AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20170302のエントリ

フィリピン人女性53歳、動悸がするし、具合が悪いと来院。11月までの半年間ぐらい、高血圧で降圧剤を処方していた。血圧を測定すると188/120 、つらいはずだ。カルテを見るとアイミクスHを処方して、なんとか130台に抑えていたのに・・もううんざりするぐらい、慢性疾患を抱える人にはいつも話しているのだが・・・高血圧の人なら、降圧剤を内服してよくなって・・・内服を中止したらまたもとの値にはねあがるよと・・・でも明らかに日本人に比較して多くの割合の人がわりと短期間で自己判断で内服をやめてしまう。結果がこうだ。外国人を診るということに関しては言葉の壁や医療費の問題、医療分野の風俗・習慣のちがいなどさまざまな問題がある。僕のクリニックには通訳もいるし、スタッフも5か国語程度の外国語には対応可能で、医療費の問題にしても医療分野の風俗・習慣の問題にしても開業以来27年、これらの問題を乗り越えてきた実績がある。ところが・・この慢性疾患のフォローアップについては、その対象となる外国人患者に対して口をすっぱく・・毎回毎回話をするのだが、結局、いつも同じ。あるとき来なくなってしまい、具合が悪くなるとまたやってくる。理由がわからない。お金の問題があるのか、はたまた基礎教育の欠落なのか? それこそ故国での医療分野の習慣なのか? このフィリピン人女性もまたいつか急に来なくなるような気がしてならない。不思議なのは・・・そういう「慢性疾患で来なくなっても風邪をひいたり・・そういう別の問題が発生するとやってくるということだ。はじめのころは嫌われたのかと思ったけど、そうじゃないらしいとすぐに気がついた。で・・別の問題が発生してやってきたときに・・血圧はどう?と尋ねるとたいてい「うん、今は薬がなくてもだいじょうぶ」とにこにこして答えてくれる。要するに僕の言葉をあまり深く考えていないということなのだろう。
  • 2017/3/2 9:00
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