AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20180127のエントリ

ペルー人女性67歳、左下腹部痛で来院。左下腹部痛と聞いた時にはきっと急性感染性腸炎で下痢があるのだろうと思ったのだが・・・診察室で二人の御嬢さんを交えながら話を聞くと、痛みは疝痛ではなく、下痢ではなく、むしろ便秘気味とのこと、発熱はなかった。足のほうに痛みが響くとも言う。もともと痛みには非常に「弱い」人で、採血のときにも「いたぁーい」と大声を出すぐらいなので、大げさなのかとも思いかけたが・・・仰臥位で左下腹部を押すと、たしかに反応が強い。尿管結石、憩室炎、はてはがんだって否定できない。開業医はその場で方向性を決めなければならない。尿検査は異常なし。胸が押されるようとも言うので、レントゲンの透視で見てみたが、胸部は異常なし、腹部にはニボーサインなし、直腸肛門診では軟便が触れるが、ほかに異常所見はなかった。白血球数は8700、ただし高血圧でときどき採血しているデーターでは白血球数はいつも5000台、脱水があるとしても高い数字だ。さらにCRPが2.7、正常血が0.4以下だから少し高い。細菌感染を疑わざるをえない。痛み方が半端ではないので、憩室炎になりかけていると考えて、抗生剤を点滴静注で落とすことにした。いずれ大腸検査も必要になるかもしれない。朝の最初の一人で、大疲れ。
  • 2018/1/27 9:00
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