AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2017 6月 » »
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 1
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

20170613のエントリ

高血圧で降圧剤を定期処方しているフィリピン人女性54歳の診察が終わった直後に、フィリピン人スタッフが「胃が痛くて胃の内視鏡検査もしてほしい」と言っていると教えてくれた。きのうは午前に通常診療の合間に上部消化管内視鏡検査が2件、午後も診療の合間に上部消化管と下部消化管の内視鏡検査が1件ずつ予約で入っているので、ちょっと無理かと思ったが・・・検査を受けるつもりで飲食しないで来ているという。うーん、こちらの都合も考えずに・・などと思いたくもなる。昼休みに保健福祉事務所と教育委員会との面談の予定が入っているのに、これでは昼休みがなくなってしまうと暗い気持ちになりかけた。こういうときは悩まずにさっさと検査してしまったほうが早い。奥の内視鏡室で準備をしてもらうことにした。しばらくして準備ができたとのことで内視鏡室に行って、ベッドに寝ている患者の顔を見たら・・・ちがう、さきほどのフィリピン人女性ではない。同じ高血圧でフォローしている64歳の女性だ。フィリピン人スタッフに思わず、「人がちがう」と話すと「そう、さきほどの人ではありません」という返事。僕が早とちりだったのか。喉の麻酔だけで検査を開始、前庭部後壁に大きくて深い潰瘍がある。辺縁はスムースでがんの心配はないと確信した。終了後、診察室で彼女に遅くなった問診を行った。やはり背部痛もあるという。あの潰瘍の場所からは膵臓に炎症が及んでいるにちがいない。内服薬を処方。きょうやってもらってよかったと感謝の言葉を残して彼女は帰って行った。
あの潰瘍ではさぞかし痛かろう。早く検査してあげてよかった。
  • 2017/6/13 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (35)