AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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フィリピン人女性49歳、日本の公的保険に加入していないので理由を尋ねたところ、フィリピンから親族を訪ねてやってきての旅行中とのこと、下顎に大きな発赤と周囲に水泡があり、その部分の皮膚が固く腫脹している。もしや、単純性疱疹かとも思ったが、そうではなく、単純な細菌感染と考えた。数日前に小さな発赤があり、温めていたと話してくれた。細菌感染なのだから、温めたら悪くなるよと言うと、驚いたような反応があった。感染症を併発しやすい糖尿病があるのかどうか、家族を含めて尋ねたが、いないとのことだった。抗生剤を処方し、冷やすように指示をした。スリランカ人女性38歳、先週、二人のお子さんが二人ともインフルエンザA型で、本人も前日から風邪症状とのことで来院。ただインフルエンザにしては高熱はなく、体の痛みもなく・・・念のために行ったインフルエンザ検査は陰性だった。きょうは夕方の4時で診療を切り上げ、午後5時から県医師会で会長会、その後、県医師連盟理事会、ホテルに移動して相模医師会連合会の定例代議員会、さらにその懇親会、長い一日になりそうだ。
  • 2018/5/24 9:14
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ドイツ人のお嬢ちゃん、3日前に小児科の診察を終えて、クリニックの外に出たところではしゃぎすぎて道路際のコンクリートに額をぶつけて大泣き、クリニックに戻ることになってしまった。拝見したところ、少し切れており、ぶつけたところが少しへこんでいた。縫合しようかどうか悩んだ末に、ステリテープで留めて様子をみることにしたのだが・・・きのう見たところ、創はまだ部分的に開いてはいたが、へこみはどうやら下から組織があがってきて消失しているようであった。小さいお子さん、ましてや女の子の顔や額の傷は気をつかう。縫合すると縫合糸の穴が目立つこともあるし、ご家族の心配も強い。次は4日後に診察してほしい旨、告げて終わりとした。縫合はやろうと思えばいつでもできるし、痛くないほうがいいに決まっている。お嬢ちゃん、僕の心の中の小さな悩みなど知ろうはずもなく、診察室を出て行くときに「いぇい」とハイタッチ、笑顔でバイバイして行った。
  • 2018/5/22 9:00
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ペルー人男性59歳、先週痛風発作で来院。コルヒチンを処方、痛みはほぼ取れた。引き続き減量して1週間分だけ処方、尿酸値など採血した。ペルー人一家、隣のA市から来院。
診察室に入って来るなり、孫娘29歳に「せんせい、ひさしぶり」と満面の笑みでハグされた。もう10年近く前になるだろうか、この女性と母親の体やメンタルのことで随分相談にのったり、時間をとられたことを思い出した。今回、この女性からみて73歳の日系2世の祖父と母親48歳といっしょに来院。母親48歳女性はA市の大腸がん検診で2日間便潜血反応で1日だけ陽性となっていて、孫娘が質問するには「もう1回同じ検査をしたほうがいいと思うけど、どうでしょうか?」と。この検査は検診の約束事の中で一日でも陽性であれば精密検査である大腸内視鏡に進むことになっていると話した。小さな大腸がんであれば、1日だけ陽性ということも十分にありえるからと続けたら、納得してくれた。祖父にあたる73歳男性については高血圧があり、近くの医療機関を受診しているが、スペイン語が全く通じないので、僕のところで診てほしいとのこと、僕程度のスペイン語でいいのか?と訊ねると、OKとのことなので了解した。A市はあまり医療機関が多いところではなく、大和市の僕のクリニックでも市の枠を超えて、特定健診やがん検診、各種予防接種を助成付きで受けることができる。これを伝えたら、すごく安堵しているようだった。こういう情報は市民には市の広報などで情報提供されているはずなのだが、日本語が読めない人たちには伝わりにくいのだろう。役所の人たちはそういう事実をどのように考えているのだろう?
  • 2018/5/21 9:00
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カンボジア人女性79歳、高血圧で長期通院中、長男のベトナム人の嫁が脳出血で倒れて左の片麻痺が残っていて、リハビリをしてはいるが、下肢の麻痺のほうが深刻であるとのこと。ベトナムの家族に仕送りをするどころか、働くことさえできないと嘆いていた。彼女たちのインドシナ難民としてすでに30年以上、日本に住んでいるので、健康を保持することの重要さを知っている。ところが、ベトナムから嫁いできた長男の嫁は、ベトナムの家族の中に脳梗塞や高血圧の人が複数いて、本人も職場の健診で高血圧を指摘されていたというのに、ほとんど医療機関を受診したことがない。お金を稼ぐことに専念してしまった結果ともいえるだろう。「ちゃんと病院に行ってたらよかったのにねえ」と言い残して帰って行った。同じくカンボジア人女性61歳、インドシナ難民として日本に受け入れられて彼女もはや32年、カンボジア国境に隣接したタイのサケオ県カオイダンの難民キャンプにいるころから下血がひどく、来日後、僕が潰瘍性大腸炎と診断して治療を開始して以来の仲だ。いまは病状は非常に落ち着いている。長女と次女が同時に妊娠したそうで、とても喜んでいた。帰りがけに「ひとつ、心配がある。聞いてもいい?」と言い出した。いいよと言うと、「次の1月で定年で会社をやめる。保険証も返さなければいけないと言われた。保険がなくなったら、どうしよう?」と真剣な顔つきで僕の顔を覗き込む。社会保険をやめたら国民健康保険に加入することになるので、保険証が替わるだけ、無保険にはならないよと説明した。32年も日本に住んで、すでに帰化して18年ぐらい、それでもこういうことはわからないのだろう。フィリピン人女性44歳、高血圧とてんかんがある。きちんきちんと内服してくれるためか、ずっと状態は落ち着いている。最近、おなかが出てきた。太ると血圧があがりかねないので、注意をしたところ「日本のコメがおいしくてとまらないの」と教えてくれた。そういえば、フィリピン人の人たちから、日本のコメがおいしい、甘い、だからコメだけでおなかいっぱいになるまで食べると聞いたことが何回もある。
  • 2018/5/19 9:00
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ベトナム人男性79歳、めまいと吐き気で来院。血圧も高くなく、まずはめまいと吐き気を抑える薬を処方した。1年前にA型肝炎抗体を調べていて、その後来院していないのに気がついたので、陽性だという結果について話した。僕の感想だが、南米やアジアの国々の出身者で軽度にS-GPTが上昇しているケース、調べてみるとそのほとんどがHA抗体陽性だ。ほかに理由が考えられない場合はA型肝炎で一度S-GPTが上昇し、治癒しても完全にはS-GPTが正常範囲まで下がっていないということなのだろう。肝機能そのものに障害が残っているということではないと思う。夕方になって甲状腺機能亢進症で拝見しているインドネシア人女性から電話が入った。事務スタッフが話したことが、スタッフにはよくわからなかったようだが、直接話してみたらこういうことだった。昨日からイスラムの断食が始まった。薬の飲み方もそれで変更したのだが、なんだか変な気がする。こういう飲み方でもいいですか?と。イスラムの断食であるラマダンにおいても、病気の治療などでやむをえない場合はラマダンを行わなくてもよいと聞いて入たので少し驚いた。もともと一日2回食後に内服と指導しているので、食事をせずに内服してもよいものかと思ったようだ。
  • 2018/5/18 9:00
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先日、スリランカから帰国した直後に39度近い高熱と激しい頭痛でやってきた同国の男性、白血球数もCRPも「激しく」増加しており、細菌性髄膜炎の可能性も考え、土曜であったが、近くの公立病院にお願いしたのだが・・・担当医から返事が来た。溶連菌による急性咽頭炎で入院はしなかったとのことだった。咽頭痛は全く訴えていなかった記憶があるが・・・どうして溶連菌を疑ったのか、ぜひ教えてほしいと思った。ペルー人男性57歳、痛風発作がおきた。足をひきずるように診察室に入ってきた。コルヒチンを処方し、内服のしかたを注意深く話した。韓国人女性42歳、腹痛がよくならないと・・・過敏性腸症候群の疑いが強いと話したのだが・・・毎日、仕事の関係でお酒を飲んでいると・・これではよくならないと話すと、「でもお酒を飲まないと仕事ができない」と返してくる。お酒に似た色のお茶でも飲んでいたらとアドバイスした。たぶん本人が酒好きなのだろう。
 日本医師会雑誌の来年3月号の「外国人医療」の特集号の内容について編集・監修のとりまとめをなさっている先生より最終原案の提示があった。僕も編集・監修を仰せつかっているのだが、この先生がすべてをしてくださって本当に申し訳ないと思う。最終案では僕は巻頭言と開業医の立場からの原稿、そして外国人医療をめぐる座談会への参加ということになった。がんばって渾身の気持ちで臨まなくては。
  • 2018/5/17 9:00
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フィリピン人男性32歳、フィリピン人スタッフを通じて12日の土曜日に就労のための健康診断の予約が入っていたのに現れず・・昨日の9時半ごろやってきた。もちろん検診は終えたが、診察室で一言彼に話した。日本にやってきたのは2か月前で、日本語は全く話せない。話した内容は・・・もし大きな病院で検診を予約していて、予約日に連絡なく現れず、数日後に検診目的でその病院を訪れても、検診を行ってもらうことはできない可能性が高い。いや小さなクリニックでも、もっといえば医療機関に限らず、日本ではそういう「ルーズさ」は社会的に通用しない。もしあなたがこれから日本に長く住むというなら、日本の社会習慣も知っておいたほうがよいだろう。もし予約日に行けないとわかったら、連絡を入れる、そしてあらたに別に予約をとりたい日があれば、そこで入れる。なぜなら別の人たちの予約ですでに予約が入れられない状態の日があるわけで、その日に来られても対応してあげたくてもできない時がある。・・・と当たり前のことだけ話した。フィリピン人女性53歳、フィリピンへの一時帰国から戻ってきて来院、日焼けがすごい。おまけに太っている。なかなか来れないという本人の希望で例外的に降圧剤を3か月処方していた。帰国してもとの会社に雇ってもらおうと訪ねたところ、働いてもいいという医師の診断書を持ってきてくれと言われたそうだ。血圧を測定したところ、降圧剤を内服しているにもかかわらず、160/100といつもよりかなら高い。やむをえず、降圧剤を変更することにしたが、前回3か月処方したためにまだ1か月分、現在の薬があるはず。1か月分が二重処方になってしまう。これでは医療費の無駄と薬の無駄だ。何か月かに1回の受診では本人は単に医療費が安くなり、医療機関を受診する手間も省けてよいかもしれないが、医師の目からはこの間、変化があった場合の対応が遅れる可能性が高く、怖い。本人に話して以後は例外的長期処方はやめることにし、今回は新たな処方をまずは2週間分だけ行った。ところでフィリピン人だけでなく、南米の人もタイ人もベトナム人も一時帰国するとなると、月単位で行ってしまう人が多い。自営業ならともかく、会社勤めなら会社側からみたら極めて困った人たちになってしまうのではないかと思う。その間の人のやりくりは並大抵ではないだろう。するとこの女性のように一回仕事場をやめて行くことになる。帰って来てからまた仕事探し・・・これでは生活がなかなか安定しないだろうと他人事ながら心配になる。それに企業が外国人を雇用することに躊躇するのではないかとこちらも心配になる。
  • 2018/5/15 9:00
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スリランカ人男性38歳、39度の高熱と激しい頭痛で来院。2日前にスリランカから帰国したとのこと。スリランカにいる5月2日ごろより37度台の発熱があったらしい。前日、仕事から帰ってきてだるさを自覚、夜中と早朝に2回嘔吐、そして発熱とはげしい頭痛、下痢はなく、咳、痰があるとはいうものの、僕の前では咳も痰も出ていない。緊急で血液検査をしてみたところ、白血球数15600、CRP11.2といずれも高値で、細菌感染を強く疑う。胸部レントゲン写真を撮影するも異常なく、胸の音もきれい。近くの公立小学校でインフルエンザの集団感染がまだあり、おとなにも感染が広がっているので、念のために行ったインフルエンザ検査も陰性だった。それでもベッドに休んでもらうと頭を抱えるぐらいに痛がる。髄膜炎も否定できないし、その原因として輸入感染症も否定できないので、近くの公立病院に連絡して入院させていただいた。こういうケース、いつも思うのだが、輸入感染症については正確な情報がえられる手段が欲しい。ペルー人女性63歳、先日、前胸部に縦長の痛み、不快感があると来院。下端がみぞおちに達していたので逆流性食道炎を疑ってオメプラゾールを処方したのだが・・・内視鏡検査にやってきた。挿入してみると逆流性食道炎の所見はまったくなく、その原因の食道裂孔ヘルニアもない。胃も十二指腸も異状なし、その後行ったエコー検査で胆嚢にも異常なく、心電図も異状なし。症状はオメプラゾールで少しは良くなっているが、完全に消失はしていないとのこと。これ以上の検査がすぐに必要とは思えず、オメプラゾールの内服でしばらく様子をみることとした。
  • 2018/5/14 9:00
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ベトナム人女性81歳、インドシナ難民として日本にやってきて30年近く、言葉がやはり不自由、日本語では難しいことは理解できない。今まで住居の近くで診てもらっていた医療機関が突然廃院になったとのことで来院。こういう人がいて近々にクリニックにやってくるということは月1回来てくれるベトナム人スタッフからきいていたので、あまりあわてなかった。やたらと薬が多く、少し整理をさせてもらった。ジェネリックが処方されていて、こちらでもジェネリックを処方すると薬の名前、シートの色、薬剤の色など異なるかもしれない。するとちがう薬が出ていると心配になる人がいるので、ベトナム人スタッフに電話で通訳してもらった。インドシナ難民といえば、数日前、インドシナ難民として日本にやってきた女性から電話があった。彼女はタイの難民キャンプで生まれて、日本にやってきた時が3歳ぐらいだと思う。近くの市立病院の外科に勤務してインドシナ難民定住促進センターの嘱託医を兼任していた僕が彼女の母親の消化器疾患を診察して以来、ずっとの「つきあい」となった。開業してからは風邪をひいたと言っては姉といっしょに母親に連れられてやってきた。中学校に進学したときも県立高校に進学したときもよく覚えているし、進路の相談をされたこともあった。医療系に進み、病院勤めを始めた時は堅実な道を選んでくれたと喜んだ。数年前に日本人男性と結婚、式の彼女の側の主賓が僕だった。結婚後、体のことで相談を受けたことがあり、僕の紹介で受診した婦人科で卵巣の内視鏡手術を受けたこともあった。妊娠はするが、初期のうちに流産となったことが何回かあることは聞かされて知っていた。彼女も、もうあかちゃんはあきらめようか?と思っていたというが・・・「先生、あかちゃんできました」と聞いたとき、僕もうれしさで感動した。もう妊娠5か月になるそうで、どうして今まで教えてくれなかったの?と訊ねると、また流産してしまったらと思い、安定期に入るまで僕への連絡を控えていたとのことだった。あの目がキラキラしていたDちゃんがお母さんになる、感無量。
  • 2018/5/12 9:00
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いつも午前7時前にはクリニックにやってきて行政や医療機関などからの郵便物の整理をし、経営者としての経理の仕事をし、このブログを書き、メールのチェックをして8時50分から診察を開始する。8時近くになると早番の職員がやってくる。昨日の朝、やってきた職員がクリニックの前に男性がひとり立っていて、患者ではないようだったので話しかけたらアルゼンチンから来た○○です、先生に伝えてくれと言われたとのこと。なんと一週間ぐらい前にアルゼンチンから電話してきた旧知の医師だ。彼は日本で生まれて、幼稚園ぐらいのときに両親に連れられてパラグァイへ移住、隣国アルゼンチンで医師になり、日系の医師を招いて日本で研修してもらうJAICAのプロジェクトで日本にやってきて、僕の所属していた外科学教室で外科と内視鏡のトレーニングを受けていた。胃班あずかりとなったため、僕としばらく寝食をともにしたことがある。先週、奥様の健康に重大な問題があることがわかって電話をかけてきた。しばらく連絡がなかったのでその時も非常に驚いたが、何も言わずに地球の裏からやってきたことにはるかに驚いた。彼も奥様も日本の国籍は残っているそうで、お子さんも日本で働いているそうなので、日本での治療の可能性を考えたとのことだった。幸いなことに車で30分程度のところに奥様の病気の専門医で大学の外科学教室の先輩がオーナー院長を務める病院があるので、そちらを紹介して行ってもらった。これからのことを考えると胸が重くなった。スリランカ人の7歳のお嬢ちゃん、右の下腿に大きないぼがある。いくつかの治療法について母親と話し合ったのだが、1回で終わる治療を望みたいということなので、外科的に小手術で切除することにした。皮膚に麻酔のクリームを塗り、効いたと思われるころになり、極細の針を使って局所麻酔を打ち、切除して縫合、ごく短時間で終わったが、感心なことに泣きも暴れもしなかった。
  • 2018/5/11 9:00
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