AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20180807のエントリ

朝から悲しいニュース、フィリピン人のスタッフがやってくるなり、あるフィリピン人男性の名前を口にした。生活保護受給者で高血圧などで診ている日系フィリピン人だ。年齢は僕とあまり変わらない。直近で診察にやってきたのは10日ほど前だろうか? フィリピン人スタッフが名前を言ったきり、言葉が途切れているので、「どうしたの? 何かあったの?」と訊ねると、アパートで亡くなっていたと彼の弟から連絡があったと教えてくれた。しばらくしてこの弟が診察にやってきた。診察もそこそこに話を聞いた。今月の2日以後、電話に出なくなり、若い親族の男性がアパートまで行ってドアを叩いたが何の反応もなく・・いよいよおかしいと思い、前日の夕方、この弟が大家といっしょに行ってドアを開けてもらったところ、イスに座ったかっこうで亡くなっていたとのことだった。熱中症なのか心臓発作なのか? きょう警察で解剖があると話して目を赤くした弟は帰って行った。弟にとっても兄というかけがえのない存在がなくなってしまったのだろうが、僕がとっさに思ったのは亡くなった彼がたぶん仕送りをしていたであろうフィリピンのファミリーだ。彼からの送金が途絶えれば即、経済的に困るにちがいない。彼には離婚したフィリピン人の女性が日本にいて、もう成人した娘もいる。その離婚した女性も僕のクリニックにときどきやってくる。けんかしたときにはあの鬼瓦のような顔をした彼の首をしめたという細い女性だが・・・彼女もきっと複雑な思いに駆られているにちがいない。
  • 2018/8/7 9:00
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