AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2018 2月 » »
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 1 2 3
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

201802のエントリ

今週になり、インフルエンザも一段落と思ったら、花粉症が増えてきた。この花粉症、ちなみにレセプトに「花粉症」と書くと査定されてしまう。花粉症という正式病名がないからだ。正式にはアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎が正解。で、フィリピン人女性46歳、鼻水と目のかゆみが止まらないと電車で40分ぐらいかけてやってきた。入れ替わりにやってきたフィリピン人女性51歳、日本にやってきた直後から目がかゆい、鼻水が出るそうだ。フィリピンに戻るとその翌日から症状がなくなるそうで、「どうして日本だけにあるのだろう?」と言われてしまった。17歳のフィリピン人の御嬢さん、先月貧血で受診、鉄剤を1か月内服してもらい、採血をしてみたところ・・・Hbは8.3から11.4に上昇していた。あと1か月ほど内服してもらい、一度やめてみようと思う。春休みにフィリピンに1週間ほど帰るそうで、何をしたいの?と尋ねたら、「小学校のときの友達と一日中、ジョリービーで話をしたい」と答えてくれた。ちなみにジョリービーはフィリピン資本の外食産業で、ケンタッキーなどと同じような店をフィリピン全土に出している。「ジョリービーで食べることが貧しい人たちの夢」と聞いたことがある。日本でいうなら喫茶店に朝から晩まで居座っておしゃべりをするようなものだろう。
  • 2018/2/27 9:06
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (239)
朝のうちに外国人女性から甲状腺の検査をしたいと電話があったとフィリピン人スタッフが教えてくれた。10時半ごろ、それらしき女性がやってきた。市内の南部から初めてやってきたインドネシア人女性27歳、日本語は堪能、留学したことがあり、今は日本の会社で働いているという。すでにジャカルタの病院で甲状腺機能亢進症とのことで処方を受けている。現在の甲状腺ホルモンの状態を知りたくてやってきたと話してくれた。この病院での検査、処方を見せてもらったが、すべてがインドネシア語で書かれていて、わかりにくい。それでもなんとか甲状腺機能亢進症の文字は意味が理解できた。内服している薬もインドネシア語で書かれていて、インターネットで調べてもわからない。たぶんチアマゾールのインドネシアでの商品名だろうと推察した。採血を行い、一週間後の土曜日に結果を聞きに来てくれるようにとお願いした。フィリピン人女性54歳、咳と痰と軽度の熱があると言うのだが、よくよく尋ねると発熱があったのは水曜の夜とのこと、体のだるさが半端ないと訴える。念のためにインフルエンザの検査を行ったところ、A型が陽性だった。パキスタン人の9歳の男児、きのうに引き続き、熱傷処置、前日にエキザルベを塗っておいたが、傷の状況は非常によくなっている、エキザルベを一本処方し、あとは家で一日2回塗っておくようにと話した。
  • 2018/2/26 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (234)
朝、米軍基地の軍人から電話があったとフィリピン人スタッフから聞いた。自衛隊の研修?のために?必要なHIV検査を行って、結果を書類にしてほしいとのことだそうだ。診察に忙しく、そんなことも忘れてしまった11時ごろ、それらしき人がやってきたと受付から連絡があった。カルテができあがってきたのを見たら、名前は女性、年齢も25歳。診察室に呼んだところ、迷彩服の軍服を着たアフリカ系アメリカ人のかわいい御嬢さんが入ってきた。まじかで迷彩服を見たことがないので、つい見入ってしまった。結果はもちろん陰性、その場で英文の書類をしたため、帰ってもらった。パキスタン人の9歳の男児、家で弟に押されてヒーターにくっついてしまい、右の手関節部にⅡ度の熱傷、エキザルベで処置を行った。悲しいニュースも聞いた。開院以来、通院してくれていた中国系カンボジア人の女性の息子さんから連絡があり、「お母さんが脳梗塞をおこして右半身麻痺になっている」と。聞けば1月末のことで、今はリハビリを行っているそうだ。とっさに心電図はどうだったかと考えたが、彼女は毎年、長寿健診を受けていて、心房細動やその他の不整脈は今まで全く指摘されていなかったことを思い出した。早くよくなってほしい。今週は朝から夕方までの診療に加え、月曜は午後7時15分から大和市医師会訪問看護ステーション運営会議と医療と介護連携センターの運営会議、火曜は午後7時半から外科医会の新年会、水曜は午後6時半から品川でAMDA国際医療情報センターの臨時理事会、木曜は午後4時半から相模医師会連合会の理事会、午後5時から神奈川県医師会会長会、その後に神奈川県医師連盟評議員会、そして大和に戻ってきて午後8時から11時まで休日夜間急患診療所の当番、そしてきのう金曜は診療終了後に車で15分のところまで在宅訪問診療を行った。政府がいう働き方改革ではこういう働き方はブラックで、違法なのだろう。ではどうしたらいいのか、ぜひ教えてほしい。
  • 2018/2/24 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (240)
インド人の29歳と25歳の兄弟、昨日から発熱していると来院。ふたりとも英語はほぼ話せず、兄のほうは日本語が少々、弟は日本語も全く話せず。兄のほうは体の痛みと悪寒あり。インフルエンザの検査ではA型インフルエンザ陽性だった。弟のほうは咳や痰はすこしはあるものの、体の痛みや悪寒はなし。インフルエンザ検査の結果は予想通り、陰性だった。悩んだ末に兄にだけタミフルを処方した。いろいろと質問していくと市内の某インド料理店で働いているということがわかった。母国語はヒンドゥだそうだが・・・どうもインド人ではなく、ネパール人のような気がしてならない。まあ、医学には関係ないけど。昨晩は市内の休日夜間急患診療所の当番だった。午後8時に開始になったらいきなり、クリニックで診ているカンボジア人の娘さんが父親と来院。娘さんといってももう成人している。薬手帳を取り出して見せてくれたが・・・同日、僕のクリニックで処方を行っていた。県医師会の会長会に行くために午後3時半にクリニックを出たので、その後に来てくれたのだろう。咳、痰、発熱に対する内服薬が処方されていた。インフルエンザ検査は陰性だったが、発熱してから時間があまりなかったらしく、その後高熱になったらしい。たしか1月にA型インフルエンザに罹っていて、もしかしたらB型インフルエンザかも?と話しながら検査を行ったら、本当にB型陽性だった。休日夜間急患診療所は1日分しか処方しないというルールのため、きっと今日の朝にやってくると思う。数人後に診た中国人のお子さんもいつも小児科にやってくる「おなじみ」さん。こんなところで会ってと父親も驚いていた。
  • 2018/2/23 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (230)
ジンバブエ人女性29歳、風邪ひきで来院。たしか一週間ほど前にジンバブエ人のご主人も風邪ひきでやってきたはず、もらってしまったそうだ。少し時間があったので、ジンバブエの結婚事情なども訊ねてみた。やはり「部族」というかファミリーどうしのしがらみがあるらしい。だが、彼女とご主人の結婚は日本で同じ大学に留学していて知り合ったそうで、ちなみに彼女のほうが「2年先輩であとから彼が入ってきた」と笑いながら教えてくれた。きのうは大和市のいじめ問題調査会の会議に午後3時半から出席、僕が会長なので会議は僕の休診日の水曜日に開催していただいている。市内の小中学校でいじめが発生しないよう、またあったとしても大きな問題にならぬよう小さなうちに解決できるよう、教育委員会や現場の先生方も力を尽くしているのが毎回よくわかる。いろいろな対策がとくに日本語がわからない保護者や日本語があやふやな生徒にどこまで理解されているかは疑問だ。翻訳の配布などはしていないし、通訳の介在もとくにはないとのことだった。いくら学校のホームページにアップロードされていても、ダウンロードすることさえ、日本語が理解できない保護者にはできないだろう。このあたりの話をさせていただいて、善処をお願いした。日本語がわからない保護者にとってはこどもが日本の学校でいじめの対象になるのではないかと人一倍、心配になるからだろうと想像したからだ。僕が会長を務めているうちはこういう声は直接、届けられるが、いずれ会長を辞める時が来たらどうなるのか、心配だ。役所との会議ではいつも「こういうことは日本語が理解できない人にはどう届くのか、考えてほしい」と発言しているのだが、こういう考えが広がっている気配があまり感じられないからだ。
  • 2018/2/22 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (239)
週明けの月曜日にしては珍しく、日本人患者は多いのに、外国人患者は10人だった。フィリピン人女性54歳、ここのところ、排便時に出血があるという。鮮血で便そのものには血液が混じっていないというので、肛門からすぐのところからの出血と考え、直腸肛門診を行ってみたら、腫瘍らしきものは直腸膨大部にはなく、ただし硬い便が詰まっていたので、そこまで直腸鏡で観察、痔核と痔裂の両方があった。ステロイド・フラジオマイシンの坐薬を処方した。ポーランド人31歳、性感染症のチェックで来院。感染を心配するようなことからどれぐらい時間が経過をしているかを尋ねたところ、6週間とのこと。十分に時間が経過してから受けた方がいい旨を話してところ、また来ると帰って行った。ガーナ人男性35歳、市内の某民間病院で胃潰瘍の診断で内視鏡的胃切除を受けて3年経過している。ときどきめまいがする、上腹部の左が痛いというので、血液検査を行ったのが先週。血液検査のとき、約1時間前にヨーグルトにパンを食べたと話していたが、それでも血糖値が69しかない。空腹時ならもっと下がっていた可能性がある。血糖値を下げるような疾患があるのかもしれないと近くの公立病院の糖尿病専門医に紹介状を書いた。胃切除のあとなのでダンピング症候群も否定はできないが、この可能性は捨てきれないことだけ申し添えておいた。小児科はフィリピン人、タンザニア人そしてロシア人と本当に国際色豊か。
  • 2018/2/20 9:22
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (270)
17日の土曜日は千葉県内に勤務する医師一名の研修というか、見学があった。メールで連絡をいただいた。お役に立てるかどうかはわからないが・・・ということでお受けした。後日、某新聞社の方から外国人医療の現場を見たいということで連絡があり、こちらもお受けした。実はマスコミの方が取材をするためにいらっしゃる日に限って、なぜか外国人患者が少ないというジンクスのようなものがあったが・・・蓋をあけてみると僕と小児科合わせて外国人患者が23人、ベトナム人のスタッフがやってくる日だったので、内訳はベトナム人9人、ペルー人7人、フィリピン人5人、インドネシア人1人、スリランカ人1人だった。うちベトナム人1名に内視鏡検査を施行。外国人医療のおおよそは見ていただけたと思う。以前から拝見している精神科疾患を抱えるベトナム人男性が受付にやってきて、前回もらった薬の中に以前からもらっていた薬1種類が足りないと言っているとベトナム人スタッフから聞いた。でも薬の変更などしていないはず。調剤薬局に問い合わせてわかったことは・・・ジェネリックに変更になった薬があり、それで「以前の薬」がないとパニックになりかけたせしい。たしかに突然ジェネリックになるとわからなくなってしまうだろう、日本人でもわからないのに。インドネシア人は研修生とのこと、ほかにも雇用者に付き添われたベトナム人研修生が二人いた。最近、研修生という立場で日本にいる外国人の受診が少し目立つようになってきた。
  • 2018/2/19 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (235)
またややこしいケースが増えてきた。午前中に東京都足立区からやってきたガーナ人男性35歳、某病院にて胃潰瘍の診断のもとに内視鏡的胃切除を受けたのが3年前、その後、左の脇腹、下腿から足が痛いと訴える。こういうことは手術を行った病院のほうがよくわかるはず。医師がすでに交代していたとしても、カルテ、手術記録はあるはず。するとその病院が立て替えの最中で「なくなってしまった」と言う。なんだかんだで30分近くかかってしまった。午後になって横浜市旭区からまたガーナ人男性、この2か月ぐらい腰や手、膝が痛いという。これって整形外科だよなあと思いつつ、額に手をあててみたら熱い。体温計で計測したら37.2度。インフルエンザの予防接種はしているとのことで、むしろ怪しいと思い、検査を行ったが陰性。具合が悪かったのが日曜日からと言うのですでに5日も経過している。前腕の痛みがひどく理由を知りたいと何度も言うので、けっきょく整形外科に行ってもらった。あとから電話通訳してほしいと本人からクリニックに電話があった。
 この2週間、ガーナ人の新患が急に多くなった。どうして僕のクリニックにやってきたのか?と尋ねたら、僕のところでは症状を英語で話せばわかってくれるから・・・とガーナ人コミュニティで広まっているからだと教えてくれた。これってうれしくも有難迷惑に近い。なぜなら一回ぽっきりの通院で済むような内容であればいいけど、通院が必要なら遠方からでは継続的医療は無理だろう。案の定、二人とも「遠方で」「仕事があり」、定期的には通院できないそうだ。だからこそ地域地域で受け入れの医療機関が必要なのだが・・・
  • 2018/2/17 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (230)
フィリピン人女性50歳、数日前から発熱と体の痛みあり、軽度の発熱のために薬局で薬を買っていたとのこと。治らないとやってきた。B型インフルエンザは症状が軽い人も多いよと言いながら、検査を行ったら、案の定、B型インフルエンザ陽性だった。時間的にまだタミフルが有効とわかったので処方した。ペルー人女性61歳、自分の診察のついでにご主人の薬も処方してほしいとのこと。ご主人は高血圧と高脂血症で拝見しているのだが、ここ数か月、高血圧の薬は「必要」で、高脂血症の薬は「余っているからいらない」と言う。毎日内服していたら、高脂血症の薬だけ、こんなに長期に余ることはないはずだと思い、奥さんにどのように高脂血症の薬を内服しているのか尋ねてみた。すると「ときどきね」という返事。「ときどき」内服するってどういう日に内服するのだろう? ご主人はなかなかやってこないし、やってくるときは既に食事をしていて正確なデーターを得るための採血ができまい。こういう悩み、大きい悩みではないが、外国人を診ていると「ほぼ毎日出会う」悩みだ。ペルー人男性56歳、発熱と体の痛み、結論はA型インフルエンザ、職場に携帯から電話したいというので了承、本人に代わって病状の説明を行った。午後になって小児科で問題発生、ネパール語しかわからないネパール人女性がこどもの個別検診にやってきたのだ。もちろん問診票も何も読めず。けっきょく、英語はわかる同国人のご主人からの電話を利用してフィリピン人スタッフと話をしながら、なんとかこなしたようだ。小児の検診や定期予防接種についてはおなじことを行うのに、全国の市町村ごとに問診票が微妙に異なる。これを翻訳しようとすると、検診と定期予防接種の種類×全国の市町村の数×翻訳言語の数となり、だれが行ってもできるわけがないし、希少言語については翻訳者を各市町村自治体で確保することもむずかしいはずだ。もしも全国市町村統一の問診票の形式が定められたら、検診と定期予防接種の種類×翻訳言語の数だけということになり、これを全国の医療機関で使用できる。日本医師会にはぜひ厚労省に全国統一の問診票づくりの音頭取りをするようにお願いしてほしい。地方自治の云々をいう問題ではないと思う。
  • 2018/2/16 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (262)
県内の某市から1時間かけてやってきたタイ語を話す50歳の男性、受付から他人の保険証を持って受診に来たらしいと相談があった。もし本当にそうなら保険診療はできないし、ずうずうしいと言わざるをえないだろう。どうしましょうか?と職員が言うので、僕が事情を聞くからとそのままカルテを作ってもらった。実は以前にもこういうケースを扱ったことがあり、もしかして・・と思ったからだ。何を「もしかして・・」と思ったかというと・・・診察室に入ってきた男性にタイのどこの出身かと訊ねてみた。するとナコンパノムだという返事。メコン河沿いの東北タイの町だ。けっこう大きな町でバンコクから飛行機も飛んでいる。あのあたりはベトナムが独立戦争をフランス相手に戦った時、南北ベトナムが戦った時、戦果を逃れてベトナム人がメコン河の上流に向かって逃げたのだ。タイ領内にはたくさんのベトナム人が住みつき、あのあたりはベトナム料理の店も多いと聞くし、ユーチューブであのあたりのお祭りの様子をみるとそろいのベトナムの民族衣装アオザイを着た少女の集団行進もある。彼のIDカードを見せてもらったが、タイ国民となっている。別におかしなところはない。家ではベトナム語を使っていたそうで、タイ語もベトナム語もOK、そのまま診察を続けた。後で確認したら、窓口で「僕はベトナム人だからベトナム語の患者がやってきたら通訳とか手伝いますよ」と彼が言ったことが「ベトナム人なのにタイ人の保険証を持ってきた」につながったらしい。彼にありがとうを言いながら、この話をしたら、苦笑していた。
  • 2018/2/15 9:19
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (273)