AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20170401のエントリ

木曜日の午後、ペルー人で日本語があまり上手に話せないという人の代理人という人から電話があり、ヘルニアは診てもらえますか?と言っているとスタッフから聞いた。「鼠径ヘルニアでも診ることはできますよねぇ、先生」と尋ねられ、いいよと答えた。手術はできなくても診断はできまよねぇという意味だ。外科医現役のころはおとなの鼠径ヘルニアもこどもの鼠径ヘルニアも「たくさん」手術していたっけなんて思いながら。問い合わせの電話があっても来院するとは限らない。あまり気にせずにしていたら、翌31日の昼前になって初診のペルー人男性42歳が現れた。スペイン語ではヘルニアではなく、最初のHを発音せずにエルニアと言う。どこにエルニアがあるの?と質問したら、つい最近、ペルーからやってきたらしく、ペルーでの医師とのやりとりを教えてくれた。症状はというと胸が苦しいらしい。内視鏡も行って・・・というくだりで気がついた。鼠径ヘルニアではなく、食道裂孔ヘルニア、英語でHIATAL HERNIAのことだったのだ。彼には悪いが、ちょっと苦笑してしまった。ヘリコバクター・ピロリも陽性で除菌療法を受け、陰性にはなったが、それから胃や食道の症状が強くなったとのこと、なるほど、食道裂孔ヘルニアのある人に除菌療法を行った結果、胃酸の逆流が強まったにちがいない。食事も済ませて来ているので、まずはプロトンポンプ インヒビターを2週間程度、処方してみよう、内視鏡検査を行うかどうかはそれから考えようということになった。
  • 2017/4/1 9:00
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