AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20170518のエントリ

パキスタン人女性41歳、故国では薬剤師だと話してくれたことがある。爪のカンジダ症が再発したと来院。以前に爪が変形して縦に筋が入り、皮膚科を受診してもよくならないとやってきたことがあった。爪白癬でもなかったと言う。皮膚科でもないのに皮膚科の相談をされても困るとは思ったが、困った時の同級生頼みで、ちょっと遠いけど平塚市まで行けますか?と話したら、治るならどこでも行くと言う返事。同市内の同級生のところまで行ってもらったら、爪カンジダ症と思う、薬はあるけど高いよと彼から連絡があった。それを内服したらみるみるよくなった。やはりプロの診断はすごい。ところが2年に1回ぐらい再発がある。今回が2回目の再発。特殊な薬で通常の調剤薬局でいつも置いてあるわけではないので、先に連絡してくれたらよかったのにと思った。風邪ひきで大きなマスクをしてやってきたカンボジア人女性41歳、家族で難民として日本にやってきてもう37年ぐらいになるはずだ。昭和60年ごろ、僕がインドシナ難民大和定住促進センターの無料の嘱託医であったころ、家族とともにやってきた。同センターの中では日本語の勉強、日本社会についての勉強が行われていた。あるとき、難民のひとりが具合が悪く、寝込んでいるという連絡があって市立病院から駆け付けると、母親とおぼしき女性が布団に寝ていて、扇風機がまわっていて、柔和な顔をしたご主人がうちわであおいでいた。その父親の横に心配そうな顔をした4歳ぐらいの女の子がちょこんと座っていた。それが彼女だった。父親はいまはもうこの世にはいない。そして母親は今でも持病のために僕のクリニックに通って来てくれる。
  • 2017/5/18 9:00
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