AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201711のエントリ

パキスタン人男性52歳、先日は僕の話を聞いて、心配がなくなり帰宅したが・・・しばらくするとまた心配になり、胃と食道を内視鏡で診てもらいたいと「なにも食べないで来ました」と言う。冬になると朝早くは患者が少ない、やはり寒さのせいだろう。午前の最初の内視鏡検査の予約時間が10時半だったので、「予約なしに行うのは例外だよ」と話して行った。何度も何度も「ごめんなさい、先生の言うことを信用はしているのだけど、不安が強くて・・・心配性なの」と言われた。すぐに挿入して観察したが、上部消化管はとくに異常病変はなかった。結果を話すとようやくほっとしたようで、帰って行った。台湾人男性30歳、HIV等の即日検査で来院。女性がいっしょだった。数日前にHIV検査について電話で問い合わせてきたのは彼女だそうだ。男性よりだいぶ年上に見えたし、男性の言葉からは「心配なこと」があった相手は彼女ではないと推察した。この彼女から検査の説明やその結果を男性に告げる場にいっしょにいていいか?と訊ねられたが、それは僕ではなくてこの男性が決めるべき問題で・・男性が了承したので、女性同席で結果を話した。もちろん陰性だった。ペルー人女性49歳、いつもは高血圧で拝見しているが、会社での健診結果も今回は持参、彼女は日本語が読めないので「これ、来た、何、書いてある?」と渡された。検査だけ行って、結果は郵送するような健診については、つい楽な仕事してるなと思ってしまう。説明する方がはるかに大変だからだ。なんとかスペイン語と日本語で説明したが、心電図で梗塞を疑う所見があると書いてあった。心電図を再検したが、同様の所見だったので、近くの循環器の専門病院に紹介状を書いた。
  • 2017/11/30 9:12
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ペルー人女性50歳、胃がん検診で初めての上部内視鏡検査となった。外国人患者の中にはサイレースを10%に薄めて静脈注射して軽度に寝たような状態にしても、内視鏡を挿入しようとすると「あばれる」人がいて油断ならない。ずいぶん前だが、サイレースを使ってもタイ人男性に内視鏡を噛まれてしまい、修理に50万円かかった苦い記憶がある。内視鏡検査をはじめてからもう40年になるわけで、それなりに上手なつもりではあるが、とくに外国人患者の場合、「あばれる」と外国語で心配ないよとかムンテラしなくてはならず、けっこうやっかいなことになりかねない。イギリス人の若い女性に内視鏡検査が必要と判断したことがあり、本人も了承してくれたので、事前にこういうことをするのですよと教えてあげようと思い、内視鏡を見せてあげたら「オー、ノー」と言われて、泣き出されてしまったこともあった。このケースはけっきょく検査をキャンセルするということになってしまった。こういう苦い経験をやまほどしてきたので、サイレースをこのペルー人女性に注射しながら、無事に終わりますようにと祈るような気持ちで挿入を開始したのだが・・・意外とすっと挿入で来た。そのまま胃の中へ、さらに十二指腸の第二部まで挿入、十二指腸にも胃にも大きな病変はなかった。ところが検査も終盤、食道を観察していたところ、門歯列から22センチのところに褪色した隆起を発見、たぶん良性の乳頭腫だろうと思ったが、それだけでは証拠とならないので生検を行った。検査終了後、アネキセートを静脈注射するとすぐに目が醒めた。その後、SDカードに入れた画像をコンピューターで見せてさしあげたのだが、この病変のところに来たら「なに?」と日本語で言い、簡単なスペイン語で説明しようとしても話を聞いてくれない。心配でパニックになりかけていたのだろう。一言、がんではないと思うけど・・・と話すと、ようやく落ち着いてくれた。
  • 2017/11/28 9:00
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川崎医科大学のM君がせっかく見学に来てくれたのに・・・こういう日に限ってあまり外国人患者が多くない。それでも終わってみたら12人ほど来てくれた。日本に帰化したベトナム人が二人、フィリピン人が6人、カンボジア、中国、アルゼンチン、ペルーと各々一人ずつ。遠方から来てくれたのにあまり参考にはならなかったのではないかと心配している。アルゼンチン男性65歳、初めての上部消化管内視鏡検査、麻酔の注射を使うことなく、あっさりと終わってしまった。大きな病気はなし。症状も消失していて、とくに処方はしなかった。ペルー人男性44歳、高血圧と高脂血症、不眠症で拝見している。飲みきってしまって数日間降圧剤を内服していないせいだろう、血圧が150を超えている。どうして飲みきる前に来てくれないのか、不思議になる。いつも一か月分処方しているのだから。母親も中性脂肪が極めて高いと話を始めた。遺伝とでも言いたいのかな?と思っていると、母親の話が延々と続く。わかったことはペルーにいる母親の中性脂肪が極めて高いので、薬を日本から送りたい、あるいはだれかペルーに帰る人に持って行って欲しいということだった。話の行く先がなんとなくわかったので、「あなたの公的保険で母親の薬も処方してほしいということ?」と尋ねると「そうだ」と答えるので、それは日本の公的保険制度のルールでできないことであると話した。後でよく考えてみると、日本の公的保険は本人だけではなく、家族もカバーされていることが多く、それでもしかしてペルーにいる家族もカバーされると誤解したのか、あるいは自分の名前でならいくらでも処方してもらえると考えたのかな?と思った。いずれにしてもこういう行為は公的保険の範疇にはないことをしっかり伝えるべきと思った。
  • 2017/11/27 9:00
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インドシナ難民として合法的に日本に受け入れられて以来、30年を超すおつきあいのカンボジア人のご夫婦、奥様は診察とインフルエンザ ワクチン接種、ご主人はワクチン接種のみ。長女が付き添ってきた。再来年にはご夫婦二人とも65歳になる。65歳からはインフルエンザ ワクチン接種に公的な助成があるが、それは居住地の市町村での接種に原則的に限られる。隣のS市在住のご夫婦はS市の医療機関で接種してもらうと、僕のクリニックでの接種の半額近くで受けられるはずだ。このことを話したら、「高くてもいいから先生のところにずっと来る」と言われた。うれしいけど申し訳ない気分。フィリピン人女性60歳、片頭痛でトリプタン製剤のジェネリックを処方しているのだが、ジェネリックでもトリプタン製剤は高い。窓口で「きょうは1500円しかない」と話したと受付から連絡があった。診察台と処方箋料を引くと調剤薬局での支払い可能額は1000円近くということになる。それでもどうしても5個薬が欲しいとがんばっていると・・・本人いわく、今までもこういう時があって調剤薬局での支払いを数日遅らせてもらったりしたことが何回かあるという。正直驚いた。以前からある意味、だらしないところがあってフィリピン人仲間からも疎遠になっている彼女だが、こういうことが繰り返されてきたとは知らなかった。調剤薬局に電話してみると、支払いが本人の最初の申告より遅れたことはあるが、未払いはないとのこと。僕が処方箋を書くことで調剤薬局の経営に負の影響を与えているとしたら、その責任の一端は僕にもあるわけで、深刻に受け止めた。処方後、調剤薬局からは何の連絡もなかった。
  • 2017/11/25 9:00
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ナイジェリア人男性45歳、高血圧での受診、一週間分だけ処方し、その一週間後の日に禁食で来院、採血をするよと話しておいたはずなのに・・・禁食で採血は守られたが、一週間後の来院は守られなかった。内服薬をしている間の血圧を測定して、その結果で内服薬をどうするかを考えるからとその意義まで話しておいたのに・・・内服し終わって4日も過ぎてからやってきた。これじゃ薬の降圧効果が十分であったのかどうか全くわからない。血圧は初診時と同じ150/100 。いったい僕に何を判断しろというのか、悩んでしまう。やむをえず、同じ降圧剤を1か月分処方した。アフリカ系アメリカ人の御嬢さん25歳、都の西北にある大学に留学して3年、今は日本で働いているそうだが、まったく日本人と同じアクセントの日本語に驚いた。若いってうらやましい、学習能力が高いのだろう。タイ人男性58歳、胸部打撲で来院。仕事中にすべって転倒したとのこと。胸部レントゲンでも骨折はなし。湿布を処方した。
  • 2017/11/24 9:00
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先週、高熱でやってきて検査の結果、B型インフルエンザと診断し、タミフルを処方したフィリピン人女性のご主人がやはり高熱とほぼ同じ症状でやってきた。いっしょに奥さんがついてきたが、奥さんのほうはすでに解熱していて元気そのもの。ご主人もB型インフルエンザだった。「だから感染するからチューしちゃいけないって言ったでしょ」と笑いながら話すと奥さんが「ドクター、チューしていないよ」と真っ赤になって小声で返事してくれた。続けて「愛してるならチューしちゃだめ、憎んでいるならチューしてうつしてあげたらあなたは早く治るよって言わなかったっけ?」と言うと、「そんなこと、聞いてない」と恥ずかしそうに話す、51歳なのにまるで10台の女性のようなはじらいにこちらもついついからかいたくなってしまう。横で高熱のご主人が腹をかかえて笑っていた。早くよくなりますよーに。診療を終えてからAMDA国際医療情報センターの臨時理事会へ。議題は来年度の事業計画等について。場所は監事のT先生のご自宅マンションの会議室をつかわせてもらった。道路が混んでいてクリニックを出てから運転して1時間45分かかった。おまけに帰り道、年末恒例?の高速道路の工事が始まっていて、2時間かかってしまった。
  • 2017/11/21 9:11
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大和市と接している横浜市瀬谷区から新患のフィリピン人女性52歳来院。会社の健康診断の結果を見せてくれた。尿蛋白が陽性と書いてあったが、ご本人の心配はそこではなくて、排便時に血液がティシュ―に付着していたことらしい。検尿では蛋白は陰性だった。鮮血がティシュ―に付いていたとのことなので、大腸疾患は否定的で、考えられるとしたら痔核や痔裂、すなわちいぼ痔や切れ痔なのだが、「そんなものはない」と言ってなかなかおしりを見せてくれない。これでは診察にはならないのでしばらく説得してようやく肛門鏡で観察させてもらった。案の定、内痔核があった。聞けばいつも便秘症とのことなので、便秘と痔核の関係を話し、便秘に対する薬を処方した。次回からはいつも近くで診てもらっている高血圧も僕のクリニックで診てほしいとのことだった。あれだけ日本語ができても、同じフィリピン人スタッフがいるところのほうがいいようだ。それに僕のクリニックにやってくるとたくさんのフィリピン人に会うことができる。母校の看護医療学部出身の看護師が会いに来てくれた。看護医療学部の講義を依頼された最初の年に学生だったと思う。卒後、海外の大学院でも勉強し、発展途上国での医療にも参加していて、国際看護を教えることができる看護教員が少ない現状で、貴重な人材だと思う。
  • 2017/11/20 9:00
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フィリピン人男性46歳、たしか都内の米軍関係の施設でコックとして働いていると聞いていた。高血圧で拝見しているのだが・・・前回診察して降圧剤を処方したのが8月、すでに3か月過ぎている。今まで薬はあったと言う。毎日内服していればそんなことはないはずだ。具合の悪い時だけ内服していたの?と尋ねると「そうだ」という返事。そりゃそうだろう。内服して血圧が下がって、それでよかったと内服するのを中止すれば、そりゃ血圧はまた上がるはずだ。逆に言えば、キチンと毎日内服してくれたら、「具合が悪い」こともなくなるはずなのだが・・・指示通りにやってこないのはどうやらお金の問題でもないらしい。彼の給与がそんなに安くないことは知っている。たぶん慢性疾患のフォローの仕方が理解できていないというか、文化のちがいというか・・・こういう「いい加減さ」は日本人でもないことはないが、僕のクリニックでは東南アジアの人やペルー人などに圧倒的に多い。血圧計も壊れちゃって家じゃ血圧測れない・・という彼の言葉。すると具合が悪いというのは頭痛がするとか動悸するとか胸苦しいとか・・そういうものを感じるのだろう。これはあまりいいことでないと話して彼が帰ったあとで気がついた。「あまりいいことではない」と話したのは何事もやんわりと話す日本人的発想からで、本当は「悪いことだ」とはっきり言うべきだったのだ。
  • 2017/11/18 9:00
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フィリピン人女性51歳、一昨日から具合が悪く、昨日から39度の発熱ありと来院。体の痛みが強く、から咳と喉の痛みあり。もしやと思ってインフルエンザの検査を行ったところ、B型インフルエンザだった。タミフルを処方、米軍基地の中で働いているそうで、上司宛に診断書を書いた。学校保健法ではインフルエンザと診断されたらどれぐらいの期間、休まなければならないかという規定があるのだが、これは社会人には摘要されない。ただし、学生だろうと社会人だろうと感染については同じわけで・・・学校保健法に定められた期間に準じた期間は休んだ方がよいということを書いた。パキスタン人男性53歳、診療終了寸前にやってきた。以前から過敏性腸症候群でトリメブチンを処方、さらに腹満がありジメチコンを処方している。口臭が気になるのとおなかがごろごろと音がすると来院。胃が悪いのではないかと疑ったらしい。口臭があるから胃が悪いとは限らない、むしろ関係ない可能性が高いのと、おなかがごろごろするのは従来からの過敏性腸症候群と思うので、できれば定期的にキチンと内服してほしい旨を話した。本人が言うにはすごく心配性で気ににることがあると不安が募るとのことだった。「ここに来て先生と話すと安心するよ」と帰って行った。日本人患者でもこういう性格の人はやまほどいる。彼はいいところはこちらが医師として話したことはすなおに受け入れてくれるところだ。ときどきだが、そうじゃない人たちがいる。専門的知識を持った医師からみると突拍子もない考えなのだが、それに固執してこちらの言うことにはまるで耳を貸してくれない人たちだ。外来に患者が待っていることがわかっている中で、いつ果てるとも知れない理論亡き訴えを聞いて入ると疲れ果ててしまう。
  • 2017/11/17 9:00
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最近、アメリカ人の初診が明らかに多い。48歳の男性、風邪引き、市内在住ではなかったので、どうしてここまでやってきたのか?と訊ねたら、インターネットで調べたと答えてくれた。どのようなウェブサイトに載っていたのか、訊ねるのを忘れてしまった。43歳女性、フィリピン人スタッフと仲がよさそうにしているし、性は日本名、名前はフィリピン風でフィリピン人のような風貌だったので、タガログ語を混ぜつつ、英語で話をしていたが、何かが変。よくよく聞くとフィリピン人ではなくてブラジル人だった。ベトナム人男性63歳、すでに帰化をしている。インフルエンザの予防接種で来院。19歳アジア出身の御嬢さん、某疾患で遠くまで通院しているのだが、母親がなかなか時間が取れないらしく、前回はもう薬がきょうでなくなるとのことでやむをえず、1か月分処方した。比較的まれな疾患なので、レセプトにも経過について記載をした・・・きょうは2か月分薬が欲しいとのこと、突然来なくなったら主治医が心配したり、不審に思うだろうと、母親に元の病院で診察を受けるようにと話したのだが、聞き入れてはくれなそうだった。「便利」と「安心」はちがうとわかってもらいたいのだが。彼女の義理の父親が薬をどこかに置き忘れたのか、なくなったということで病院に行ったら、保険が使えず、自費で支払うように言われて困ったと話してくれた。「どうするの?」と言われても、紛失した場合、再度薬を処方する場合は保険が使えないというのがルールなので、「どうしようもない」。もしかして先生のクリニックで処方してくれたら保険が使えるんじゃない?と言われるかと内心、心配したが、それはなかった。
  • 2017/11/16 9:03
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