AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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ナイジェリア人男性46歳に振り回された。11月に体調が悪くてやってきたときには血圧が高かった。降圧剤を処方し、その1週間後に来てもらって降圧効果をチェックしたところ、血圧はほぼ正常値に近くなっていた。空腹で来るようにとお願いしておいたので、採血し、肝機能、腎機能、コレステロールや中性脂肪などの項目をチェックした。降圧剤を処方しようとすると、「血圧は正常になったからいらない」と。具合が悪くなったらまた来ると言い残して帰って行った。それが11月。そして今回やってきたのはそのときの血液検査の結果を聞くためだと受付で話しているとフィリピン人スタッフが教えてくれた。今はもう3月、4か月前の血液検査の結果が今と同じとは限らない。僕からみるとなぜやってきたのかがよくわからない。血液検査の結果は末梢血で異常なく、肝機能、腎機能も正常、HDLコレステロールもLDLコレステロールも正常だが、中性脂肪だけが186と高値だった。それはどういう意味かと尋ねるので、中性脂肪が高い場合になりうる疾患について説明、そして食事療法が書かれた用紙を英訳して、中性脂肪がたくさん含まれている食べ物、食べた方がいい食べ物などについて話して、最後に血液検査の結果を手渡した。しばらくしたら受付のほうから彼の大声が聞こえてきた。フィリピン人スタッフが困惑した表情でやってきた。彼が「今日は検査の結果を聞いただけなのに、なぜお金を請求するのか?」とごねていると言う。「単に手渡したならお金は必要ないが、あれだけの時間をかけて疾患や食事療法まで説明したのだから、健康保険のシステムに則って医療費を請求したのだ、これは正当なことなのだ」と話してほしいと頼んだ。そう、これは僕がお金が欲しいからしていることではなく、健康保険のルールから考えて当たり前のことなのだ。こういうときはあくまでも「そういうルールになっている」と話した方がわかりやすいはず。しばらくして「し支払って笑顔で帰りました」と報告を受けたが、気持ちがあまりよくなかった。これは日本人でもあるが、薬を処方していないのだから、医療費を請求するのはおかしいという考え方、薬の処方だけが診察ではないのだ。
 フィリピン人女性44歳、2月10日に高熱で診察し、その時はB型インフルエンザだった。今回は昨日から発熱、38度を超える熱と体の痛みあり。インフルエンザ検査を行ったところ、今度はA型インフルエンザだった。次のシーズンからはぜひインフルエンザ予防接種を受けてくれるように頼んだ。携帯電話から職場の上司に電話、なんでも野菜を切っている職場だそうだ。「せんせいがはなしがある」と日本語で話すと「せんせい?」と聞き返す声が聞こえた。そこで携帯電話を渡してもらって医師であることを告げ、診察の結果と学校保健法で定められている休むべき日数を話し、これはあくまでも目安であるので本人と職場で話し合ってほしいと続けて話した。
  • 2018/3/3 9:00
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まか不思議な日、いつもやってくる日本人の患者でミクロネシアのポンペイに頻繁に出かけている方がいる。その方から近々、ポンペイからやってくる人がいるので胃の内視鏡をしてほしいと依頼されていた。やってきたのは僕より数歳、年下の方で、父親は日本人ね母親はポンペイの人で、ご自身は日本国籍と教えてくれた。医師となって2年目、ちょうと大学から大和市立病院に初めて出張となったとき、出張までの1週間を使ってミクロネシアのヤップとパラオに行ったことがある。グァムを真ん中に西へヤップ、パラオと続き、東へトラック諸島、ポンペイ、メジュロ、クェゼリン、ジョンストン アイランドがあってハワイとなる。ミクロネシアは戦前、国際連盟日本信託統治領であって、日本人も多く、土地のこどもも日本人のこどもも同じ小学校で日本語で学んでいたと聞く。ヤップに降り立ったときも土地の高齢の男性数人に話しかけられたが、東京の街中のような日本語に戸惑った記憶がある。ポンペイは昔はポナペといい、海中にあるナンマドールの遺跡から古代ムー大陸があったところではないかと言われているところで、世界でも屈指の多雨地帯である。こんな話をしていたら僕があまりにも詳しいので相手の男性も驚いたようだった。過去にパラオの人を診察したことはあるが、日本国籍とはいえ、ポンペイの人を診察したのは初めてで、僕も少し興奮していた。その方が帰った午後、頭痛がひどいという若い女性がやってきた。カルテにミクロネシアと書いてあるので、ミクロネシアのどこの島からやってきたのか?と尋ねたら、「ポンペイ」と教えてくれた。「えっ、午前中にポンペイの人、来たよ」と話すと、何の話?という感じで・・・そんなばかなという気持ちだったらしい。一番驚いたのは僕だ。医師になって44年、開業して28年になるというのに、初めて来た中部太平洋のごく小さな島の出身者が同じ日に全く別に二人も来るなんて。
  • 2018/3/2 9:04
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大和市市役所からの連絡でとんでもないことがわかった。国民健康保険を使って定期的に受診していたフィリピン人の夫婦、実は2年前に国民健康保険から抜けて、社会保険になっていた、だから国民健康保険でお支払をしていた医療費を返還してほしいというのだ。要するに、社会保険に加入したときにそれまで加入していた国民健康保険の保険証を役所に返すのだが、それを2年間も怠っていた・・・それどころかその国民健康保険の保険証を毎月受診時に受付で見せていたということになる。保険が替わったら、それまでの保険証は役所または事業所に返すのがルールなのだが、よく言えば「知らなかった」のだろう。役所も2年間もよくまあ、レセプト通りに支払っていたものだとそのいい加減さにもあきれる。まずは彼らに保険証を返還することを言い続けなければならないのに、たぶんそれを怠ってきたことと、もはや国民健康保険の資格がない人の医療費をこちらの請求通りに支払ってきた、この2つのいい加減さだ。このケースでは国民健康保険に返還する医療費については、あらためて社会保険に請求すると支払われるはずなので、実害はないといえばないのだが、手続きなど面倒くさいし、そもそもそんな手続きはしなくてもよかったはず。日本人でもこういう件はないことはないが、ここまで期間が長いのはあまり記憶にない。それでは医療機関として予防のために何ができたかといえば・・・それは「一番新しい保険証を見せてほしいと窓口で言うしかないだろう。それでも以前の保険証を見せられたら、その保険証の有効期限内である限りは防ぎようがない。
  • 2018/3/1 9:03
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今週になり、インフルエンザも一段落と思ったら、花粉症が増えてきた。この花粉症、ちなみにレセプトに「花粉症」と書くと査定されてしまう。花粉症という正式病名がないからだ。正式にはアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎が正解。で、フィリピン人女性46歳、鼻水と目のかゆみが止まらないと電車で40分ぐらいかけてやってきた。入れ替わりにやってきたフィリピン人女性51歳、日本にやってきた直後から目がかゆい、鼻水が出るそうだ。フィリピンに戻るとその翌日から症状がなくなるそうで、「どうして日本だけにあるのだろう?」と言われてしまった。17歳のフィリピン人の御嬢さん、先月貧血で受診、鉄剤を1か月内服してもらい、採血をしてみたところ・・・Hbは8.3から11.4に上昇していた。あと1か月ほど内服してもらい、一度やめてみようと思う。春休みにフィリピンに1週間ほど帰るそうで、何をしたいの?と尋ねたら、「小学校のときの友達と一日中、ジョリービーで話をしたい」と答えてくれた。ちなみにジョリービーはフィリピン資本の外食産業で、ケンタッキーなどと同じような店をフィリピン全土に出している。「ジョリービーで食べることが貧しい人たちの夢」と聞いたことがある。日本でいうなら喫茶店に朝から晩まで居座っておしゃべりをするようなものだろう。
  • 2018/2/27 9:06
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朝のうちに外国人女性から甲状腺の検査をしたいと電話があったとフィリピン人スタッフが教えてくれた。10時半ごろ、それらしき女性がやってきた。市内の南部から初めてやってきたインドネシア人女性27歳、日本語は堪能、留学したことがあり、今は日本の会社で働いているという。すでにジャカルタの病院で甲状腺機能亢進症とのことで処方を受けている。現在の甲状腺ホルモンの状態を知りたくてやってきたと話してくれた。この病院での検査、処方を見せてもらったが、すべてがインドネシア語で書かれていて、わかりにくい。それでもなんとか甲状腺機能亢進症の文字は意味が理解できた。内服している薬もインドネシア語で書かれていて、インターネットで調べてもわからない。たぶんチアマゾールのインドネシアでの商品名だろうと推察した。採血を行い、一週間後の土曜日に結果を聞きに来てくれるようにとお願いした。フィリピン人女性54歳、咳と痰と軽度の熱があると言うのだが、よくよく尋ねると発熱があったのは水曜の夜とのこと、体のだるさが半端ないと訴える。念のためにインフルエンザの検査を行ったところ、A型が陽性だった。パキスタン人の9歳の男児、きのうに引き続き、熱傷処置、前日にエキザルベを塗っておいたが、傷の状況は非常によくなっている、エキザルベを一本処方し、あとは家で一日2回塗っておくようにと話した。
  • 2018/2/26 9:00
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朝、米軍基地の軍人から電話があったとフィリピン人スタッフから聞いた。自衛隊の研修?のために?必要なHIV検査を行って、結果を書類にしてほしいとのことだそうだ。診察に忙しく、そんなことも忘れてしまった11時ごろ、それらしき人がやってきたと受付から連絡があった。カルテができあがってきたのを見たら、名前は女性、年齢も25歳。診察室に呼んだところ、迷彩服の軍服を着たアフリカ系アメリカ人のかわいい御嬢さんが入ってきた。まじかで迷彩服を見たことがないので、つい見入ってしまった。結果はもちろん陰性、その場で英文の書類をしたため、帰ってもらった。パキスタン人の9歳の男児、家で弟に押されてヒーターにくっついてしまい、右の手関節部にⅡ度の熱傷、エキザルベで処置を行った。悲しいニュースも聞いた。開院以来、通院してくれていた中国系カンボジア人の女性の息子さんから連絡があり、「お母さんが脳梗塞をおこして右半身麻痺になっている」と。聞けば1月末のことで、今はリハビリを行っているそうだ。とっさに心電図はどうだったかと考えたが、彼女は毎年、長寿健診を受けていて、心房細動やその他の不整脈は今まで全く指摘されていなかったことを思い出した。早くよくなってほしい。今週は朝から夕方までの診療に加え、月曜は午後7時15分から大和市医師会訪問看護ステーション運営会議と医療と介護連携センターの運営会議、火曜は午後7時半から外科医会の新年会、水曜は午後6時半から品川でAMDA国際医療情報センターの臨時理事会、木曜は午後4時半から相模医師会連合会の理事会、午後5時から神奈川県医師会会長会、その後に神奈川県医師連盟評議員会、そして大和に戻ってきて午後8時から11時まで休日夜間急患診療所の当番、そしてきのう金曜は診療終了後に車で15分のところまで在宅訪問診療を行った。政府がいう働き方改革ではこういう働き方はブラックで、違法なのだろう。ではどうしたらいいのか、ぜひ教えてほしい。
  • 2018/2/24 9:00
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インド人の29歳と25歳の兄弟、昨日から発熱していると来院。ふたりとも英語はほぼ話せず、兄のほうは日本語が少々、弟は日本語も全く話せず。兄のほうは体の痛みと悪寒あり。インフルエンザの検査ではA型インフルエンザ陽性だった。弟のほうは咳や痰はすこしはあるものの、体の痛みや悪寒はなし。インフルエンザ検査の結果は予想通り、陰性だった。悩んだ末に兄にだけタミフルを処方した。いろいろと質問していくと市内の某インド料理店で働いているということがわかった。母国語はヒンドゥだそうだが・・・どうもインド人ではなく、ネパール人のような気がしてならない。まあ、医学には関係ないけど。昨晩は市内の休日夜間急患診療所の当番だった。午後8時に開始になったらいきなり、クリニックで診ているカンボジア人の娘さんが父親と来院。娘さんといってももう成人している。薬手帳を取り出して見せてくれたが・・・同日、僕のクリニックで処方を行っていた。県医師会の会長会に行くために午後3時半にクリニックを出たので、その後に来てくれたのだろう。咳、痰、発熱に対する内服薬が処方されていた。インフルエンザ検査は陰性だったが、発熱してから時間があまりなかったらしく、その後高熱になったらしい。たしか1月にA型インフルエンザに罹っていて、もしかしたらB型インフルエンザかも?と話しながら検査を行ったら、本当にB型陽性だった。休日夜間急患診療所は1日分しか処方しないというルールのため、きっと今日の朝にやってくると思う。数人後に診た中国人のお子さんもいつも小児科にやってくる「おなじみ」さん。こんなところで会ってと父親も驚いていた。
  • 2018/2/23 9:00
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ジンバブエ人女性29歳、風邪ひきで来院。たしか一週間ほど前にジンバブエ人のご主人も風邪ひきでやってきたはず、もらってしまったそうだ。少し時間があったので、ジンバブエの結婚事情なども訊ねてみた。やはり「部族」というかファミリーどうしのしがらみがあるらしい。だが、彼女とご主人の結婚は日本で同じ大学に留学していて知り合ったそうで、ちなみに彼女のほうが「2年先輩であとから彼が入ってきた」と笑いながら教えてくれた。きのうは大和市のいじめ問題調査会の会議に午後3時半から出席、僕が会長なので会議は僕の休診日の水曜日に開催していただいている。市内の小中学校でいじめが発生しないよう、またあったとしても大きな問題にならぬよう小さなうちに解決できるよう、教育委員会や現場の先生方も力を尽くしているのが毎回よくわかる。いろいろな対策がとくに日本語がわからない保護者や日本語があやふやな生徒にどこまで理解されているかは疑問だ。翻訳の配布などはしていないし、通訳の介在もとくにはないとのことだった。いくら学校のホームページにアップロードされていても、ダウンロードすることさえ、日本語が理解できない保護者にはできないだろう。このあたりの話をさせていただいて、善処をお願いした。日本語がわからない保護者にとってはこどもが日本の学校でいじめの対象になるのではないかと人一倍、心配になるからだろうと想像したからだ。僕が会長を務めているうちはこういう声は直接、届けられるが、いずれ会長を辞める時が来たらどうなるのか、心配だ。役所との会議ではいつも「こういうことは日本語が理解できない人にはどう届くのか、考えてほしい」と発言しているのだが、こういう考えが広がっている気配があまり感じられないからだ。
  • 2018/2/22 9:00
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週明けの月曜日にしては珍しく、日本人患者は多いのに、外国人患者は10人だった。フィリピン人女性54歳、ここのところ、排便時に出血があるという。鮮血で便そのものには血液が混じっていないというので、肛門からすぐのところからの出血と考え、直腸肛門診を行ってみたら、腫瘍らしきものは直腸膨大部にはなく、ただし硬い便が詰まっていたので、そこまで直腸鏡で観察、痔核と痔裂の両方があった。ステロイド・フラジオマイシンの坐薬を処方した。ポーランド人31歳、性感染症のチェックで来院。感染を心配するようなことからどれぐらい時間が経過をしているかを尋ねたところ、6週間とのこと。十分に時間が経過してから受けた方がいい旨を話してところ、また来ると帰って行った。ガーナ人男性35歳、市内の某民間病院で胃潰瘍の診断で内視鏡的胃切除を受けて3年経過している。ときどきめまいがする、上腹部の左が痛いというので、血液検査を行ったのが先週。血液検査のとき、約1時間前にヨーグルトにパンを食べたと話していたが、それでも血糖値が69しかない。空腹時ならもっと下がっていた可能性がある。血糖値を下げるような疾患があるのかもしれないと近くの公立病院の糖尿病専門医に紹介状を書いた。胃切除のあとなのでダンピング症候群も否定はできないが、この可能性は捨てきれないことだけ申し添えておいた。小児科はフィリピン人、タンザニア人そしてロシア人と本当に国際色豊か。
  • 2018/2/20 9:22
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17日の土曜日は千葉県内に勤務する医師一名の研修というか、見学があった。メールで連絡をいただいた。お役に立てるかどうかはわからないが・・・ということでお受けした。後日、某新聞社の方から外国人医療の現場を見たいということで連絡があり、こちらもお受けした。実はマスコミの方が取材をするためにいらっしゃる日に限って、なぜか外国人患者が少ないというジンクスのようなものがあったが・・・蓋をあけてみると僕と小児科合わせて外国人患者が23人、ベトナム人のスタッフがやってくる日だったので、内訳はベトナム人9人、ペルー人7人、フィリピン人5人、インドネシア人1人、スリランカ人1人だった。うちベトナム人1名に内視鏡検査を施行。外国人医療のおおよそは見ていただけたと思う。以前から拝見している精神科疾患を抱えるベトナム人男性が受付にやってきて、前回もらった薬の中に以前からもらっていた薬1種類が足りないと言っているとベトナム人スタッフから聞いた。でも薬の変更などしていないはず。調剤薬局に問い合わせてわかったことは・・・ジェネリックに変更になった薬があり、それで「以前の薬」がないとパニックになりかけたせしい。たしかに突然ジェネリックになるとわからなくなってしまうだろう、日本人でもわからないのに。インドネシア人は研修生とのこと、ほかにも雇用者に付き添われたベトナム人研修生が二人いた。最近、研修生という立場で日本にいる外国人の受診が少し目立つようになってきた。
  • 2018/2/19 9:00
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