AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201707のエントリ

きょう、ドラッグマガジン社に依頼されて日本ケミファの隔月刊広報誌に書いた原稿の第三回分が掲載されて送られてきた。日本ケミファのMRが全国の医療機関に直接持参して渡す広報誌なので読んでいただけたらうれしい。ちょうどドラッグマガジン社から4月号からの1年分の原稿を依頼された1月終わりごろ、書く意欲が旺盛な時期だった。1年分をそれなりにゆっくり書いているその間に万が一、別の原稿を依頼されると、僕の頭では混乱をきたしてしまうのでがんばって書いていたら、案の定、日経メディカル オンラインに同じく4月から月2回すなわち2週間に1回、来年の3月までの連載の原稿を2月の終わりごろに依頼されたと記憶している。そのころはすでにドラッグマガジン社の原稿は6回目ごろを書いていた。ああ、よかった、書き始めていてと思った。3月の初めには1年分を書き終え、心置きなく日経メディカル オンラインの原稿に取り掛かった。何回分か、書いたころに日本語学校向けのJAネットという雑誌の巻頭言を依頼された。こういう単発の原稿はすぐに書き上げないと、締切期限が気になっていけない。優先して書き上げた。JAネットの掲載分は先週、わざわざ編集者が東京からクリニックまでやってきて渡してくださった。そして・・さらに日経メディカル オンラインの原稿を書き続けていると、母校の医学部新聞に大和市医師会についての原稿を依頼され、日経メディカル オンラインの筆を休めて急いで書き上げた。締切まで期間が短いのでいたしかたない。そして日経メディカル オンラインのほうは順調にアップロードされていて、7月終わりのきょう現在、たぶん来年の2月分ぐらいまでの原稿を書き上げてすでに編集部に送ってある。なんでこんなに取りつかれたように書いているのかと言うと、多くの先生方にトラブルに遭うことなく、外国人患者を診ていただきたいからだ。依頼原稿をいただけるということはそういうチャンスをいただけることで、僕は記憶の限り、お断りしたことがない。外国人も日本人も同じといえば同じ、しかしそれは人権上の問題で、考え方、症状の訴え方、いろいろな事柄がちがう。おまけに外国人患者は日本の医療機関での診療の流れや日本の医療制度、とくに公的保険制度とその診療上の縛りについて知らないことが多く、こういうことは説明しようと思ってもなかなか説明しきれない。トラブルの種はあちらこちらにあるのだ。郡市医師会長として昨年僕が出席した大小の会議は1年間で220件近くに上る。この合間に書き上げなくてはならない。こんな努力が、日本の医療機関を受診する外国人患者にとって、また彼らを受け入れる日本の医師、医療機関にとって一助となれば、こんなにうれしいことはない。
  • 2017/7/31 9:00
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タンザニア人33歳の女性、会社の健診を大病院で受けて、その結果を持って現れた。初診の患者であって背景がわからないこと、どうやら健診結果では複数の指摘があることなど、診察に時間がかかりそうだった。午前中の内視鏡検査も控えていて、その前に日本人の患者のたまったカルテも少なくしておきたかったので・・・本人にわけを話し、ゆっくりと拝見したいのでと言い添えて内視鏡検査の前に日本人患者の診察を進め、内視鏡検査を終えてから診察室に入ってもらった。こういうとき、順番からはずれることを丁寧に説明しておかないと、差別されたかと勘違いされてしまう。指摘されたのは胃透視で慢性胃炎の疑い、胸部レントゲン写真で左肺下葉の陰、そして超音波検査で総胆管結石の疑い、この3点だった。胃透視は年齢と症状がないことからとりあえず、内視鏡検査を組むのはやめた。本人の希望も入れてだが。胸部写真は2方向で再度撮影、あやしげな影はなかった。総胆管結石の疑いについては近くの公立病院で腹部CTを撮影してもらえるように手配した。アメリカ人女性55歳、潰瘍性大腸炎で拝見しているが、精神科の薬の効きが少し悪いような印象を受けた。続いてカンボジア人女性63歳、同じく潰瘍性大腸炎と高血圧で拝見している。僕はカンボジア語はわずかな単語以外、わからないので彼女とは日本語、英語、そしてタイ語で話し合っている。たぶん戦乱のカンボジアから西に逃げ、カンボジアと国境を接するサケオ県のカオイダン難民キャンプに収容されていたときにタイ語を学んだのだろう。もともと語学の才能がすごくある人なので。このところ、曇りと雨とこの時期にしては涼しすぎる気温、風邪ひきが多い。フィリピン人女性52歳、ペルー人男性40歳、韓国人男性54歳、いずれも喉が痛く、咳、痰、鼻水が出るとのことで内服薬を処方。
  • 2017/7/29 9:00
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住所をみるとクリニックの非常に近くからベトナム人女性43歳来院、同じベトナム人のご主人がついてきた。ご主人はインドシナ難民として日本に合法的に受け入れられた人、奥さんである患者は1年前に結婚して日本にやってきたばかりだとのこと、日本語がほとんどわからない。幸いなことに風邪ひきだったため、ご主人の日本語と「喉の痛み」とか「痰」とかごくごく簡単な僕のベトナム語単語だけで乗り切ることができた。ひと月に一回、土曜日にベトナム人スタッフが勤務していることを告げると目を丸くしていた。「そういうときは奥さんだけでいいんですねえ」と。インドシナ難民として日本に合法的に受け入れられたベトナム、カンボジア、ラオスの人たちやその子孫が日本で結婚相手を探すのは容易ではない。女性が日本人と結婚するのはずいぶんと見てきたが、男性が日本人女性と結婚するというのは例外的だ。すると男性は今は行き来ができるようになった母国にわたり、見合いを重ねて花嫁を連れて帰ってくる。こうしてまったく日本の事情がわからないベトナム、カンボジア、ラオスの女性が出現するというわけだ。こう考えるとインドシナ難民の問題はいまだに細くはあっても綿々とつながっていると考えるべきだろう。少し楽しくない話をひとつ。数か月前、小児科を受診しているフィリピン人から、近く近隣の市へ転居するので、大和市に住んでいるうちにこどもの予防接種をしてほしいと言われ、接種したらしい。昨日になって役所から書類が届いた。なんと、接種した日にはすでに大和市から転出していたそうで、予防接種のお金は支払えないとのことだった。こういうケース、医療機関としては防ぎようがない。腹がたつというより、悲しいことだ。これは立派な確信犯だろう。市役所に転出先を訊ねてもプライバシィーの保護とやらで教えてはくれないだろう。こういう人権保護ってどこかいびつでおかしいと考えるのは僕だけなのだろうか。
  • 2017/7/28 9:00
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近隣のA市に住むフィリピン人男性52歳、深刻な顔でやってきた。スタッフがそばにいるのを気にして、なんとなく口ごもっているように見える。人払いをして、どうしたのか?と尋ねると血液検査をしてほしいと言う。なぜ?と問うと、せきを切ったように話し始めた。5月にフィリピンに里帰りしたときに付き合った女性から連絡があり、尿道系の性感染症に罹患したらしいので検査をしてもらって病気がないとの証明を見せてもらいたいと言われたとのことだった。彼としては青天のへきれきだったのだろう。精神的に動揺しているのがよくわかった。具体的になんという病名?と訊ねても、「わからない」とのことで、これでは何をどう検査してよいのかが、わからない。彼自身は「なんの症状もない」のだそうだ。とすると調べるべき本命はクラミジアだろうと推察した。HIVも心配だというので即日 検査を行ったが、陰性だった。もし、彼のクラミジア検査が陰性なら・・・それは彼女に別の相手がいるということだから、いろいろと考えた方がいいよと話してはおいた。彼が帰ってからよくよく考えてみたが・・こういうケース、もしかして彼女のほうから別れたくて、でも別れを切り出さしにくく、話をしくんだのかとも思ったが・・いずれにしてもこの手の話、持ち込まれたほうも困る。
  • 2017/7/27 9:13
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フィリピン人男性51歳、体にしこりがあって心配とやってきた。しこりは2つあると言う。見せてもらうと上背部のしこりは可動性がなく、明らかに粉瘤だった。もう1個のしこりは右の上腕の肩に近い部分にあって、可動性があり、脂肪腫でまちがいないと思う。どうやら悪性腫瘍が心配だったらしく、説明するとようやく顔に微笑みが戻った。少し涼しくなったころに摘出してほしいと言われた。粉瘤の部分は皮膚も厚く、脂肪腫の部分も筋肉隆々の体でやりにくそうだが、「1日で両方取ってほしい」というリクエストにこたえることにした。30分もあれば両方の小手術は終わるだろう。中国人男性、定期的に高脂血症と糖尿病のチェックにやってくる。昨日は結果を聞きにやってきたが、すべての検査値は正常範囲内だった。その直後に中国人女性49歳、どうしても寝られないとのことで睡眠導入剤を処方した。スマホが壊れてしまった。夕方、仕事を終えてから近くのイオンの中のドコモショップへ。結局、新たに買ったほうが早そうだったので購入したが・・今までのスマホの中の情報を新しいスマホに入れるのに30分もかかり、夜の医師会の会議に遅刻、おまけにラインの引継ぎがどうしてもできず、新たにラインを設定することになり、帰宅後、うんうん唸りながらようやく、開通。メカに弱くなった。年は取りたくない。あと数年もしたら、バソコンが壊れたりして、会社に電話で誘導してもらうときなど、「Windowsをあけてください」と言われ、窓をあけてしまいそうだ。
  • 2017/7/25 9:03
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22日の土曜日、朝のうちは健診の人もいつもより少なく、静かな出足であったが、途中からすごく混んでしまった。初診の中国人女性、ときどきやってくる日本人患者に付き添われて横浜市からやってきた。日本に10年住んでいるとかで、日本語でもなんとか話が通じるぐらい。むずかしい日本語は使わないように心掛けて話した。ピロリ菌の除菌療法を受けてから一層、もたれ感が強くなり、ときどきは空腹時の不快感もあるとのこと、まずはプロトンポンプ インヒビターで胃酸を下げてようすをみることにした。先日、県立高校の学校健診で貧血を疑われ、採血したフィリピン人女性2人、採血時「あすの午後にはわかるよ」と話したのだが、2週間も経過しているのにやってこない。たしか学校からの情報提供書に結果を書いてサインをし、それを本人たちに渡して学校に提出してもらわなければいけないはずだ。思い出してフィリピン人スタッフに連絡をしてもらったところ、昼近くにやってきた。1人はまったく異常なし、もう一人はごく軽度の貧血だった。書類に書き込もうとして尋ねたら、「異常なし」のほうの生徒はその書類を持っていたが、軽度の貧血のほうの生徒は「なくした」とかで持参せず。やむをえず、持ってきた生徒の分の書類をコピーし、印字されている名前を修正液で消して、再度コピーして書き込んだ。このあともフィリピン人女性がふたり続き、土曜日なのでそのフィリピン人女性の家族もいっしょに来ていたので、待合室はまるで「リトル フィリピン」だった。
  • 2017/7/24 9:00
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アメリカ人男性55歳、もともと過敏性腸症候群があった方だが、久しぶりにおなかが痛くなったと来院。たしかにおなかではごろごろと腹鳴が聞こえていた。数日前に魚を食べたことが原因と思っているようだったが、ちがう気がした。よく説明して対症療法としての処方を行った。タイ人女性44歳、長く日本にいるらしいが、全く日本語が進歩していない。日本語での受診は「まちがいなく」無理だと思う。僕のタイ語の理解力では胃のあたりがごろごろする、食事のあとに強い、痛いのではないということだった。先程のアメリカ人男性の件と似ている。ベッドの上でおなかを見せてねとお願いすると、タイ語で「仕事中だから汚いし、臭いよ」と言うので、臭くてもいいからあがってと促した。こういうタイ語がわかってしまう自分に驚いたりもした。やはり腹鳴が強く、感染性胃腸炎と診断した。最後に・・・クンモ―と言いながら、かばんから何かを取り出した。見ると、市からの特定健診のお知らせと受診券だった。昼ごはんを食べてから間がないというので今日はしないほうがいいと話した。するとお盆休暇があるからと日程を教えてくれたので、その中で予約をした。安心したように帰って行った。その1時間後にタイ人女性54歳来院。先日の特定健診の結果を説明した。中性脂肪が300近かったので、食事について説明したところ、「イスラム教徒で豚が食べられないから、牛、とくにカルビを毎日食べている」と教えてくれた。無駄に終わるかも・・と思いながらも説明を続けた。
  • 2017/7/22 9:00
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暑くなった。セミの鳴声がうれしい。毎年、かぶと虫を診察室で育てていて、小児科の外来にやってくる子供たちが楽しみにしていて、中には毎年、成虫をもらいに来る子供もいたのに・・・昨年の秋、長くかぶと虫を飼っていて、初めて大失敗、卵から孵化した幼虫がゼロの状態になってしまった。そろそろ神様がやめなさいと言っているのだろうと思ってあきらめた。ペルー人の50歳代のご夫婦、隣のF市からやってくる。ちょっとした風邪ひきでもいつもの高血圧の診察以外にすぐにやってくる。40歳代の前半のころから生活保護になってしまい、いまだに抜け出せない。というか、抜け出す努力が見えてこない。二人とも日本語はそれなりに達者、二人とも高血圧があるだけで働けない決定的な疾患があるわけではない。今の世の中、労働力が足りなくなり、パートの時給も記録的に高い状態という報道があるというのに、彼らが仕事をしていないという理由が健康面からは全く理解できない。生活保護は社会のセーフティネットとして必要なのだろうとは思う。ただ、公平さとかそんなこともついつい考えてしまう。
  • 2017/7/21 9:00
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カンボジア人女性47歳、いつもは高血圧で拝見しているのだが、上腹部の痛みも訴えている。内視鏡検査は怖いとのことで、しばらくプロトンポンプ インヒビターで様子をみることにした。フィリピン人男性57歳、胃がん検診で内視鏡検査を施行、のどの麻酔だけでできないか?と尋ねたら、「絶対に無理」という返事。やむをえず、サイレースを1/10に希釈して静脈注射、すぐにいびきをかき始めた。検査を終えて、麻酔の覚醒のためにアネキセートを静脈注射、すぐに目が醒めたが、これから検査か?と思ったそうで、すでに終わったことを告げたら喜んでいた。タイ人女性57歳、胃のあたりが痛くて・・と来院。どこが痛いの?触ってみてと話すと・・・彼女が指差したのはおへその周囲、発熱もなく、「こういう症状がときどき何年もある」と言うので、当初、疑った感染性腸炎ではなく、便秘型の過敏性腸症候群を疑って処方してみた。これでよくなるといいが・・・最近、あまりてこずる外国人患者に出会わなくなった気がする。一番てこずるのは自分の国の医療、医師のやり方、薬に固執する人だ。ないものねだりしてもしょうがないだろうと思うのだが・・・
  • 2017/7/20 8:57
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タンザニア人男性41歳、3週間ほど前にやってきて体調不良を訴えて、HIV、クラミジア、寄生虫検査など行ったのに・・・3週間も来なかった。結果を聞きにやってきた。体調もよくなったそうで、それでやってくるのが遅れたらしい。というか、「そうだ、検査したっけ」という感覚なのだと思う。それで思い出したが、同じころに体調不良を訴えるガーナ人男性の血液検査を行って、HBs抗原は陰性だったが、HA抗体は強陽性だったのに・・・彼のほうはやってこない。体調がよくなったからだろうと考えておこう。ベトナム人男性28歳、インドシナ難民としてやってきたベトナム人の子孫ではなく、研修ビザでやってきているとのこと。HIV検査を希望、結果は陰性だった。笑顔で帰って行った。ペルー人女性69歳、大和市胃がん検診で内視鏡検査、心臓疾患もあり、できればサイレースで寝ておこなうようなことはしたくないと思って話したのだが・・・「注射の麻酔がなければ絶対にできない」と言い張るので施行。無事に終了、とくに異常はなかった。その御嬢さん47歳、母親の付き添いでやってきたのだが、「これはきょうできますか?」と取り出したのが特定健診の受診券、食事もしていないと言うので、予約なしだが、受けた。もう一度ごはんを食べずにやってくるのも大変と思って。
  • 2017/7/18 9:00
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