AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20180514のエントリ

スリランカ人男性38歳、39度の高熱と激しい頭痛で来院。2日前にスリランカから帰国したとのこと。スリランカにいる5月2日ごろより37度台の発熱があったらしい。前日、仕事から帰ってきてだるさを自覚、夜中と早朝に2回嘔吐、そして発熱とはげしい頭痛、下痢はなく、咳、痰があるとはいうものの、僕の前では咳も痰も出ていない。緊急で血液検査をしてみたところ、白血球数15600、CRP11.2といずれも高値で、細菌感染を強く疑う。胸部レントゲン写真を撮影するも異常なく、胸の音もきれい。近くの公立小学校でインフルエンザの集団感染がまだあり、おとなにも感染が広がっているので、念のために行ったインフルエンザ検査も陰性だった。それでもベッドに休んでもらうと頭を抱えるぐらいに痛がる。髄膜炎も否定できないし、その原因として輸入感染症も否定できないので、近くの公立病院に連絡して入院させていただいた。こういうケース、いつも思うのだが、輸入感染症については正確な情報がえられる手段が欲しい。ペルー人女性63歳、先日、前胸部に縦長の痛み、不快感があると来院。下端がみぞおちに達していたので逆流性食道炎を疑ってオメプラゾールを処方したのだが・・・内視鏡検査にやってきた。挿入してみると逆流性食道炎の所見はまったくなく、その原因の食道裂孔ヘルニアもない。胃も十二指腸も異状なし、その後行ったエコー検査で胆嚢にも異常なく、心電図も異状なし。症状はオメプラゾールで少しは良くなっているが、完全に消失はしていないとのこと。これ以上の検査がすぐに必要とは思えず、オメプラゾールの内服でしばらく様子をみることとした。
  • 2018/5/14 9:00
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