AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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連休などあるといつのまにか一週おきに混んだり、混まなかったりする。今週は混まない週のはずだったのに、朝からてんてこ舞い。特定健診を予約なしでやってくる人、これは食べていないのでかわいそうでつい受けてしまう。最初にやってきたのが中国人の女性、受けてしまった。こうやって健診が多いというのに胃がん検診で内視鏡予約の人がふたり、本当に具合が悪い人は予約の人とはちがってお待たせすることができず、朝8時すぎからひとり内視鏡を施行。さらにいつも別のことで拝見している患者が「昨晩は胃のあたりが痛くて背中も痛かった」とおっしゃるのであわてて11時から内視鏡、午前中4件目。けっきょく十二指腸潰瘍だった。検査を急いでよかった。フィリピン人男性、ふたり。ひとりは車で1時間以上かけてやってきた。高血圧なのに2月から内服していない。めまい、頭痛があると言って日本人の親方が心配してついてきた。こんなになるなら僕のところまで来ずに近くで診てもらいなさい」と話したが、ちゃんと来ますと言う。この言葉ははっきり信用できないので、こういう事情なのでやむをえず、2ヶ月分処方しておいた。なにか変わったことがあったらすぐに電話してくれるよう、話しておいた。もうひとりは道路工事が仕事。雨が降って仕事が休みになってやってきた。やれやれと思っていたらいつも往診に行く83歳の日本人の方の奥様から電話、きのうから胸苦しいので診てほしいとしいとのこと、狭心症であったら大変と思い、救急車ですぐに近くの公立病院に行くようにと話しても僕が来てくれてからとおっしゃる。往診してくれということだ。腰痛がひどく寝たきりになってしまったとのこと、つい先日までは歩行器で歩けたのに。急に往診してくれと頼まれても、12時までは患者がいるので行けず、けっきょく12時になって飛び出して行ってきた。高血圧が悪化していた。これだから一か月に一回の往診で様子を見るのはこの年齢の方では怖い。まったく起き上がれない様子で整形外科の医師と今後について話し合いをしなければならず、また介護保険の意見書も書きなおさなければならず、午後から奥様に来ていただいてこれからは2週に一回のペースで往診させていただくことにしてもらった。けっきょく昼のごはん、2分ぐらいで食べたと思う。食べたというより飲み込んだというべきだろう。きっと体によくない。
  • 2012/7/12 14:51
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テレビニュースの報道によると新しい在留管理制度がスタートした昨日、入国管理事務所に赴いて手続きをし、これで日本への出入国が簡単になると喜ぶ人たちがいる一方、新しい管理制度では不法滞在者が切り捨てられるとデモをしている人たちもいるそうだ。やはり今回の新しい在留カードは不法滞在者には適用されないらしい。僕のきのうの考え通り、今までは不法滞在者にも外国人登録証を発行したがゆえに、地方自治体である市町村の正式な住民として受けることができたこどもの予防接種、おとなのがん検診は額面通りなら受けられなくなる。さらに不法滞在者の子弟でも公立学校で義務教育が受けられたのが受けられなくなる。とくに医療に関してはどうしたらよいのか自治体の中には不安が膨らんでおり、厚労省では人権に配慮してやるようにと言っているらしい。ではこの新しい在留管理制度はどうして必要だったのだろう? ただ出入国を簡便にするためだったのだろうか?
そうじゃないだろう。だれがどう考えても「今まで不法滞在でも外国人登録を発行する市町村が圧倒的に多く、国レベルでは不法滞在なのに地方自治体レベルでは正式な住民となっている」という二重構造をなんとかしようと思ったからではないのか? その背景には不法滞在は国内の犯罪の温床になっているという認識があったはずだ。ここで再度、新しい在留カードを不法滞在者にも発行するとか、新しい在留カードがなくても今まで外国人登録証を持っていたら受けられたサービスをそのまま受けられるとしたら、改正のために莫大なお金と時間と人力をかけて今回の改正の意味は何だったのかと法務省に問いたい。要するにこれぐらいの大きな改正をするなら不法滞在者叩きだとかいろいろと言われることを覚悟して肝をすえてやれと言いたいのだ。この国では思想性が薄いというか、非難されるとすぐに日和ってしまう政治家や政策が多い気がする。だから正義や民意が我にありと思い込めば実行のためには超法規的措置も辞さない大阪市の橋下市長に一定の支持が集まるのだろう。きのうのどたばた騒ぎを見ていてあほらしくなったのは僕だけだろうか。どうでもいいが、現場である医療機関が判断に困って四苦八苦するような状況だけは作らないでほしいものだ。
  • 2012/7/10 9:01
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朝一番、こどもの泣き声。フィリピン人の男子児童、朝、かんづめを開けようとしてふたで指を切ってしまったらしい。自分の血を見て気持ち悪くなり、吐いてもしまった。父親がついてきた。高血圧で診ている患者だが、日本の保険にも加入しているということは合法滞在しているということ。どんな仕事をしているのかと不思議に思っていたが、ペンキ屋さんだった。日本人の親方も付き添って来た。ペンギ屋さんだということはわかったけど、次の「不思議」はどうして合法滞在になっているのかということ。いろいろとケースを頭の中で考えてみたが、わからない。肉体労働を許されて来日できる日系人ではないし・・・フィリピン人でも父親が沖縄などという日系人はよくいる。その昔、第二次大戦が終わるまではミンダナオのダバオ近辺には伐採業に従事する日本人がたくさんいて、フィリピン人女性と結婚していたらしい。まあこんなこと、考えてもしょうがないかも。
きょうは戦後ずっと続いていた外国人登録法が終わって新たな制度が始まった日。外国人登録証ではなく、きょうから外国人も住民登録ができ、住民票が発行される。市町村役場で発行されるのだが、たぶん管理は国で一元管理するのだろう。そうするときのうまでのように不法滞在の人に外国人登録証が出る、すなわち国レベルでは不法滞在なのに、市町村レベルではその自治体の住民であるという二重構造がなくなることになる。これは原則いいことだと思う。外交という国の根源にかかわることが国と地方で対応がちがうなど主権国家とは思えない。ただ今まで市町村自治体の住民として受けることのできた成人のがん検診や小児の無料予防接種が受けられなくなる。
  • 2012/7/9 16:00
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 きょうはちょっといやなこと、あった。先月、隣の綾瀬市の特定健診をおこなったタイ人女性、結果を聞きにやってきた。ところが特定健診を行ったときにいっしょにB型肝炎、C型肝炎の検査も行ったのに、これについての市役所からの承諾書にサインをもらうのと同書に書かれていた問診に回答を書いてもらうのを僕のクリニックの事務サイドで忘れていたらしい。受付でサインをしてもらうのに一苦労、そして問診についても書きこんでもらわなくてはいけないが、彼女は日本語が読めない。そこで押し問答をしているうちに怒って帰ると言いだしたらしい。この時点になってようやく僕のところに連絡が来た。これは深く深く反省すべきことだ。一番は前回検査を行ったときに肝炎検査の承諾書にサイン、問診部分の回答をするのを忘れたこと、患者に非はないのだから。実は隣の綾瀬市と大和市は形式がちがっていて、大和市の場合は特定健診の用紙の中に肝炎検査の部分が含まれていて、綾瀬市のように別の用紙になっているわけではないので忘れることがない。やはり慣れていない隣の市の用紙なので・・・などと言い訳はできない。つぎの問題はいま、患者と何がおこっているのか、事務サイドが僕にすぐに教えてくれなかったことだ。患者に「書いてくれ」などと言う前に僕に言ってくれたら、僕でもタイ語に通訳できる程度の日本語だったので問題にならずに済んだことだろう。先月タイ語の通訳がいるその日に全てが終わっているはずだったのに、突然窓口でわからぬ日本語の文章を示されて「書け」と言われたら日本語のわからぬ彼女が動揺するのも無理はない。
 僕の部屋に入ってもらったときには涙目で顔がひきつっていたが、結果を話し終えたころにはすこし笑顔が見えた。それでも帰り際、席を立つときに「さっきの人たち、だめ」と強く言い残して行った。僕が怖いのはタイ人の人たちの連絡網、クチコミだ。なにしろ彼らは情報が早い。その情報網に「あそこのクリニックは丁寧じゃない、親切じゃない」と載っけられてしまうと、今までの22年半の活動はなんだったのかという結果になりかねない。実はこういうことは外国人にもちろん限らない、日本人患者でも同じなのだが
 あすの日曜日、岡山市で3つのNPO、1つの任意団体を中核とするAMDAグループの第五回円卓会議があるので午後の飛行機で岡山へ行く。雨が降らなければいいが。
  • 2012/7/7 13:00
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糖尿病の家系で心配して検査したタイ人女性より検査結果問い合わせの電話あり、まったく異常なく、伝えたら喜んでくれた。「センセイ、コックンカー、サワディカー」彼女のいなかがラオス国境のムクダハンという東北タイ(イサーン)のメコン河に面する地方都市なのを知っていたので、私の返事は「ボーボンニャン カップ」。イサーン語で。こういう人たちはなにかあるとすぐに電話でも教えてくれるので手遅れになることがない。生活保護のフィリピン人女性、偏頭痛でトリブタン製剤という、学問的には語弊をあることを覚悟して言えばいわば偏頭痛のための鎮痛剤をもらいにやってきた。通常の高血圧の診察でやってきたのが数日前。診察料や処方箋量がもったいない。彼女にとっては支払いがない無料だが、その分、皆さんの税金から出ていることになる。こういう無駄は自分が医療費の一部を負担して支払わなければならない普通の人ならあまりしないのではないだろうか。このフィリピン人患者に限らないが生活保護で窓口負担がないとしても「できるたでけまとめて処方してもらうよう」、配慮してもらいたいものだが。
  • 2012/7/6 15:09
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 日系ブラジル人の女性、2ヶ月分、お薬が欲しいと言うので理由を尋ねたら・・・あしたから娘が働いている愛知県に行く、帰ってきたらそのままブラジルへ帰るとのこと。高齢になって工場や会社で働くことができなくなり、働く嫁たちに代わって孫たちの面倒を見ていたが、孫たちは大きくなり、本人もリューマチで体が不自由となり、たぶん面倒をみる立場から見られる立場に変わったのだろう。外で働く嫁たちや息子、娘から見たらある意味、足手まといになってきたわけでそれで帰国を決断したのだろう。悲しいけどこれも現実だ。
 午後は1時間早く4時に診療を切り上げさせてもらって一昨日突然亡くなった外科の同級生の通夜に東名を走って浜松まで行くつもり。あんなに元気だった彼に何があったのか?おとといの夜は2年先輩から電話があって「どうしたんだ、何があったんだ」と言われても、こちらもわかりませんというほかはなかった。一つだけ言えることはもう63歳、いつ何があってもおかしくない。一日一日、後悔しない生き方をしなくてはと強く思った。
  • 2012/7/5 14:37
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きのうのフィリピン人に続いて中国人女性17歳、保険がない。すごくうまい日本語、ほとんど日本人と同じ、今様な日本語。やはりずっと日本で生活していて不法滞在ではない。公的保険に加入する資格はあるが、17歳の彼女の意思というより、保護者の意思で保険に加入していない。やはり罰則のない規則なんてこんなものだ。国民皆保険制度を維持、守るためにはなんらかの罰則を含む対応が必要だと思うのだが過激な考えだろうか。フィリピン人の若い「おばあちゃん」、お孫さんを抱いて現れた。顔が母親、すなわち「おばあちゃん」の娘、そっくり。遺伝ってすごい。かわいくて離せないといったふう。昼前にフィリピン人女性、がん検診を受けさせてほしいと来院。昼前だったので胃がん検診だけは時間がなくて先送りにさせてもらった。昼の12時すぎてからペルー人の男児、40度の発熱で来院。かわいそうと思って時間をすぎてたが、小児科で受け付けたがよく聞くと3日前から発熱しているとのこと。12時前に電話があって待機していたところ、受付時間をすぎてからタクシーで現れた。生活保護だったが・・・看護師も事務も待っていなければならないし、昼休みが短くなってしまう。もうすこし働くこちらのことも考えてくれたらと思う。
昼からラオス人、平塚から来てくれた。たぶん片道1時間半ぐらいかかっただろう。インドシナ難民としてやってきた人から聞いてきたと。その人は昔、僕が難民定住センターの嘱託医だったころ、そして開業した後もときどき診ていたラオス人だった。平塚に引っ越した後は疎遠になったが、元気らしい。よかった。
  • 2012/7/3 15:34
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昼前にやってきたフィリピン人女性、以前は国民健康保険に加入していたが、いまは掛け金を支払っておらず、自費でいいと言う。たまたま風邪程度で高額にはならなくてよかったが・・・よくよく尋ねたらフィリピン人のご主人とこどもたちはご主人の社会保険に入っていると言う。この女性がなぜご主人の社会保険にはいらずに国民健康保険に入っていたかと言うと扶養者としてご主人の社会保険に入れないほどほどこの女性自身の収入があったということだ。要するに収入は十分にあっても払いたくないということなのだろう。こういう考えの外国人ばかり増えたら保険制度はますます破たんへの道を歩むことだろう。国民健康保険を使いたいと思って市役所に行ったところ、月に6万円払えと言われたそうだ。これは彼女の本来の保険料が月に6万というわけではない。保険料を滞納していた場合、国保料という概念で国民健康保険法で徴収している市町村自治体では最大2年さかのぼって滞納していた保険料を請求され、国民保険税という概念で地方税法により徴収する市町村自治体では最大3年さかのぼって保険料を請求される。彼女は分割払いではいけないか?と提案し、それでは月に6万となったそうだが、それが何カ月払いなのかは聞かなかった。いずれにしても毎月支払っておけばたいしたことはない額でも、数か月まとめて払えと言われたら大きな額になる。けっきょく、国民健康保険に再度加入することをあきらめて帰って来たらしい。今回、本人が教えてくれたからよかったものの、もしこのまま受診してしまったら・・・医療機関にはこの保険証が使えるかどうかのチェックすることができない。そりゃ保険証の色でも代われば別だが。こういうことを知らないと医療機関にも赤字が残されてしまいかねない。
  • 2012/7/2 13:42
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きょうは土曜の半日診療。フィリピン人5人、カンボジア人3人、カナダ人、アメリカ人、パキスタン人、中国人各々ひとりだった。カンボジア人の女性、ずっといわゆる難病で診ているのだが、1年に1回、役所に提出する更新用の書類を持ってきた。日本語を話すことについては相当に上手になっているのだが、書くことについてはやはりできないそうだ。医師が書く更新用の書類と本人(代筆でもいい)が書く書類があったが、たまたまあまり混んではいなかったので、その場で全部書きこんで渡した。彼女が待合室に出たと思ったら大きな声がするので、どうしたのかと診察室から出て行ったら、カンボジア人のもうひとりの患者と抱き合っていた。せんせい、いっしょに日本に来たのと続けた。タイのカオイダンのカンボジア人難民キャンプから日本に飛行機でやってきて大和市のインドシナ難民定住センターに入って研修を受けて・・・その同期生だったというわけだ。そのときの施設の嘱託医が僕だったわけだが、同期とは気がつかなかった。パキスタン人の患者はあかちゃん、お母さんはイスラム教の黒いチャドルをかぶっていた。ちょうど診察が終り、午後から慶應大学看護医療学部の講義を頼まれていたので、足早にクリニックを出ようとしたら、このお母さんがベビーカーにわが子を乗せて、「いないいないばあ」のようなことをしてうやしているところだった。にこにこして・・母親はどこも同じ。
  • 2012/7/2 9:05
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朝一番にやってきたインド人の女性、ご主人とともに結果を聞きにきた。肝炎検査もすべて異常なし。いろいろと質問されたが、帰り際、先生は父親のようで信頼していますと言われた。すごくうれしかったが、よくよく女性のカルテを見たら28歳、たしかにそうかもしれない。他のクリニックや病院に行きたい場合は情報提供書を書くから直接は行かないでほしいと頼んでおいた。彼女の場合、ちょっと複雑なことがあり、直接来られたほうの医師は正しく事を理解するのに時間がかかるだろう、面倒くさがられるだろうと思ったからだ。その後、フィリピン人女性の生活保護がふたり続いた。ひとりは各種がん検診と特定健診をきょうすべてやってくれと言うので、がんばってやりとげた。次の患者も同じような希望だったが、風邪をひいている。まずは風邪の治療と予約だけをしてもらった。それにしても外国人の生活保護が多い。ずっと以前にベトナム人の生活保護受給者に聞いたら「お金がないから政府がお金をくれるのだ」と捉えていた。やはり役所で通訳を入れて生活保護とは何ぞやから説明をしたほうがいいのではないだろうか。僕のクリニックにやってくる生活保護のベトナム人でもカンボジア人でも冬の寒い時期は母国に戻り、4月ごろになると日本に帰って来る人たちがいる。その旅費はきっと生活保護費から出ているにちがいない。なんと言っていいのか?そういう使い方はいけませんということをまずは母国語で理解しやすく教えてあげる場があればいいのだが、役所ではたぶんそんなこと、していないだろう。昼近くにやってきた日系ペルー人の30台の男性、どうやらソケイ部のヘルニアのようなので近くの公立病院に紹介状を書いたが、よくよく尋ねたらきょう、その公立病院に行ったが外来診察受け付けの11時をすぎてしまい、病院の受付に相談したら僕のところを教えてくれたということだった。うーん、診てあげたら・・と思わないわけではないが、それをしていたら「きりがない」のかもしれない。
  • 2012/6/29 15:57
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