだ。それに時間ぎりぎりというのはへたをすると検査会社の集配が終わっている時間で、終わっていると生化学の検査などすることができない。フィリピン人女性53歳、故国から送ってもらっていたアムロジピンとシンバスタチンを飲みきってしまったと来院。飲みきったのはもう1か月も前の話だそうだ。血圧測定するとやはり高かった。食事をしないでやってきたというので肝機能、脂質代謝、腎機能などの血液検査も行った。
  • 2018/4/16 9:00
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昨日の続きだが・・・昨日朝の政務調査会は出国税新設に伴って、出国税を使って出国税を払う外国人観光客に、いかに快適にわが国に滞在してもらうかを医療の観点から考える会だと理解した。しかし、出国税とは日本人を含む「わが国から出国する」人たちから一人1000円を航空券に上乗せして徴収する税金である。外国人についていえば観光客もいれば在留外国人が故国に一時帰国する場合もある。要するに観光客からだけ徴収する税金ではないわけで、したがってこの出国税の使い道を観光客だけを想定して考えるのはいかがなものか?と思う。わが国の人口は減少の一途をたどっており、労働力を外国人に頼らざるをえないところまで来ている。一時は政治家の間で移民も検討されたようだが、イスラム国の事件を見て、移民は選択肢からはずれたようだ。それに代わるものとして研修生の大幅な受け入れ増員や研修が終了した後も日本に5年間は残って働いてもいいなどという案が次々に実行されている。彼らに差別なき健康な環境を保証する仕組み作りがなにより大事であろう。このときに日本人に対する逆差別も生み出さぬよう、ダブルスタンダードとならぬよう、何事も考えて行かねばならないと思う。研修生などで日本にやってきて帰国後、日本での経験から反日になってしまう人がいることは以前からマスコミで報道されてきた。国際関係はなにも政府と政府の関係だけではない。もっと身近な人間対人間だと思う。その積み重ねが世論、すなわち相手国の日本に対する感情を形作る。願わくば、日本にやってきた人が皆、日本に好意を抱いて帰ってほしい。昨日はクリニックに10時20分に戻ってきて診療。いつものようにベトナム人、ペルー人、ガーナ人などがやってきた。
  • 2018/4/14 9:00
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きょうの朝、自民党の「訪日観光客に対する医療PT」の議事において10分間、お話しをさせていただけるということで、開業して28年間で初めて、朝の診療開始を10時半に設定して行ってきた。万が一にでも遅刻をしてはいけないと昨晩は近くのホテルに宿泊した。自分たちがいつもしてきていること、考えていることをスライドにしたので、あらためて特別にすることはないのだが・・・10分で話し終えてほしいということがけっこうな足かせで・・・昨晩2回練習して読んでみたところ、ほんの少しだが時間が余ることがわかった。そこで朝起きてからホテルの部屋でスライド原稿に書けなかったことをアドリブで加えながら、昨晩よりゆっくりした口調で話してみたら、ほぼ10分、これでいこうとやや落ち着きを取り戻した。あのあたり、朝の空気がきれい。都心の渋滞とも関係がないところだ。ぴったりと時間通りに始まり、ぴったり時間通りに終わった。僕らの組織以外は一般社団法人がひとつ、あとは外国人医療の通訳に参入したい企業が多かったように思う。
 長年外国人医療に携わった僕の考えはピント外れではないと思うが・・・外国人の診療は一般的には医療機関にとっては面倒くさい、ややこしいものだ。外国人患者ひとりを診る時間で日本人の患者を数人診ることができそうだし、医療費やさまざまな問題を抱える彼らを診ることに後ろ向きの医療機関だって少なくない。そういう中、少子高齢化で外国人の労働に国の存亡をかけなければならないところまできていると思う。こういう人たちの医療をどうするかは表題にある「訪日外国人」の医療同様、大切なのだ。大切だというだけではなく、医療機関としてはやってきた外国人を診療拒否することはできない。医療機関で外国人を診る機会はますます増えるだろう。
 外国人の診療を適切に行うということは外国人の支援というだけではない。日本の医療従事者、医療機関に対する支援でもある。そして医療機関で必要なものは何かというとひとつは診療の際の通訳であるが、もうひとつは外国人患者を受け入れる際に生じやすいさまざまなトラブルに関してどのように予防するか、対応するか、そういう研修会を医療機関の中で行い、意思統一しておくことだと思う。そしてもうひとつ大切なこと、それは外国人が医療・医事に関して多言語で相談できる窓口をつくることだ。この窓口の働きによって、日本の医療制度、医療機関について彼らに知ってもらい、医療機関でのトラブル発生を最小限に抑えることができるのである。また観光客に接しているホテルや観光案内所などの医療に関する相談を医療機関に関する情報も含めて提供することができる。
 このように考えて発言してきたら、すなわち今までAMDA国際医療情報センターが多くの職員、通訳相談員、協力医の先生方に支えられて行ってきた電話相談・通訳事業そのものであった。書き忘れそうになったが、医療機関は企業と異なり、主な収入は診療報酬によって「定価」が定められていて、これが上がらない。好景気に沸く、企業とは全く異なる状況にある。しかも、医療界の人材不足による人材紹介業への支払い、職員の給与の上昇、さまざまなIT化の経費などで多くの医療機関の経営には全く余裕がない。こういうなかで、通訳の費用を医療機関が負担しなければならないとしたら、外国人の医療機関への受け入れに医師、医療機関の理解が得られるだろうか? やはり電話通訳などの事業は国の費用で委託事業として行うべきと考える。企業が利益を求めて参入する世界ではないと思う。
  • 2018/4/13 9:00
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本当に久しぶりにタイ人女性50歳来院。タイレストランチェーン店で働いて長くて、今までの都心の店から転勤で県の南のほうに通勤しているそうだ。先日、レストランの従業員の具合が悪く、通訳を兼ねて病院に同行、診察を待っている間にはじめて器械で血圧を測定したら180/110という数字が出てきて、驚いてやってきたとのこと。リラックスしてねと言いながら僕が測定してみるとやはり160/100、再度測定すると154/100、やはり高い。この半年で5キロ太ったそうだ。そう言われてみると以前はわりとスリムだったのに、ワンピースが膨らんでいる。チェンマイに住んでいた一番下の弟が先に亡くなっていて、このままではいけないと思い、やってきたとおしえてくれた。まず、食事療法の話、そして降圧剤を処方した。1週間後にこの薬でいいのかどうかをみるために来院して再検、そのときに肝機能、腎機能、脂質代謝関係の採血を行うから食べずに朝来てねと話しておいた。ミクロネシア・ポンペイからやってきた御嬢さん20歳、前回同様、頭痛を訴える。偏頭痛用のトリプタン製剤を前回5錠処方してあって、内服した治療効果を聞こうと思ったのだが・・・5錠を2日で内服し終えたそうだ。効果があったとは思うが、1錠内服してもあまり変わらなかった気がするとのこと、どうも内服の仕方をまちがっているのではないかと疑ってしまう。きょうの頭痛は倒れるほどではないし、仕事も続けてできると言うので、今回は緊張性頭痛と診断して、鎮痛剤を処方し、内服したくない場合は肩から後頭部を温めるようにと説明した。ポンペイにその昔から伝えられている「夜這い棒」、たまたまポンペイの関係者から1か月前にいただいたものを見せてあげると、笑い出した。何か知っているよねと訊ねると、「知ってる」と。
  • 2018/4/12 9:00
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