AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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2週間ほど前から左の上背部から側腹にかけての疼痛を訴えているアメリカ人男性、胸部レントゲン写真も血液検査も尿検査も異状なく、湿布を使っても疼痛が緩和しない。近くの公立病院にお願いしてCTを撮影してもらうことにした。電話で申し込むと予約日と時間の相談に乗ってくれる。患者は行って撮影が終わるとそのまま帰宅、数日後に放射線診断の専門医が読影してくれて、写真と結果がこちらに届く。患者へは僕のクリニックに来てもらって診断を告げるというシステムになっている。何事もないことを祈りたい。診療終了間際にほぼ同時にエイズ即日検査希望の患者が二人やってきた。ほんの少しだけ先にやってきたのが日本人、ほんの少しだけ後でやってきたのがアメリカ人男性。もしかして二人になにか関係があるのかと一瞬疑ったが、そうではなかった。たまたま、玄関でいっしょになってしまっただけという話。アメリカ人男性51歳、もうすぐ結婚するそうだが、今までHIV検査を受けたことがなく、アメリカ人のフィアンセにHIV検査を受けるように言われてやってきたとのこと。兵役でタイに居たことがあり、年に1回は今でもバンコクの病院で健康診断を受けていると、病院のカードを出してみせてくれた。カードに印刷されている病院のマークを見て、すぐに気付いたが、僕がよく知っている病院だった。しばしバンコクの話などした。血液検査の結果は陰性、フィアンセに見てもらうために英語の証明書を書いた。
  • 2017/9/8 9:00
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韓国人52歳、特定健診で来院。どうやらいろいろと心配性らしい。検査をうけるより結果を聞く方が心配だと。ペルー人女性49歳女性、初めての来院。風邪ひき、診察と処方。フィリピン人女性59歳、片頭痛。最近、よかったようだが、天候が不順になり、このごろ頭痛が多いという。緊張性頭痛を片頭痛と勘違いしてトリプタン製剤を内服しているのではないかと疑って、いくつかの質問をしてみたが、やはり片頭痛のようだった。よく日本人には頭の片側が痛くなるから片頭痛だと考えて、やってくる人がいる。片頭痛の「片」から連想するのであろうが、片頭痛でも両側が痛くなることもしばしばある。フィリピン人やペルー人の患者の中にも片頭痛の患者が複数いるが、彼らはあまりこういう誤解はしない。よく考えたら、いやよく考えなくても当たり前で、英語のマイグレンにしてもスペイン語のミグラニャにしても、「片側」を連想させるような単語ではないからだと思う。夕方になって中国人男性36歳、EDの相談。専門医を受診するようにと話したが、まずは薬を欲しいとのことで、「その手」の薬を処方した。昨日は用事があり、参議院会館へ。車を運転して行ったので、どこか近くに駐車場はないか?と探したが、見つからず、会館に電話をかけたら一般用の駐車場があるとのことで助かった。終わってから大和に戻り、医師会の病診連携の会に出席。帰宅が9時半ごろ。これでは水曜日の休みが全く休みではない。疲労感を感じてそのままベッドへ。朝まで熟睡した。
  • 2017/9/7 9:00
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先週土曜日にやってきたふとももの熱傷のフィリピン人の女子高生、午後になってやってきたが・・・・大きくなっていた水泡が日曜日に破れてしまったそうだ。包帯交換してみると、ほぼ傷がドライな状態になっていた。これなら大事になることなく、もうすぐ治癒するだろうと話しておいた。小学校1年のときに日本にやってきて、今は近くの高校の生徒会長を務めているという。タガログ語は完璧だそうだ。日本語もまったく日本人の日本語、こういう、バイリンガルのうえに両方の考え方や文化を理解できる人材は貴重だ。韓国人女性66歳、血圧を計測して処方を書きながら、いまの半島の情勢など話したら、真剣に心配そうな顔つきになってしまった。半島になにかことが起きたら・・・親戚が彼女を頼ってやってくるかもしれない・・とっさにそう思ったそうだ。こんなことがないように願いたいが。ペルー人女性87歳、脳こうそくがあり、半身に麻痺が残っていていつも車イスを家族が押している。土曜の夜から発熱し、咳と痰が出るとのこと。胸部の聴診は異常なし、いわゆる風邪でよいと思い、処方、よく家族が面倒を見ている。フィリピン人女性35歳、頭と首が痛いと来院。発熱もなく、咳も痰もない。昨日よりはよくなっていると心配そうに話してくれた。よくよく話を聞いたところ、痛みが出る前日に車で遠出をして、車内で、あかちゃんを抱いて、3歳の子を膝に乗せていたとのこと、たぶん無理なかっこうで長時間乗っていたためだろうと診断、痛みも軽減しつつあるので、そのままようすを見るようにと話した。
  • 2017/9/5 9:09
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フィリピン人の女子高生、左下腿のふくらはぎの熱傷Ⅱ度、ファミレスの駐車場に自転車を停めた時に、強風で隣のバイクが倒れてきて、バイクのマフラーが接触したとのこと。それが月曜日、やってきたのが2日の土曜日、よくそれまで放置していたものだと思った。ベトナム人女性72歳、会社の健診で「なにかが悪い」と言われたようだが、わからないので書類を持ってきたとのこと。外国人がこういう書類を持ってきて、内容を説明してほしいというケースはよくある。ただ、郵送するだけの健診会社のほうはいい商売してるななどと思いながら、説明。中にはこの説明がけっこうな時間をとってしまうことがある。彼女の場合は、LDLコレステロールが中等度程度に上昇していたので、まずは食事療法の説明をした。診察が終わった帰り際、笑顔でイスから立ち上がったと思ったら、突然、握手を求められた。東南アジアの女性が自分から握手を求めることは極めて珍しい。よほど内容について心配していたのだろう。インド人男性30歳、一昨日日本にやってきて、一昨日から喉の痛みと咳、痰、鼻水。いわゆる風邪と診断した。急に冷えてきて、日本人にも風邪をひく人が多くなってきた。
  • 2017/9/4 9:00
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カンボジア人女性78歳、高血圧の診察をしていたら、うれしそうに10月に1か月間ベトナムに行くとのこと。どうして?と尋ねると、昔のサイゴンのショロン地区という華僑系ベトナム人が多い地域に妹さんが暮らしているからだそうだ。彼女の今の国籍は日本、そして娘さんの一人は日本で大学を卒業した後にカナダに受け入れられた同じカンボジア難民の元に嫁いだので、カナダ国籍、カンボジア人難民の多くは旧宗主国のフランスに移住した親戚を持っており、文字通り、世界中に親戚がいることになる。政変に翻弄され、やむをえずにこのようになったのかもしれないが、移住したり、難民として受け入れられたりした先では言葉や生きるための仕事、子弟の教育など血のにじみ出るような努力をしてきたはず。たくましい。「日本の畳の上で死にたい」という人が多い我々日本人とはやはり考え方がちがうのだと思った。フィリピン人女性の新患41歳、症状からは膀胱炎だと思う。フィリピン人は英語が得意だと思いがちだが、そうではない、いや通じない人もたくさんいる。彼女もその一人だと思うが・・・英語で話すより、僕の日本語のほうがわかるようだし、やはりクリニックのフィリピン人スタッフが僕の日本語を訳して話していることに一番反応する。タガログ語しかできない人に通常の医療機関で対応するのは大変だと思った。オーストラリア人男性45歳、一昨日のオーストラリアと日本のサッカーゲーム、ワールドカップへの出場がかかった大一番だったが、日本が勝った。学校で英語を教えている彼はきのう、生徒たちに繰り返し、ゲームの話をされたそうだ。
  • 2017/9/2 9:00
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午後になって風邪をひいたと2年ぶりにやってきたタイ人女性57歳、タイ語で喉が痛い、咳がある、痰も出るし、鼻水も出る、熱はないと一気に話してくれた。日頃、タイ語の医療用語に慣れているせいか、こういう会話は自分でも不思議なぐらい、そのまますっと入ってくる。○○もいっしょにあるなどという簡単な言い回しもいつのまにか普通に使えるようになっている自分にもうれしくなった。診察をし、処方を行って終わった。先日、やってきたカンボジア人女性62歳に同じカンボジア人の男性が付き添ってきた。前回の続きを話し出すと、あれ、兄貴だからちがうと。ここでまた一から説明をしなおした。親族訪問の3か月ビザで来日してまだ3週間程度。前回は血圧が高いとやってきたのだが、朝から何も食べていないというので、脂質代謝を中心に採血をしようとして、ふと考えた。家族の中に糖尿病の人はいないか?と尋ねると・・・・亡くなった母親が糖尿病だったらしいとのこと、そこで血糖値とHbA1Cを追加して採血をした。数日前に届いた結果を見ると、心配したとおりに血糖値が200、HbA1Cも8.7になっていた。前回ついてきた男性の話では、体調が悪いので予定を繰り上げてあと2週間で帰るということだったので、カンボジアの医療機関に向けて情報提供書を書かなければと思ったのだが・・・今回付き添ってきた男性の話では期限いっぱいまであと2か月と少し日本に滞在するとのことだった。再度、家族で話し合ってくれるように依頼した。降圧剤だが、合剤等使うとカンボジアでは同じ薬剤は発売されていないだろうと思って、アムロジピンとビソプロロールという比較的どこにでもある薬剤を処方していたのだが、糖尿病があるとわかったので、腎障害をおこす可能性を考え、ビソプロロールは中止してテルミサルタンを処方した。一番、心配しているのは病気を理由に家族がビザの延長を考えることだ。ややこしいことになる。家族を近くに置いておきたい気持ちがわからないわけではないが、ではいつまでということになると、期限がはっきりせず、保険外診療では医療費も高額になっていくことだろう。ゆえにつぎに考えられることは日本の公的保険への加入ということになる。具体的にいうと扶養家族としての加入だが・・・はっきり言うとこういう公的保険の使い方はまちがっていると思う。
  • 2017/9/1 9:00
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珍しく、アメリカ人の患者が3人もいた。20歳男性、某宗教の宣教師として来日して6か月、4か月前から下痢が続き、10日ほど前に38度の発熱があって心配で来院。当初は発熱と下痢と聞いたので、感染性腸炎なのか?とも思った。しかし4か月も下痢が続く感染性腸炎というのは考え難いし、発熱も1日だけというので、発熱との関係も否定的だ。来日してからの時間と下痢が発現するまでの時間を考えると、過敏性腸症候群が一番考えやすいと思い、irritable diseaseの可能性が高いと話して、セルベックスとビオスリーを処方して、食生活についての話をし、3週間後に再診してくれるようにお願いした。クローン氏病なども完全否定できるわけではないが、今はそこまで考えなくてもよいと思う。この男性、12時すぎにやってきた。その前に近くの公立病院より電話があり、初診受付期限の11時を過ぎてからアメリカ人男性がやってきたので、受けてくれないかということだった。もちろん受けたからやってきたのだが・・・外国人に初診受付期限がわかるわけもない。11時に締め切っても、相当数の患者がまだ診察を待っていたはずで・・・原則は原則だが、こういうケースぐらい、一人追加で受けてあげてもいいのではないか?などとつい思ってしまった。でも近くの公立病院は医療機関からの情報提供書なく受診すると、金額が高くなるシステムなので、彼の経済面からはよかったかもしれない。
  • 2017/8/31 9:00
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午後の診察が始まってすぐ、看護師からこう告げられた。「窓口にカンボジアにいる母親が食道がんなので、日本に連れてきて手術をしてほしいので相談したい女性が来ているのですが、どうしますか?」と。見たことがある女性か?と尋ねると、ありませんという返事。誰か難民仲間に僕のことを聞いてやってきたのだろう。食道がんの手術ともなると高額になる。日本の自分の公的保険に扶養家族として入れることもできないし、すなわち自費診療になるので。とりあえず、こういう話をしてあきらめてもらおうと会うことに決めた。診察の順番になり、入ってきた女性は年のころ、40台。極めて正確に日本語を話す。母親は70歳で、首にしこりがあり、住んでいるカンボジアの医療機関はまだまだ信用できないので、国境を越えてタイの病院で診察を受けたとのこと。バンコクの病院?と尋ねると、ちがいますと言われた。国境の近くというので、ポイペトから国境を越えたアランヤプラテート近くの病院かと尋ねたら、これもちがうと。スリンの病院ですとの彼女の発言で驚いた。国境を北に超えて、チョンチュムの市場を通ってスリンの病院へとのこと、今年の正月に行ったあたりだ。たしかにあのあたりはカンボジア系のタイ人が多い。病院のレポートを見せてもらうと、そこには甲状腺のgoitarと書いてあった。穿刺細胞診の結果は悪性ではなく、良性。受付で聞いた「食道がん」は実は「甲状腺の良性腫瘤」だった。保険外診療という言葉が彼女の口から飛び出した。きっとまわりのカンボジア人仲間ではカンボジアから親族がやってきてなにかで病院を受診し、「保険外診療」になることがあるので、こんな単語を知っているのだろう。いろいろと調べると麻酔を含めて保険外診療10割で30万円程度は覚悟しなければ・・・と話すと、タイの病院で手術を受けると20万円ぐらいかかるし、タイ語の通訳を探さなければならないから、それでも日本の病院で手術を受けたいと言う。安請け合いはできないけど心当たりがあるので、次のときに詳しいデーターを見せてほしいと話して、それからしばし雑談した。95年に来日してインドシナ難民大和定住促進センターに入ったと言うので、それって呼び寄せだよねと尋ねると、「そうです」と顔を輝かせた。難民となり、日本と故国に引き裂かれた家族を再び、いっしょに生活するために日本政府が考えた制度だ。95年といえば、すでにインドシナ難民自身の受け入れは終わっていたので、そのころにやってきたというからには「呼び寄せ」しかないと思ったしだいだ。最後に、どうして僕のところにやってきたのか?と訊ねてみた。難民関係のカンボジア人たちに誰に相談したらいいかと相談したら、皆に僕の名前を言われたとのことだった。なんだかうれしい話。彼女が帰った後、AMDA国際医療情報センターの副理事長を務めてくださっている中西先生に電話で相談してみた。するとおおよそ保険外診療10割でやってあげるよという返事をありがたくいただいた。あとは詳しいデーターを彼女に持ってきてもらって確認するのみ。
  • 2017/8/29 9:00
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26日の土曜日は19人の外国人患者。内訳はフィリピン人6人、ペルー人5人、ドミニカ人2人、ベトナム人2人、アルゼンチン、カンボジア、ラオス、ブラジル各1人。3か月ビザでインドシナ難民として日本に定住している弟のところにやってきたカンボジア人女性、前回は血圧が190/110であった。降圧剤を処方して2週間、血圧は134/86と落ち着いていた。喜ばしいひとではあるが、なんとか姉を助けたいという弟さんの気持ちはよくわかるが、一番の問題は帰国後に適切な医療を受けられるかどうかであろう。カンボジアにも近代的な私立の病院もないわけではないが、費用や距離などさまざまな因子で「適切な医療が受けにくい」状況にどうやらあるようだ。ラオス人男性21歳、前回は貧血の血液検査を行ったのだが、本人ではなく、前回付き添いでやってきた会社の同僚というラオス人だけがやってきた。クリニックの前に車を置いていたので、職員が再三、駐車禁止違反になるよと注意していたのに・・・・待合室にいた間に違反切符を切られてしまった。貧血検査の結果は、鉄も不飽和鉄結合能も正常範囲内で、どうも鉄欠乏性貧血ではないらしい。次回は本人が来るようにという話と一度血液内科の専門医を受診するようにと話した。
  • 2017/8/28 9:00
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フィリピン人女性50歳、近くの公立病院で撮影したCTにて左尿管の外部からの圧迫と水腎症となっていること、腎が委縮していることを告げた。しばらく呆然としていたが、その原因は何かとか手術は必要かとかがんではないのかなど、いつくかの質問をしてきた。わかる範囲で答えたが、後腹膜の腫瘍の可能性など、なかなか理解しにくかったかもしれない。今後については僕がさらなる検査のオーダーを行い、それに対応して専門医を紹介するよりも、専門医を受診して検査法を含めて考えてもらうべきと情報提供書をその公立病院の泌尿器科あてに書いた。日常程度の日本語会話はできる。フィリピン人なので通訳を連れてこなければ、診ないなどという返事が返ってこないことを切に願いたい。韓国人女性52歳、胃の調子が悪く、韓国でも内視鏡検査を受けたことがあって、逆流性食道炎と診断されて、プロトンポンプ インヒビターの処方内服でよくなっていたと言う。午後から内視鏡検査を行った。前庭部にタコいぼ状胃炎、胃角部に潰瘍瘢痕、そして十二指腸球部の前後壁に潰瘍瘢痕と霜降り状の多発潰瘍あり。たぶん、十二指腸球部の前後壁のひきつれを見ると、韓国での内視鏡検査のときももしかしたら十二指腸潰瘍ではなかったのかと疑った。それならプロトンポンプ インヒビターの内服で良くなるはずだから。逆流性食道炎の所見は全くなし。韓国ではランソプラゾールを内服していたそうで、同様に処方した。慣れている薬を内服することで精神的にも安心できると思ったので。
  • 2017/8/26 9:00
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