AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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フィリピン人の17歳の御嬢さん、前回の貧血の血液検査の結果を聞きにやってきた。やはり血性鉄も低く、不飽和鉄結合能は非常に高く、鉄欠乏性貧血でまちがいないと話した。造血剤を当分は内服してもらうことも理解してもらった。小学校の6年生で日本に来たと話していたが、たぶん両親がフィリピン人、母親だけが日本にやってきて、6年生のときに日本に呼ばれたということだろう。こういうケースはジャパユキさんのようなケースでない限りは、母親が単独で彼女の意志で日本に来られることはない。いずれにしても日本で新たに「結婚」してしばらくしてからフィリピンに置いてきた娘を呼び寄せることが多く、国際的重婚になっている場合も少なからずある。フィリピンに多いカソリックでは離婚は認められず、たとえ離婚しようとしても相手が逃げてどこかに行ってしまい、折衝できないことが多いからだ。同じく17歳のフィリピン人の御嬢さん、朝から体が痛くて高熱があると来院。A型インフルエンザだった。リレンザを処方、来年からは予防接種を受けておこうねと話した。数日前に時間が経過してからA型インフルエンザと診断したカンボジア人女性82歳、あの日もようやく立てる、そんな感じだったが、家人が後ろから抱きかかえないと立ってもいられない状況で食欲もないとのこと、インフルエンザで立てなくなったとは考えにくい気がする。いずれにしても全く食欲がないとのことで娘さんの家の近くの民間病院に電話、わけを話して入院させていただいた。
  • 2018/2/2 9:16
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この季節はインフルエンザに感染性腸炎に風邪が流行るため、日本人患者も多いが、外国人患者も同様に多い。外国人患者の数は1月25日木曜17人、26日金曜15人、27日土曜17人、29日月曜日25人、そして30日火曜日12人。30日は朝からフィリピン人のインフルエンザが続いた。もちろん家族ではない。インフルエンザに予防接種を受けたかどうかを訊ねてみると、会社で受けたという人が一人だけいた。やはり日本人に比較するとインフルエンザ ワクチンの接種率が低いという印象だ。診察も終わりに近づいたころ、ペルー人男性48歳来院。朝から発熱と激しい頭痛、インフルエンザ検査ではB型インフルエンザ陽性だった。雇い主が「厳しい、うるさい」のだそうだ。なんだかわかる気がする。フィリピン人やペルー人の多くの人を見ていると、全般的に言えることは・・なにか体調が悪くなるとかんたんに仕事を休んでしまうことだ。もちろん個々の人によっては違う人もいるだろうが・・・・こういう人を雇っていると、「すぐに休んでしまう」→ 「だから今回もその手の休みじゃないか?」と思ってしまうのだろう。診断書を書いてくれとよく頼まれるが、書くと診断書代をもらわなければならない。彼に限らないが、そこで「診断書じゃなければいけないの?電話じゃだめ?」と尋ねてみる。いいと言われると、患者の携帯から勤務先に電話をしてもらい、上司が出たところで僕が替わって、病気の状態について話す。するとほとんどのケースでは「わかりました、診断書はいらない」となるのだが・・・このケースでは電話の先の日本人は黙ったまま、ぶっきらぼうに「困ったな」を繰り返すだけ。こういうエキストラの「サービス」でぶっきらぼうにされるとこちらもあまり愉快ではなくなってくる。なにしろ、次の患者が待っているし・・・結果的には診断書を書かずに済んだ。
30日の読売新聞神奈川県版に読売医療功労賞の受賞の件が掲載されていたらしく、朝から県医師会関係の諸兄や日本人の患者からお祝いの電話をいただいた。暖かい励ましに、ありがたく思うしだいだ。
  • 2018/2/1 9:11
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ガーナ人女性35歳、降圧剤を内服してから1週間、この数日、腹痛とめまいがあるという。血圧はあまり下がっていない。咳もあり、この数日の件は呼吸器系と消化管へのウィルスの感染症ではないかと疑った。降圧剤を変更し、咳止め、消化吸収を助ける薬を処方してようすをみることにした。印象が暗い。メンタルな面でもなにかがあるのかもしれない。日本で何をしているのか、仕事を聞いてもみたいのだが、なかなか「なかに」入れてくれない雰囲気がある。午後になって高血圧で数年拝見しているガーナ人男性49歳来院、一通りの診療のあと、彼女の話をしてみたが、知らない人とのことだった。大和の北隣のS市にはたくさん住んでいるよとの話だった。フィリピン人の母親に呼ばれて来日し、高校生活を謳歌しているフィリピン人女性17歳、階段のあがりおりで動悸がすると来院。急いで末梢血を調べるとHbが8.8しかなかった。これでは息苦しくなるはず、鉄剤を処方したが・・・白血球数が12500と多い。血液像も調べることとした。ペルー人女性69歳、先週、憩室炎の疑いで抗生剤を点滴で落とした。痛みも軽減、白血球数もCRPも正常範囲となったので抗生剤の内服薬をあと4日処方して終わりとすると話した。高校生のお孫さんが「通訳」についてきたが、なんというか、はつらつとしていてかわいい。さきほどのフィリピン人の御嬢さんもそうだが、高校の制服に身を包んだふたりを見ていると、日本も変わっていくのだろうなと思った。フィリピン人女性31歳、38.5度の発熱と体の痛み、そして鼻水。小さいこどもが3人いて、いずれも風邪症状。小児科が混んでいて、こちらで行った母親のインフルエンザ検査の検査結果が最初に判明、A型陽性だった。ええっと叫び声をあげたが、一家でだれもインフルエンザの予防接種を受けていないとのこと。あの分では次々に罹患していくだろう。
  • 2018/1/30 9:06
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横浜在住のインド人男性、先週痛風発作でやってきた。コルヒチン6錠分3にて処方、遠方なので2週間処方した。電話でようすを教えてほしい、その結果で一日の内服量を減量するかもしれないのでと話しておいた。通常、こういうことはしない。理由は本当にこちらの言うとおりにしてくれるか、わからないからである。外国人患者の薬剤摂取については残念なことに、僕をがっかりさせることが多い、要するに説明通りにしてくれないのだが・・彼に関しては一度目の日本赴任から途中帰国も含めて、すでに5年ぐらい拝見していて、互いに信頼関係があるので、このように処方してみた次第だ。土曜の12時過ぎに彼から電話があった。痛みはもう相当によくなっているとのことだった。内服量を一日4錠分2にしてくれるよう、そして来週の土曜日には来院してみせてくれるようにとお願いをしておいた。カンボジア人女性81歳、26日にやってきたときには腰が抜けたように突然歩けなくなった、頭が痛いと話していたが、咳や痰はごく軽度だった。発熱はなし。なんだかよくわからず、まずはインフルエンザの検査を行ってみたが、陰性だった。解熱鎮痛剤だけ処方して帰ってもらったのだが、当日の夕方になり、検査キットがかすかにA型陽性と判定で来た。カルテに記載しておいた娘さんの携帯に電話したが、留守電になっていたのでゆっくりとした日本語でことのしだいと連絡を欲しい旨、話しておいた。朝になって娘さんから電話があり、タミフルを受け取りに娘さんの長男が来ることになった。長男は日本生まれで、ただ両親がカンボジア人というだけ。日本語力は僕らと変わらない。よほど不信感を持ったのだろう、あれやこれや、インフルエンザの判定について質問された。
  • 2018/1/29 9:00
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ペルー人女性67歳、左下腹部痛で来院。左下腹部痛と聞いた時にはきっと急性感染性腸炎で下痢があるのだろうと思ったのだが・・・診察室で二人の御嬢さんを交えながら話を聞くと、痛みは疝痛ではなく、下痢ではなく、むしろ便秘気味とのこと、発熱はなかった。足のほうに痛みが響くとも言う。もともと痛みには非常に「弱い」人で、採血のときにも「いたぁーい」と大声を出すぐらいなので、大げさなのかとも思いかけたが・・・仰臥位で左下腹部を押すと、たしかに反応が強い。尿管結石、憩室炎、はてはがんだって否定できない。開業医はその場で方向性を決めなければならない。尿検査は異常なし。胸が押されるようとも言うので、レントゲンの透視で見てみたが、胸部は異常なし、腹部にはニボーサインなし、直腸肛門診では軟便が触れるが、ほかに異常所見はなかった。白血球数は8700、ただし高血圧でときどき採血しているデーターでは白血球数はいつも5000台、脱水があるとしても高い数字だ。さらにCRPが2.7、正常血が0.4以下だから少し高い。細菌感染を疑わざるをえない。痛み方が半端ではないので、憩室炎になりかけていると考えて、抗生剤を点滴静注で落とすことにした。いずれ大腸検査も必要になるかもしれない。朝の最初の一人で、大疲れ。
  • 2018/1/27 9:00
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精神疾患を抱えたアメリカ人女性56歳、下痢をしているとのこと、その原因について話してくれるのだが、およそ理解できない。いつも「だから○○の薬が欲しい」と言い出す。当たらずとも遠からずなので、処方してしまうことで済ます自分がいやになることも。精神疾患で通院しているはずの病院の処方を見せてもらったりもするのだが、もしかして処方された薬を指示通りに内服していないのではないかと疑ってしまう。今一番の頭痛の種。フィリピン人女性58歳、自分とフィリピン人のご主人の内服薬を取りにきた。処方しているうちに思い出した。彼女の娘で甲状腺機能亢進症に罹患している娘の姿を最近みかけない。まだ20台の終わりと思ったが・・・いつも亢進症が悪くなって手が震え、動悸がするようになるとやってくる。チアマゾールの大量投与から始まって、甲状腺ホルモンを採血しながら暫時、減量して行き、ようやくコントロールできるようになって、やれよかったと思って数か月・・・・・気がつくと来なくなっている。初めは僕になにか言われたことで?とかいろいろとこちらが悩んでしまうこともあったが・・・具合が悪くなるとまたやってくるし、嫌いになったわけじゃないみたい。あるときなど、小児科にこどもを連れて来ていて、待合室にいる彼女と目が合ったりもしたが、臆するようなようすもないので、「よくなったら気にしていない」? だが、ひとたび、機能亢進が始まると、コントロールに余計なお金もかかってしまうし、時間もかかる。昨日はフィリピン人スタッフを通じてこの母親に、娘の甲状腺機能亢進症について僕が心配していることを話してもらい、併せて娘にも伝えておいてほしいと言った。今まで何回、こういうことをしてきたことか?
  • 2018/1/26 9:00
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タイ人男性38歳、火曜日はAMDA国際医療情報センターからタイ語の通訳が来てくれる日、できるだけ地域のタイ人と接触して、重症化しそうなタイ人を見つけてそうならないうちに医療機関に結び付けるのが目的で、この目的だけのための携帯電話を持ってもらっているのだが・・・どういうルートでこの携帯電話番号を知ったのかは不明だが、電話をしてきた。仕事で火花が左の目に入ったのが3年前で、以後、光しか見えなくなり、1か月前からは光も見えなくなって全く見えないと言っているとのこと。日本語が上手ではないというので早く来てもらってこの通訳同行で眼科に診てもらうべきと話してもらったら、午後2時に現れた。市内の眼科医にわけを話して診てもらうことになったが、数年前に同じように火花が入って診てもらった患者は大学病院へ紹介されたが、失明してしまった。きっと同じような運命になるのかと思った。紹介した眼科に出かけるときに、僕の机の中にタイ人が「普通」に持っているプラ・クルアンというお守りがあることを思い出した。プラ・クルアンの中には一般的に有名なお坊様のレリーフが入っていて、高価な時代物はベンツ一台分とも言われているし、タイではこのプラクルアンの専門誌がよく売られている。セブンイレブンでもよく見かける。僕のこのお守りはサコーンナコーンという東北タイ出身のタイ人患者が、病気がよくなった折に僕にくれたものだ。普通のプラクルアンと少し変わっていて、表と裏に別々のお坊様が彫られている。きっとだめな結果ならせめてこれを貸してあげようと、出かける寸前の彼の手に握られた。1時間半ぐらい経過した後、この眼科の医師から電話があった。彼の目は火花が入ったために悪くなったのではなく、本人は記憶にないらしいが、昔、目を打撲してしまったために白内障になってしまっているとのことだった。ほかの機能はいいそうで、「手術を早めに受けたら、1.0ぐらいになるんじゃないでしょうか」とも言われた。まさに奇跡、やはりプラ・クルアンのおかげかも。
しばらくして患者と通訳が帰ってきた。患者は行く前とは別人のように晴れ晴れとした顔つきになっていた。治療費も想定内の範囲だそうで、この通訳に同行してもらって火曜日に日帰り手術を受けたいとのことで、手配した。
  • 2018/1/25 9:00
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カンボジア人女性23歳、生まれつきの障害があり、いつも車イスで父親が連れてくる。インフルエンザワクチンの接種をしてはいるが、38度すれすれの発熱と咳があるとのことで、検査を行ったら・・・B型インフルエンザだった。父親は予防接種をしておらず、朝から悪寒戦慄、娘さんから感染した可能性が高いと考え、僕にしてはごく珍しく、タミフルの投与を行った。ガーナ人女性35歳、雪がつもりはじめ、クリニックを早く閉めて職員に帰宅してもらおうと思ったころに現れた。市内の別の医療機関を受診したらしいが・・・採血しようと2か所刺されて採血できず・・・僕のところに行けと言われたとのこと。この医師からは何の連絡もなかった。受付で話を聞いたフィリピン人スタッフが高血圧と甲状腺機能が心配と言っていると教えてくれた。雪が心配で早く診察したかったので、カルテを作る前でもいいから診察室に入ってくれるようにと話した。たしかに血圧は160/100、聞くと家系的に糖尿病もあるとのこと、それできっと採血を希望したのだなと思った。たしかに採血しにくそうな静脈だったが、看護師が一発で採血できた。少し気持ちがほぐれたようなところでいろいろと話を聞いたら・・・実はフィリピンの看護学校を卒業してフィリピンの看護師の資格を持っているという。フィリピン人スタッフがフィリピン人だとは気が付かなかったようで、そうとわかってからは笑顔でフィリピン人スタッフとタガログ語で話をしていた。
  • 2018/1/23 9:16
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20日の土曜日は外国人患者が25人、ペルー人男性56歳、高校生の息子がインフルエンザでリレンザで治療してよくなったと思ったら、今度は父親の彼がインフルエンザ、それも息子と同じA型だった。イタリア人男性44歳、通院しているいつもの話ではなく、排便後におしりが痛いとのことで・・・たしか以前におしりを診て内痔核と診断した記憶がある。話が非常に長く、父親がイタリアで医師として働いていて・・・当たり前なのかもしれないが、まずは父親に相談するようだ。日本とイタリアでは薬もちがえば、公的保険の有無もちがう。朝一番にやってきたのだが、彼の話を聞いて入るうちにカルテが10人分も僕の机の上に並んでしまった。痔核の日帰り手術を行っている外科学教室の後輩のクリニックを紹介したのだが・・そこでも問題をおこすのではないかと心配になった。外国人の来院患者を毎日記載したB5のノートもとうとう79冊目になった。僕の外国人医療の歴史のようなものだと思う。今年のお正月に数え年で70歳になってしまった。満なら今度の6月で69歳、いったい何冊目になったら引退できるのだろう?
  • 2018/1/22 9:00
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まるで昨日の続き・・・・カンボジア人男性50歳、風邪症状にて会社からインフルエンザではないことを証明してもらってこいと言われたと・・・熱はないというのだが、額に手をあてると少し熱い。体温計で計測すると37度程度の発熱。インフルエンザの結果は陰性だったが、これ以上体温が上昇した場合はあすにでももう一度来てほしいと頼んでおいた。フィリピン人女性46歳、インフルエンザの予防接種希望で来院。今からでも遅くはないので接種した。アメリカ人男性、先週クラミジアの検査を行ったが、別の医療機関での診断通り、Ig Aが陽性でIgGが陰性だった。過去に感染したことはないが、最近になって感染したということを示しているのだろう。家庭のことも聞いたが、何よりも検査結果が客観的に一番正しいことを示していると思う。韓国人女性42歳、腹痛ありと診療終了まじかに電話がかかってきた。正直、こういう電話は一番困る。なぜって「10分で行きます」と言われても30分もかかることがあり・・・いわゆる時間外であるが、地域で医療を行っていると診療時間を過ぎたからといってもすぐに法に定められた超過料金を請求するわけにもいかず・・・こちらは待っている間も受付事務と看護師の時間外勤務の費用を払わねばならず・・・はっきりいうと明らかに赤字となるからだ。幸いなことに10分程度で現れた。感染性腸炎と診断して内服薬を処方した。
  • 2018/1/20 9:00
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