AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20180409のエントリ

7日の土曜日の外国人患者は小児科の2人と合わせて5人、土曜としては非常に少ない。最近、外国人医療に関するさまざまな動きを見ていると、「訪日」という字が強調されていて、「訪日」→「観光客」→「保険外診療」となり、観光を兼ねた健康診断など儲けの多い分野と認識されているような気がしてならない。大病院でもこの数年で、保険外診療を10割から30割に変更したところがある。そういうところに参入したい民間会社も少なくない。なんだか進む方向が違うのではないかと思う。外国人をいかに適切に診療すべきかを議論するなら、観光客だけでなく、日本に長期にわたって居住している230万人にも達している外国人のことを忘れてはいけないだろう。彼らは日本人と同じく、国民ではないが、国民皆保険制度の下で、日本の公的保険に加入しているはずの人たちだ。もちろん税金も納めている。彼らの医療にはなかなか日が当たらなかったのに・・・外国人観光客の増加で儲けが多いと思うと群がり寄ってくるような・・そんな気さえしてしまう。今年は労使交渉で給料がだいぶ上がる企業が多いらしい。利益が多く内部留保も多いらしい。しかし、我々医療機関の主なる収入は保険診療であり、お上によって診療報酬すなわち定価が決められていて、この「定価」がほとんど上がらない。しかし、IT化とか予約制度とか、電子カルテとか、保険診療のために購入した医薬品の消費税とか・・医療機関は負担するものが多くて息が切れている。ここにさらに外国人医療で電話通訳など医療機関で負担をすべきと言われたら・・一般の医療機関で外国人の診療が進むだろうか?
  • 2018/4/9 9:00
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