AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20181016のエントリ

昨日、早朝にフィリピン人から受付に電話があったらしい。話の内容は友達のフィリピン人女性がご主人に殴られて家を出てきて行き場がないとのことだった。たまたま午前中、フィリピン人のスタッフが休みで、それを伝えると「午後から連れていく」と言って電話は切れたということだった。午後になり、内視鏡を行ったり、臀部の膿瘍を切開したり、外傷を診ていてすっかりこの件は忘れていたが、4時をすぎるころ、それらしき二人連れが現れたと受付から連絡があった。診察室に入ってきたのは見たことがあるフィリピン人女性ともうひとり、初めて見るフィリピン人女性49歳だった。カルテを見ると、初めてやってきた彼女は住所が都内になっていた。夜中に日本人のご主人にあごのあたりを殴られて、明るくなるのを待って飛び出してきたので、お金も持ってきていない、いわば着の身着のままに近い状態だった。あごのあたりに熱感があるというのだが、触ってもよくわからない。とりあえず、診断書を書いたが、外観からは殴られたということはよくわからず、彼女の申告ではと断り書きを入れて注意深くしたためた。シェルターに入るための手続きは役所を通さなければならない。役所の当該課に連絡すると、すでにクリニックに来る前に一度訪ねたらしく、「そのときに応対に出た人がすでに帰ってしまい、わからない」と言う。なんで4時50分でもう帰ってしまったのか、気にはなったが、いろいろあるのだろう、文句は言うまいと心に決めた。いずれにしても今晩から行くところがないのでなんとかしてほしいと頼んだところ、すぐに来てほしいということだったのでまかせた。診断書を書くのは僕の仕事だが、その後のシェルター等の手配はもちろん僕の仕事ではない。ところが、この手の類の相談、ごくまれだが、クリニックに持ち込まれる。
  • 2018/10/16 9:05
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