AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2018 12月 » »
25 26 27 28 29 30 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 1 2 3 4 5
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

最新エントリー

 あれほど太ってはいけないと話していたのに・・・日系のアルゼンチンの男性、きょうから生保になってしまった。膝が痛くて働けないと言うが、さもありなん。ものすごい太鼓腹。体重の増加が膝にかかって膝が悲鳴をあげている。歩き方を診ていると股が開いてつらそう。体重を減らすためには運動をと話しても、今から運動すると逆に膝に負担がかかる。するともっと痛めるだろう。こうして「寝たきり老人」の準備段階のできあがりである。これでは故国に帰っても働けず、却って日本にいて生活保護を受けていたほうが彼にとってはいいかもしれない。あれほど注意していたのに・・
 ところでフィリピン人の女性患者が、聞きたいことがあるというので何?と言ったら在留資格の話だった。日本人のだんなと別れて、こどもを引き取りたいらしい。こどもは日本国籍だそうで、そうなら離婚して彼女が保護者になるのなら離婚しても彼女自身、日本にいられるし、何よりよく聞くとすでに永住資格を持っているとのこと。離婚すると永住資格をはく奪されると思い込んでいる。入管関係の相談センターを調べて電話番号を教えてあげたが、不思議にタガログ語対応日というのはあまりない。たぶんフィリピン人は英語ができると考えてのことだと思うが・・・彼女に限らないが、英語がへた、あるいは話せないと言うフィリピン人も少なからずいる。と言って日本語も中途半端。やはりタガログ語対応が必要なのではないだろうか。まあこういう話、いろいろな思惑がからみあってのことなので深入りはしないようにしている。離婚して母国に戻り、母国の男性と結婚していっしょに再来日、愛があっての結婚ならそれはそれでいいが、「私と結婚したら日本に行って合法的に働けるよ、だから○○万円払いなさい」という結婚も現実にある。○○円とはいくらかというと僕が今まで聞いた中で一番高いのは300万だ。
  • 2012/4/6 18:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1368)
木曜日で近隣のクリニックの休診日にあたるためか、ものすごい患者の数。午後になって驚いたことにA型インフルエンザの人がいた。今年は4月になってまだインフルエンザの人がちらほらいらっしゃる。昼近くになって横浜からフィリピン人男性がやってきた。保険もなく、時々動悸がして体調が悪いと訴える。まだ30台のはじめ。血圧は初めこそ150近かったが、何回か計測しているうちに130以下となった。心電図では多発性の心室性期外収縮。心音を聞くとたしかに不整脈が強い。たぶんこの人は薬剤療法が必要だ。処方は行ったが、それでも通院してくれないと、継続的に診ていかないといけないだろう。横浜から定期的にやってきてくれるかというとはなはだ疑問だ。横浜も広いが横浜駅から相模鉄道で大和駅まで20分もかかる。睡眠不足もあるらしい。僕のクリニックは自由診療なら保険点数の10割だが、市立病院にしても個人の医療機関でも15割のところが多い。居住地の近くの専門医を紹介したいが、日本語はからっきし話せず、保険もないとなると前記の理由で医療費も気になる。英語も話せるようだが、フィリピン人スタッフとのタガログ語のほうがスムースにわかるようだ。いろいろな負の要素がからみあって、継続治療のできない外国人医療の典型だ。こういうケース、もし不測の事態でもおこったらどうしようと思う。それでも本人が専門医に行きたがらない。今回だけは2週間後にやってくると約束してくれたが、どうだろう?
  • 2012/4/5 15:27
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1452)
きょうは午後から春の嵐と言うか、台風並みの嵐になるらしい。朝から羽田発の飛行機は欠航、テレビでは都心の企業では帰れる人は早く帰るようにと上からの指令が出ているそうだ。天気予報によるとこちらは夕方から「早い夜」の時間帯まで暴風雨が予想されている。なのに・・5時に仕事を終えて5時半から医師会の入っている建物で2つの面談、そして7時半から医師会の理事会、きょうはあまり議事も多くはなく、きっと8時半には終わるだろう。暴風雨の中、帰るのだろうか。こんな天気なのにこういう日はそれなりに外国人が多い。「現場」で働いている人、解体業、そういう「天気に仕事が左右される」人たちだ。あのニッカボッカみたいな服装でやってくる。定期的に生活習慣病でやってくる人のほかに、彼らに連れられてやってきたフィリピン人、みな緊急性のある病気ではなくて、「時間ができたのでずっと悩んでいました」式の疾患が多い。それだけにはっきりと○○病ですと診断できないような訴えが多い。体に異変を感じていても、休みを取ると首にされてしまうような職場で仕事をしている。きょう来た人達にはがん検診や特定健診の話をしておいた。
  • 2012/4/3 14:05
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1458)
4月2日新年度、市役所から配置換えになったので挨拶したいと電話があるが、お断りした。いずれ検案があればお会いしなければならないだろうし、お互い、忙しい身、こういう挨拶は省いてもいいだろう。第一、診察を待っている患者さんを押しのけてこういう方々が診察室に入って来ると患者さんが不審に思うにちがいない。午後になってやってきたペルー人のお母さん、日頃は高血圧で診ているのだが、今回は咳と鼻水もあり、頭痛もするという。よくよく聞くと息子さんが先週水曜日からB型インフルエンザだったとのこと、鼻から検査をしたら・・・やはりB型インフルエンザだった。そういえば4月1日からインフルエンザに罹った場合、厚労省の指示で今までは「熱が下がってから2日間は外出してはいけない」ということだったが、乳幼児を除くと「最初に症状が出てから5日間なおかつ解熱してから2日間」は外出禁止というか就労、就学禁止になった。こういうことが3月31日までは・・・で4月1日からは・・・というのがいかにも科学的ではなくてお役所仕事らしい。
  • 2012/4/2 15:38
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1450)
危ない話。久しぶりにやってきたフィリピン人男性52歳、高血圧の治療などしていて・・咳が出るから咳止めが欲しいと言いだした。風邪かなあと思いながら、いろいろと聞いているうちにいわゆる花粉症があることがわかった。花粉症のせいなのかとも思ったが、薬を飲んでいるから平気と言う。以前にどこからかもらっておいた薬を飲むとすぐに良くなるから・・と言うので薬の名前を聞いたら・・セレスタミンとのこと。この1カ月ぐらいは飲み続けているらしい。飲めばすぐによくなるよ、すごくいい薬とうれしそう。それで納得した、このところ体重が6キロも増えたという事実。セレスタミンにはステロイドが含まれていて、それがほかのアレルギー用の抗ヒスタミン剤とは決定的に違うところだ。だから長期に使うとステロイドの副作用がでかねない。骨がもろくなったり、感染に弱くなったり、ムーンフェイスと言って顔が丸くなるし、体重も増える。通常はステロイドは副腎皮質ホルモンと呼ばれるだけあって副腎から出てくる。ところが副腎は怠けもので、自分が働かなくても外から副腎皮質ホルモンが入って来ると休眠状態になってしまう。その状態で突然副腎ホルモンの薬、すなわちステロイド剤をやめると人間の体の中にはステロイドホルモンがなくなってしまい、ショックに陥ることさえある。このようにステロイド剤というものは「きわめてよく効く」けど、使用方法をまちがうと「危険な」薬なのだ。
少なくともセレスタミンは花粉症の場合、「最初に」使うべき薬じゃない。きょう、彼にはしっかりとこの話をしておいた。中には小児科のこどもさんにこのセレスタミンを長期投与する医師もいるらしい。困ったことだ。
  • 2012/3/31 11:30
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (2005)
関西センターに寄せられた相談の中に台湾からのツアーに参加している人が体調不良となり、病院に連れて行ったら血圧が200以上もあった。そのまま旅行を続けたら倒れてしまい、入院して意識がないというようなものがあった。たぶん脳血管障害をひきおこしたのだろう。こうなってからでは遅い。よく東名高速を走っていると、台湾か中国からの観光客を乗せたと思われる遠方のナンバーを付けたバスがひた走っている。いわゆる弾丸ツアーなのだろう。旅行社も参加者もぜひ体調管理に気をつけてもらいたい。
 今年度もきょうとあすだけ。今回は4月1日から診療報酬点数の改定がある。いつも厚労省から発表になるのがぎりぎりの一週間前ぐらい。医師会でその改正点について説明会があったのが26日、そしてこの数日でパソコンの中の品番、点数など入れ替えなければならないし、その前に自分のクリニックでどの品番を使うか、使わないかをチェックしなければならない。時間が限られた、しかも膨大な仕事量だ。厚労省による指導で医療機関の窓口やレセプト業務の電算化は一気に進んでいるが、パソコンも自分ひとりでここまではやってくれる能力がない。事務員が一人か二人という小さなクリニックでは本当に大変だろう。こんな努力があつて日本の保険制度が成り立っていると言ったら言い過ぎだろうか。
  • 2012/3/30 9:08
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1634)
昨日の休診日、あいち医療通訳システム運用開始セミナーで講演させていただいて帰って来た。会場のホテルの部屋には100人を超える方が来てくださった。講演の冒頭、職種を尋ねたら、医師はひとり、ソーシャルワーカーなどが数人、ほとんどは医療通訳を現在なさっている人または志望者であった。外国人に適切な医療を受けてもらう、そのシステムづくりには通訳だけでなく、医療機関側の理解が絶対的に欠かせない。自分自身が医師で、このような活動を23年も行ってきて骨身にしみていることだ。だからこそ、実際に受け入れる、診療する側の人間が「音なしの構え」というのは不安材料だ。いま、気持ちに燃えている通訳希望者を無力感に突き落とさないためにもソーシャルワーカーを院内で孤立させないためにも、本当の運用開始の前に再度、医療機関側の理解を求める必要があるだろう。昨日、聞くところによるとこのシステム、民間会社に委託しての有料だそうだ。数年間は実証実験のようなものらしく、いずれ県は手をひくのだろう。その際には民間会社は利益を出しながらこのシステムを運用しなければならない。厳しい現実があるような気もしてならない。このシステム、ごく簡単に言えば、医療通訳を有料派遣してほしい医療機関を会員制にして募集するわけだが、もし応募してくる医療機関があるなら、その応募の際に医療機関側で外国人を受け入れるにあたっての勉強会を開催するなど、医療機関としての意思統一をしておかないとただ受け入れて混乱に終わることになりかねないことを強く懸念するしだいだ。
  • 2012/3/29 9:02
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1624)
午後になって急に暖かくなってきた。そのせいか、午前中、ゆったりしていた外来が午後になって長いカルテの列になってしまった。外国人も同様、ペルー人、タイ人、フィリピン人、韓国人、中国人、ベトナム人・・・フィリピン人の男性、突然やってきて昨年と同じ健診をしてほしい、何も食べていないと・・・ほかの患者さんのことや混み具合などこちらの都合もあるのだが、健診、受けてしまった。帰りに結果は奥さんが取りに来ると言うので、「奥さんに言っちゃいけないこと、教えてね」と冗談ぽくつづけたら・・「ドク、だめよ、余計なこと話しちゃ。話しちゃだめだよ」と笑って出て行った。憎めない性格。
きょうは終わったらすぐに名古屋へ、東名を愛車でひた走るつもり。あすは名古屋で講演会。
  • 2012/3/27 16:36
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1538)
 きのう書いた話じゃないけど、福祉政策が充実してくると、もしかしたら悪用しているのかなというケースも明らかに増えてくる。これは日本人も外国人も同じ。子供たちが保育園に入ろうかというころ、横浜市に住んでいた。共働きだったため、保育園の申し込みに行ったら収入が多いと言う理由で待機のリストの一番後ろにまわされた。夜中まで必死に働いていてなぜこのような扱いを受けるのかが到底理解できなかったし、今でも理解できない。真の意味の平等とは何なのか?どういうことなのか? いつも考えさせられる。もうひとり頭が痛いのがラオス人の若い男性、頭痛の症状がとらえどころがなく、基幹病院の専門医も僕と同じ診断、片頭痛の予防薬といわれるものを処方してもどれを飲んでも眠いといい、眠いから軽作業もできないという。とうとう内服を中止。それでも働けない。片頭痛の場合、たしかにその時はとてもじゃないが働けない。それで仮病とまちがわれることさえある。強く疑っている群発性頭痛については発作がおこると2週間から3週間、毎日頭痛が続くことがあり、たしかに働きにくいが一度発作が治まると、そうそう短期間には再発作はおこらない。これらを考えるとやはり彼の場合、どうして?という疑問符がつきまとう。けっきょく活保護が続いている。専門医から僕のところに戻ってきてしまったのも、僕が甘いからなのかもしれない。幼いころから知っている彼だけに心配になる。
 きょうは午後から県庁でかながわレッドリボン賞の授賞式、夜は診療報酬点数改正説明会。
  • 2012/3/26 10:08
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1747)
きょうになってようやく体調がもとに戻った。きのう、久しぶりにやってきた中国人女性、
息子さんが会社に就職するための健康診断の予約をするためにやってきた。すごく上機嫌で「息子は夫と上海に行き、サウナで夫の足につまずついて転んで骨折した。私は香港に食べに行ってきた」と話す。彼女が帰った後、僕に付いている看護師が「先生、あの人、ひとり親でしょ、たしかそうよ」と言う。カルテを出してみたらたしかに「ひとり親」になっている。「ひとり親」とは父親か母親だけで子供を育てていると費用が優遇される制度だ。うーん、どう考えたらいいのか? 彼女がうっかりしゃべってしまったのか?それともいつもは「夫」だけ中国に残っているのか、あるいは「夫」という名前の親しい人なのか?
どうも最後のパターンではないと思う。なんと言っていいのだろう?
  • 2012/3/25 10:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1717)