AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201702のエントリ

あまり気分のすっきりしない一日だった。ベトナム人女性67歳、全く日本語が話せない。高血圧と難治性逆流性食道炎で1月より拝見していて、13日で3回目の診察になるのだが・・・まだ治療が落ち着かない。高血圧に関しては来院時に200を超えていたのだが・・・当初、1週間分のみ処方し、血圧が下がってきていることを確認して前回はベトナム人通訳が来院する日に合わせて受診してもらった。次回もベトナム人通訳が勤務している今度の土曜日を診察日と指定したのだが・・息子さんとやってきた。息子さんの日本語能力にも問題があり、散々苦労した。なぜかきのうは高血圧の薬を飲んでいないと言う。測ってみるとまた200を超えている。どうして内服しなかったのかを尋ねてみたが、明確な返事はなかった。難治性逆流性食道炎に関してはオメプラゾール20ミリ1錠を飲むと体が冷たくなって飲みたくないと話したので、10ミリに変更してみたが、やはり内服していない。こう「ないない尽くし」ではどう対処していいのか、わからなくなる。こちらも思案をして、まずは降圧剤をキチンと内服してもらい、難治性逆流性食道炎に関してはプロトンポンプではなく、少し作用は弱くなるが、H2レセプター アンタゴニストのラニチジン150ミリを朝食後と就寝前に内服するようにと処方した。そして今週末の土曜日に来院してもらい、ベトナム語の通訳を交えて善後策を協議しようと思っていた矢先、息子さんが「お母さん、今週の土曜にベトナムに2か月帰るので、土曜は来られない。薬を2か月分欲しい」と言い出した。効いているのかどうかもまだ判断できない薬や、キチンと内服していないらしい薬を2か月分処方することには大いに抵抗感があり・・・おまけに生活保護のこの患者さんがご主人といっしょにベトナムに2か月間一時帰国するその飛行機代はどうなっているのか?などと思うとやるせない。やはりこういう人たちは日本の生活になじみ、定住していくのはむずかしいのではないかと思う。そんなことを最後まで引きずりながらの一日だった。
  • 2017/2/14 9:00
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ペルー人男性49歳、いつものとおりに血圧を測定、降圧剤でうまくコントロールできていることを確認して次の診察日までの処方を書いていたら・・・あのぉドクトールとなにか話したい様子。何?と尋ねると「階段をあがるとはあはあする、どうしてだろう?」と言い出した。通院するようになりまだ3か月程度で、彼の生活についてすべてを知っているわけではないので、質問させてもらった。「体重はどう? 増えていない?」すると「あまり食べていないのに10キロも太った」との返事。体重増加が原因だろうが、食べていないって本当だろうか?と思い、さらに質問を続けたら・・間食が多いことがわかった。これじゃ主食はあまり食べていないつもりでも、カロリーは相当に摂取しているはずだ。糖尿病の家系もなく、検尿でも異常はなかった。つぎの診察日に空腹でやってきてもらって採血させてもらうことにした。金曜日には久しぶりに雪が舞った。午後になって大きな結晶が落ちてきたので積もるかと思ったけど、積もらなかった。雪を見るといつも思い出すのは故郷とそのころに周りにいた人たちの顔、そして幼いころの自分。
  • 2017/2/13 9:00
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初診のフィリピン人女性43歳、会社の健診で何かの異常値を指摘されたと結果ごと持ってきた。よく見るとひっかかったのはs-GPTとγ-GTP、ほんの少しだけ正常範囲より高い。中性脂肪は正常値で、またA型肝炎の抗体が上がっているのではないかと想像して、採血をしたのだが・・・結果を明日までに会社に持ってこいと言われているとのこと。s-GPTとγ-GTPなら一両日で結果は出るが、A型肝炎の抗体とかHBs抗原となると、場合によってはそうはいかなくなる。わかったことは彼女が検査結果をずっと手元に持っていたままで、会社側から診察に行くようにとせっつかれたのだとわかった。会社にはすべての結果が出てから報告書を書くので数日かかると伝えてくれるように話しておいた。ペルー人女性34歳、20台の前半のときから事あるごとに受診にやってきたのだが、前回の来院からは10か月が経過していた。風邪をひいているらしいとスタッフに聞いたのだが、名前を呼ぶと男のあかちゃんを抱いて入ってきた。僕の知らない間に家族が増えていた。別に僕に知らせてくれる必要があるわけもないのだが・・・驚いた。彼女の父親が日系ペルー人の2世で、日本で働いていたころは小さな相談にでも来てくれた。数年前に帰国するときには一緒に写真を撮ったりもしたが・・・その後は1年に1回3か月ほど娘と小学生の孫の顔を見にやってくる。やってくると必ず立ち寄ってくれる。今回も男の子が新たに生まれた時、「ドクトールに早く見せに行け」と言われたそうだ。その「おじいちゃん」、3月になったら孫の顔を見たくて来日するそうだ。その時は僕のクリニックに必らずやってくるそうで、楽しみにしている。
  • 2017/2/10 9:00
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ベトナム人女性44歳、いろいろとエピソードのある女性なのだが・・・もともとの片頭痛に加え、11月から高血圧もあって降圧剤の使用を開始したのだが・・・午前中、あまり混んでいない時間にやってきた。なのに診察はいらないから片頭痛の薬だけほしいと言う。とっくに降圧剤も内服し終わっているはずなのだが・・・血圧も計測させてくれない。こういう人にはどう対処していいのか、判断に迷う。ただ本人がいやだということはしても意味がない。けっきょく片頭痛の薬だけ処方した。昨日は都立病院国際化研修の講師を仰せつかり、多摩総合医療センターまで行ってきた。開業するとなかなか大きな病院の中に入る機会がない。早い時間に到着して、しばらく中を歩いてみたが、しゃれたつくりで、昔の「病院」というイメージがあまりなかった。そして、うれしいニュースがひとつ。秋ごろだったか、AMDA国際医療情報センターに外国人医療のことで問い合わせしてきた九州の女子高生がいた。質問に答えるために僕が対応したが、この女性から医学部に合格したとメールで連絡があった。あのころに3回程度、メールでやりとりしただけだったので、一瞬、だれだかわからなかったが・・僕にまで連絡をくれるとは・・きっとうれしかったにちがいない。
  • 2017/2/9 9:00
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ペルー人女性68歳、高血圧で拝見しているのだが、この2週間ほど、血圧が高いと来院。夏の終わりごろ、当時の降圧剤で血圧が低くなりすぎるというので、降圧剤を変更、少し「軽め」にしたが、寒い季節、また血圧がアップしたのだろう。元の処方に戻した。ペルー人男性42歳、4日の土曜日に雇用の際の健診で来院。血液検査の結果が戻ってくるのが6日月曜の昼休みなので、午後になれば書類はできあがっているからそれ以後に取りに来てねと話したはずなのに・・・午前中ににこにこしながら取りに来た。やむをえず、検査会社に問い合わせしてファックスで結果を送ってもらい、その場で記入しながら説明し、念のためにコピーを保存し、受付で手渡した。タイ人女性60歳、一週間前にめまいと頭痛で来院。血圧が180を超えていた。処方した薬を内服して一週間、めまいは消失し、血圧は130/78と降下していた。よかった。約束通り食事をしないで来てくれたので肝機能、腎機能、コレステロール、中性脂肪などを採血。フィリピン人女性48歳、大腸の憩室炎を疑って抗生剤の点滴を2日間行って日曜は内服してもらった。白血球数は8000台まで低下、仕事場に診断書を書いた。昼休みに仕事場の日本人から病状問い合わせの電話あり、本人の許可をもらっていたので、9日まで休むように診断書に書いたことを話した。フィリピン人女性46歳、左の頸部にしこりあり。場所的には顎下腺のあたりなのだが・・・エコー検査では嚢胞状に見える。経過をみていたが、先週より腫れはひいてきていて、痛みも低下しているというので様子をみることにしたが、いまいち、腑におちない。白血球数もCRPも正常範囲内というのに念のために処方した抗生剤に反応しているようだ。腑に落ちないと僕が思っていることが本人の不安に拍車をかけているようだ。
  • 2017/2/7 8:58
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ここ数日、患者数も落ち着いていて、午後は余裕さえあったのに・・・4日の土曜日は僕のほうと小児科合わせて4時間で98人の患者数、そして外国人が21人。1時に締め切って終わったのが1時40分ごろ。ペルー人女性20歳、2週間前に空腹時の心窩部痛でオメプラゾールを処方したのだが・・あまり効果がないとやってきた。驚いたことに「きょう内視鏡検査を予約してあるから食べてない」と言うのだが、予約はしていない。僕が話したのは、「もし検査するとなると内視鏡検査だろう、検査したいと思ったら電話でもいいから予約してね」ということなのだが・・・でも本人が食べてきていないわけだし・・・少し待つけど、きょうやりますと話して、この混雑の中、1時間ほど待ってもらってから内視鏡検査を施行した。驚いたことに20歳で、「立派に」食道裂孔ヘルニアがあった。マルファを処方してみたが・・・終了して画像を説明している最中に「そういえば、前回の妊娠の時にもこんな感じだった」と話すのでびっくり。前回の生理はいつもとちがって短く、量も少なかったらしく、あわてて尿で妊娠反応を見たが、陰性だった。前日から大腸憩室炎の疑いで抗生物質の点滴を行ったフィリピン人女性、痛みは軽減していた。とりあえず、抗生物質の点滴を行った。フィリピン女性39歳、この忙しい日に予約なく雇用のための健診希望。やむをえないので受けたが・・・採血しようとすると泣き出していやいやを始めた。こういう例はなぜかフィリピン人女性に極めて多い。針を刺した途端に腕を引き抜かれて大出血したことも過去には何回かあるので、スタッフ数人で肩を抱いて励ましたり、腕を抑えたりして無事に終了した。ケニア人男性29歳、北隣のS市に住む留学生だそうで、八頭身でスリム、鼻が高く、ちょっと劣等感を抱かされた。日本にやってきて2か月、昨日から頭が痛いと・・・そうと返事しながら手を額にあてると熱い。37.4度、きのうの夜は体が熱かったと言う。咳も少しあり、インフルエンザのチェックを行ったらA型インフルエンザ、タミフル等処方して、大学の連絡のために簡単な報告書を書き、連絡して休むように話した。けっきょくフィリピン人12人、ペルー人2人、ドミニカ人2人、ベトナム人2人、タイ人、ケニア人、パラグァイ人1人ずつ。日本人もインフルエンザ多し。
  • 2017/2/6 9:00
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2日の夕方に支援者に連れられてやってきたカンボジアのお坊様、39度を超える発熱だったので、昨日はどうか?と心配したが、やってこなかった。よくなっていてくれたらいいのだが・・・心の片隅にひっかかる。フィリピン人女性49歳、日頃、陽気な彼女だが、うなだれて神妙な顔でやってきた。僕が休診している水曜に血圧が190/108になり、近くの医療機関で降圧剤をもらったと。内服を続けて血圧も安定、このまま続けたらと思っていたが、お金のこともあるのだろう、「よくなったので一度やめてみたい」と言ったのが12月、はじめはだめと言ってみたが、お金が目的でだめと言っているのだろうと思われるのもいやで、じゃそうしようねと妥協したのだが、やはりこういう結果に終わった。しばらくは言うことを聞いて内服してくれるだろう。フィリピン人女性48歳の女性、数日前から腹痛があるとのこと。発熱はないが、たしかに下腹部を押すと痛がる。過去に急性虫垂炎と帝王切開が2回、吐き気も下痢もない。腹部レントゲン写真でニボーなどイレウスを疑わせる所見もなし。採血もしてみたところ、白血球数が1万1500、CRPも1.7 と上昇している。発熱はないがどこから細菌感染があるということだろうと推察、抗生剤を点滴で使用、今日の土曜も来てくれるように話した。憩室炎なども考えなければいけないだろう。ペルー人女性、吐き気と腹痛と下痢、典型的な感染性腸炎だ。タイ人女性46歳、高血圧でフォロー中、タイ語で新年のあいさつを交わした。きょうは2月4日、まだ寒い。一か月後には少しは暖かくなってくれているだろうか。冬は大嫌い。こんな寒さ嫌いで北海道に住んでいたころ、どうやって学校に通っていたのか、考えてみると不思議。
  • 2017/2/4 21:00
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きのうは夕方の4時までは順調に診察していたのだが・・・4時を回ったころに日本人男性の背部の感染性アテロームに切開を加え、膿を出して診察室に戻ろうとしたら、待合室に特徴あるカーキ色の衣装が見えた。診察室の上にはカルテが3枚。最初は数日前に努めているクリーニング屋で仕事中に蒸気で左手の指数本をやけどしたペルー人女性、包帯交換に呼び入れたが、エキザルベの塗布を続けてきてよくなっていた。エキザルベを塗布してこれで終わりと告げた。ドミニカの7歳の女の子、学校の帰りに転倒して鼻根部に擦過傷があるのだが・・・どう見ても「さっき」怪我したとは思えない。1日は経過していると外科医の目では思うのだが・・「今、怪我した」と繰り返すので、そのまま受け入れた。3枚目は先に述べたカーキ色の僧侶服を着たカンボジア人のお坊様。3日前に咳と感染性腸炎の症状でやってきて処方したのだが・・・39度台の発熱、ひどい下痢、脱水症状が強くふらふらしている。診察終了時間は5時なのだが、やむをえず、点滴を行った。針刺しして採血して白血球数、CRP定量の検査を行なったが、血液は「煮詰まって」おり、CRPは9を超えていた。ひどい脱水なので点滴を2本1000 CCとした。細菌感染も考えるべきなので抗生剤も内服投与した。これでよくなってくれたらいいが。お坊様に付いてきたのは見たことがないカンボジア人の女性と男性。女性の話では3日前にクリニックにお坊様を連れてきたカンボジア人女性とどこかで出会ったら、お坊様が具合が悪いのでクリニックに連れて行ってあげてくれと言われ、連れてきたとのことだった。男性は彼らのコミュニティのまとめ役と感じた。聞くと難民として日本政府に受け入れられ、インドシナ難民大和定住促進センターに入所したのが84年とのことだった。87年からはこのセンターの嘱託医は僕だった。その前の嘱託医は僕の上司の一人で、きっと僕もこの二人をどこかで見ていると思うのだが、全く記憶にはなかった。女性は隣のF市から、男性は隣のY市から、患者は隣のA市からやってきている。女性から「こんなクリニックがあるとは知らなかった」と言われた。お坊様、早くよくなってほしい。
  • 2017/2/3 9:00
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オーストラリア人男性40歳、左ほほになにやらできていると来院。単なるいぼと診断したが、治療については皮膚科を紹介した。液体窒素を使うとしても、手術と判断しても、美容上の問題もあり、難しい場所だと思う。専門医を紹介すると言うと、やけにすなおに「すぐに行きます」と答えてくれたが・・・あとでよくよく考えると・・・たしかオーストラリアではなにか皮膚に変化がおこると皮膚がんではないかと疑えと学校教育の中にもあると聞いたのを思い出した。オゾン層の破壊のためか、あるいはアングロサクソン系の人の中にもともと皮膚がんが多いためのか・・たぶん皮膚がんの可能性を考えたからこそ、すぐに行くと返事をしてくれたのだろう。でもあれは単純ないぼであってがんではないと思う。大人のほうは少しインフルエンザも収まって来たのか、31日はわりと時間を持て余す一日だった。この時期珍しい。月末の診療が終わってから職員はレセプトの打ち出し作業、打ち出さなくてもいいのだが、パソコンでダブル・チェックもできず、僕は打ち出してもらっている。レセプトのはできあがった順番にチェック、こんなにしっかり見ているつもりでも、病名の抜けなどが数件あった。
  • 2017/2/2 9:17
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