AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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カンボジア人女性23歳、生まれつきの障害があり、いつも車イスで父親が連れてくる。インフルエンザワクチンの接種をしてはいるが、38度すれすれの発熱と咳があるとのことで、検査を行ったら・・・B型インフルエンザだった。父親は予防接種をしておらず、朝から悪寒戦慄、娘さんから感染した可能性が高いと考え、僕にしてはごく珍しく、タミフルの投与を行った。ガーナ人女性35歳、雪がつもりはじめ、クリニックを早く閉めて職員に帰宅してもらおうと思ったころに現れた。市内の別の医療機関を受診したらしいが・・・採血しようと2か所刺されて採血できず・・・僕のところに行けと言われたとのこと。この医師からは何の連絡もなかった。受付で話を聞いたフィリピン人スタッフが高血圧と甲状腺機能が心配と言っていると教えてくれた。雪が心配で早く診察したかったので、カルテを作る前でもいいから診察室に入ってくれるようにと話した。たしかに血圧は160/100、聞くと家系的に糖尿病もあるとのこと、それできっと採血を希望したのだなと思った。たしかに採血しにくそうな静脈だったが、看護師が一発で採血できた。少し気持ちがほぐれたようなところでいろいろと話を聞いたら・・・実はフィリピンの看護学校を卒業してフィリピンの看護師の資格を持っているという。フィリピン人スタッフがフィリピン人だとは気が付かなかったようで、そうとわかってからは笑顔でフィリピン人スタッフとタガログ語で話をしていた。
  • 2018/1/23 9:16
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20日の土曜日は外国人患者が25人、ペルー人男性56歳、高校生の息子がインフルエンザでリレンザで治療してよくなったと思ったら、今度は父親の彼がインフルエンザ、それも息子と同じA型だった。イタリア人男性44歳、通院しているいつもの話ではなく、排便後におしりが痛いとのことで・・・たしか以前におしりを診て内痔核と診断した記憶がある。話が非常に長く、父親がイタリアで医師として働いていて・・・当たり前なのかもしれないが、まずは父親に相談するようだ。日本とイタリアでは薬もちがえば、公的保険の有無もちがう。朝一番にやってきたのだが、彼の話を聞いて入るうちにカルテが10人分も僕の机の上に並んでしまった。痔核の日帰り手術を行っている外科学教室の後輩のクリニックを紹介したのだが・・そこでも問題をおこすのではないかと心配になった。外国人の来院患者を毎日記載したB5のノートもとうとう79冊目になった。僕の外国人医療の歴史のようなものだと思う。今年のお正月に数え年で70歳になってしまった。満なら今度の6月で69歳、いったい何冊目になったら引退できるのだろう?
  • 2018/1/22 9:00
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まるで昨日の続き・・・・カンボジア人男性50歳、風邪症状にて会社からインフルエンザではないことを証明してもらってこいと言われたと・・・熱はないというのだが、額に手をあてると少し熱い。体温計で計測すると37度程度の発熱。インフルエンザの結果は陰性だったが、これ以上体温が上昇した場合はあすにでももう一度来てほしいと頼んでおいた。フィリピン人女性46歳、インフルエンザの予防接種希望で来院。今からでも遅くはないので接種した。アメリカ人男性、先週クラミジアの検査を行ったが、別の医療機関での診断通り、Ig Aが陽性でIgGが陰性だった。過去に感染したことはないが、最近になって感染したということを示しているのだろう。家庭のことも聞いたが、何よりも検査結果が客観的に一番正しいことを示していると思う。韓国人女性42歳、腹痛ありと診療終了まじかに電話がかかってきた。正直、こういう電話は一番困る。なぜって「10分で行きます」と言われても30分もかかることがあり・・・いわゆる時間外であるが、地域で医療を行っていると診療時間を過ぎたからといってもすぐに法に定められた超過料金を請求するわけにもいかず・・・こちらは待っている間も受付事務と看護師の時間外勤務の費用を払わねばならず・・・はっきりいうと明らかに赤字となるからだ。幸いなことに10分程度で現れた。感染性腸炎と診断して内服薬を処方した。
  • 2018/1/20 9:00
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タイ人女性58歳、火曜日から寒気と軽度の体の痛みがあるという。インフルエンザではないという証明を病院でしてもらってきてくれと言われてやってきたとのこと。熱も全くなく、咳も痰もない。インフルエンザの予防接種もしておらず、症状からはどう考えてもインフルエンザとは思えない。そう話しても、会社で検査をしてもらえと言われたとの一点張りで、しなくてもいいという僕の主張とは相いれなかった。本当に本当にやむをえず、行ったが、やはり陰性だった。こういう会社のある意味、身勝手な主張にときどきだが、あまりいい気持ちにはなれないときがある。検査を行うか行わないかは医師の裁量に任せてほしいのだが・・・無駄な検査、無駄な医療費、無駄な時間を使うことになる。そんなところにペルー人女性49歳、前日の午前に36度後半の発熱があったと来院。こちらもインフルエンザの検査を受けて陰性と証明してもらってこいと言われたとのこと。鼻水のみ。体の痛みもなく、頭痛もなく・・・インフルエンザの予防接種をしていないので、どう考えてもインフルエンザとは思えない。書類がどうしても必要とのことで、検査を行ったが、やはり陰性。こういう検査のやり方を「社会的検査適応」とでも言うのだろうか? あまり納得がいかない。
  • 2018/1/19 14:00
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アメリカ人男性59歳、EDの薬の処方を求めて来院。2箱分欲しいと。ところが1箱分しか手持ちがなく、4錠だけまず渡して、土曜日に残りを受け取りに来てもらうこととした。ところが、帰ってから大きなトラブルを見つけることになった。2箱分ともなるとジェネリックでも大きな金額になるので、前回の処方と支払いをチェックしていた事務職員があわててやってきた。彼女のせいではないが、前回来た時に薬の錠数を20錠のところを10錠と打ち間違えていると。カルテには僕の字で20錠とはっきり書いてあった。要するに、薬代を半額しかもらっていなかったことになる。彼としては思ったより安かったので、今回は2箱40錠欲しいと思ったのかもしれない。僕自身の誤りではないとはいえ、クリニックのことは最終責任は自分にあるが・・・まさかこんな「打ちまちがい」などというミスがあるとは・・・土曜日に彼にこの話をしなければならないが、頭が痛くなる。パキスタン人35歳、足に痛みがあり通風ではないかと来院。典型的に痛風の痛みがくる親指の付け根ではないが、否定もできないので、コルヒチンを処方して様子をみることにした。
  • 2018/1/18 9:12
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ペルー人のお子さん18歳、土曜日から高熱が出ていたらしい。呼吸器症状もあり、インフルエンザ検査の結果、B型陽性だった。月曜までがまんせずに休日夜間急患診療所に行ったほうがよかったねと話したら、その存在も知らなかった。コロンビア人の留学生の御嬢さん30歳、半年前ぐらいから左の腰部から左の下腹部が痛いというような話で来院。尿管結石を疑って尿検を行ったが、異常なし。もう少し詳しく症状を尋ねると、臀部から左足にかけて痛みが走るという。すると坐骨神経痛かその手の疾患なのか、そう疑わざるをえず、近くの公立病院のMRI検査を申し込んだ。彼女は検査を受けるだけでいい、MRIは専門医が読影して、結果をこちらに送ってくれるので、彼女は結果をこちらで聞くだけでいいというシステムになっている。痛みは鎮痛剤を急いで飲むほどではないということで、検査結果が出るまで待ってもらうことにした。インド人男性30歳、隣の市の大きな某車関係の会社の研修生とのこと。インドで右の尿管結石の手術を受けているが、最近、同じ側に痛みが軽度にあると来院。インドの病院の診断書と経過報告書を携えていた。こういう文書も慣れない医療機関であれば、「その場で示されてその場で読んで」の対応はむずかしいかもと感じた。とくに患者が多く、混んでいるときにはいやになってしまうのではないだろうか。尿検査で潜血反応はなく、血液検査を行った。胸やけもあるとのことでオメプラゾールを10日分ぐらい処方して様子を教えてもらうことにした。そして尿酸値などみるために採血、あと1か月で帰国とのことなので、緊急でなければ、内視鏡検査などは帰国してからでいいだろうと思う。インドで民間会社の保険に加入していて、医療費請求のための書類が必要と言われたが・・・・再診も必要なので、すべてが終わったらまとめて書くことで了解してもらった。こういう作業も外国人を診察することに慣れていなければ時間のかかる作業かもしれない。ちなみにインドで内視鏡検査を受けるといくらぐらいかかるのか?と訊ねたら、日本円で9千円ぐらいとのこと。インドには公的保険がないはずで、すなわち医療機関によって金額が異なるのだろうが、僕のクリニックのように保険外診療を保険点数10割で算定しているところでは1万500円だったか、それに消費税がかかる程度なので・・・インドの全般的物価を考えたら相当に高い金額なのだろう。
  • 2018/1/16 9:00
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新患のフィリピン人女性29歳、嘔吐、嘔気に下痢。腹鳴が聞こえていたと付いてきたフィリピン人のご主人が教えてくれた。急性感染性胃腸炎と診断した。とくに発熱もなく、腹痛もなく、これなら点滴もせずに内服薬だけでいいだろうとドンペリドンを3日分、ビオスリーを1週間分処方した。ご主人があした飛行機に乗っていいか?あるいは一週間待って自分が帰るときにいっしょに乗った方がいいか?と訊ねるので、あした帰ってもいいと答えた。よく見るとカルテは保険外診療となっている。ご主人を訊ねて日本にやってきたのだろうと想像した。いま、どこに住んでいるのか?とご主人に尋ねると、「base」と答えるので、近くの厚木か座間の基地かと思ったら、静岡県の御殿場の基地だそうで・・・わざわざそこからバスと電車を乗り継いできたらしい。英語が通じる医療機関をインターネットで探して僕のクリニックを見つけたそうだが、遠すぎる。もっと近いところにもあるはず。彼らが帰った後、職員が「フィリピン人がFACE BOOKでやりとりして、タガログ語の通訳がいるうちのクリニックの情報交換をしているらしい、そう話していた」と教えてくれた。
  • 2018/1/15 9:00
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メンタルな問題を抱えたベトナム人男性、午後になって突然現れた。クリニックには1か月に一度、ベトナム人スタッフがやってきて通訳やらいろいろなことをしてくれるのだが・・・彼は確信犯的に、ベトナム人スタッフが来てくれる日にはやってこない。理由は・・・薬をきちんと飲まなくてはいけないとか生活習慣のこととか・・・僕がベトナム人スタッフにお願いして彼に話してもらっていることなどに不満があるからだ。だから彼女のいない日にやってくるのだが・・・日本語があやふやで何を言いたいのか、よくわからないことが多い。昨日はたまたま同じ時間にインドシナ難民として日本に受け入れられた後に帰化して日本国籍となったベトナム人の父親がこどもを小児科に連れて来ていて、この父親が通訳を務めてくれたのでことなきをえた。アメリカ人男性28歳、近隣の市からやってきた。受付ではHIV、梅毒、HBs抗原の即日検査をしてほしいと話しているとのことだったが・・・診察室で話を聞いてみると、昨年はなにかの機会に受けたクラミジア検査の結果が陰性だったのに、今年は陽性となっていて薬を内服したとのこと、パートナーはずっと奥さんしかいないので、再度クラミジアの検査もしてほしいとのことだった。うっかりした発言をしたり、誤解しかねない状況を作ると家庭内問題に発展しかねないので、結果は来週必ず来院して聞いてもらうことにした。
  • 2018/1/13 9:00
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インフルエンザの患者が急増してきた。昨日は小児科を抜いた僕の診療だけで外国人患者が14人、日本人患者も非常に多く、診察終了時にはしばらく呆然としてしまった。ペルー人男性48歳、お子さんがB型インフルエンザで本人は朝から発熱、検査の結果、やはり同じB型インフルエンザ陽性だった。アメリカ人男性27歳、精神的な問題があると来院、米国で使用していた薬を教えてくれた。2種類のうち、ひとつは日本では未承認の薬であった。英語で受診できる精神科の医師を教えてほしいと言うのでの、AMDA国際医療情報センターの相談電話番号を教えてあげたが、電話してくれたかどうか? 日系ブラジル人男性51歳、診察時に先生に相談があると話しているということを聞いて入たので、どんな相談かを訊ねてみたら・・・以前に日本で知り合ったタイ人の恋人がタイに帰国してしまったため、2年前ほどから夏休み、冬休みにタイに出かけているのだが・・・・今回は会社から休みがもらえず、そんな会社ならと1月末でやめることにした、だから2月から無保険になってしまうので3か月分ぐらいの薬を処方してほしいとのことだった。なるほどと思いそうにもなるが、以前に彼に聞いたことがあるが、彼が休みでタイに行くというといつも期間はほぼ3週間から1か月、僕の休みが1週間と話すと「短いね」とちらっと僕の横顔をみながらつぶやく。これだけの期間を休まれたら、常勤職員として雇用し続けるのは中小企業にとっては大変だろうと思う。老婆心ながら彼の今後の生活を心配してしまった。
  • 2018/1/12 9:00
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精神疾患を抱えるアメリカ人女性56歳、また来院。本年に入って診療したのが5日、6日と9日だけなのに・・・3日とも来院。やはり訴えを聞いていても、内容が一貫していない。血圧が高くなり、降圧剤を処方していたのだが、内服すると具合が悪いということで、6日には内服薬を変更した。9日にやってきたときには新しく処方した降圧剤を内服するとがたがたと震えが来ると訴える。本人を前にしばらく考えたが、降圧剤を中止することとした。内服していて最高血圧が150ぐらいあるのだが、やむをえないだろう。訴えのような震えが本当に来るのかどうかはわからないが、どうも心因的な気がしてならない。なのだが、本人が内服したくないものはやめたほうが無難と考えた次第だ。ペルー人男性38歳、2日前より発熱と体の痛み、そして咳や痰、インフルエンザ検査を行ったところ、B型インフルエンザ陽性だった。仕事場に話してほしいというので、彼が自分のスマホでかけた仕事先の上司という日本人に、電話を代ってもらって伝えた。本格的なインフルエンザ流行期間に突入した気がする。
  • 2018/1/11 9:00
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