AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201701のエントリ

インドネシア人男性33歳、39度の発熱が前日からということで来院。咳はあったが、痰などはなし、吐き気があるということで、迷ったが、インフルエンザの検査を施行したが、陰性だった。それはいいとして昨年の9月に同じく体のだるさを訴えて来院して、肝機能、A型肝炎抗体、B型肝炎s抗原の採血をしたのにその後来院せず、A型肝炎抗体が陽性であったことを伝えた。肝機能そのものは問題なく、治療の必要はないと判断している。フィリピン人男性46歳、会社の検診で高血圧を指摘され、初診で来院。たしかに計測すると180を超えている。降圧剤をまず1週間処方して効果をみてから今後の治療を考えることにした。フィリピン人男性65歳、左の顔面神経麻痺で来院。顔がこわばっている。その理由は・・・僕のクリニックに高血圧で通院しているフィリピン人男性がフィリピンにいたころに顔面神経麻痺を患い、医療機関を受診しなかったために、今も口角が落ちるなど顔面神経麻痺の症状が取れないからだということがわかった。顔面神経麻痺は時間が経過してしまうと治療に反応しなくなってしまうこともこのようにある。ステロイドの大量投与が必要であり、その後数日単位で減量していき、早い時期にステロイドから離脱しなければならない。くれぐれもよくなったからといって突然、ステロイドの内服を中止するとショックに陥ることがあるのでしてはいけないと口をすっぱくして話したが心配ではある。フィリピン人女性50歳、夕方の4時過ぎに来院。朝から激しい頭痛で外出もできずに寝ていたと。よくなったのでようやくやってきたらしい。血管拍動性の頭痛で20台のはじめのころにはじまったが、こんなにひどいのはそうそうないと教えてくれた。前兆はないものの話の内容からは典型的な片頭痛であり、吐き気もあることからイミグランの点鼻薬を処方し、使い方を説明した。こういうトリプタン製剤は偏頭痛が始まったか?というあたりで使わないと効果が認められなくなる。片頭痛の患者は発作が終わるとまったく「普通」になってしまうので、なまけ病やずる休みと勘違いされてしまうことが多い。彼女の携帯から会社に電話してもらったところ、案の定、あまり信用されてない口ぶりだったので、電話を貸してもらって会社の人に直接、片頭痛の説明とずる休みではないことを説明しておいた。
  • 2017/1/17 9:10
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ペルー人女性20歳、膝に外傷、数日前に自転車で転倒したという。わりときれいな挫傷だったので、エキザルベを塗布、数日でよくなるだろう。包帯を巻いて、さあ終わりと思ったら胃が痛いのも診てほしいとのこと。たしかに心窩部痛で空腹時が主体のようだが、食後も痛いという。もしかして今、流行っている感染性胃腸炎かとも思ったが、痛みに波がないことや数か月前からこのような症状があることからちがうと判断した。日本人の場合、もともと胃がんが多い人種であるし、僕自身が見つけて手術を行った一番若い胃がんの患者は18歳なので、まずは内視鏡検査と思うが、ペルー人であり、胃がんの確率は極めて低いと考え、まずはオメプラゾール20ミリを就寝前に1錠内服して経過をみることにした。それにしてもこの彼女、いつごろ日本にやってきたのかを聞きのがしたが、日本語がほとんど通じないし、英語も通じない。へたなスペイン語を駆使してなんとか聞き出したが、スペイン語の単語さえわからない医師にとってはとてもじゃないが、診察はできないだろう。もちろん適切な説明ができるはずもない。すると信頼関係も生まれないだろう。すると・・・適切な治療も行えない。こういうケース、やはり通訳がいてくれると助かる。同行してくれたらベストだが、スペイン語を母国語とする患者はたくさんいるし、予約できないようなケースは同行通訳はむずかしい。こういうときに電話通訳は大きな力になる。パーフェクトな通訳でなくてもおよそ何を相手が求めているかでもわかれば助かると思う。そういう「パーフェクトな」通訳でなくても満足いく通訳ができるかどうかは医師など日本側に立っている人たちの対応にかかっていると常々思っている。むずかしい日本語の言い回し、そして医学の専門用語を駆使して、それを通訳してくれと言えば、できる人はほとんどいないだろう。やさしい日本語、専門用語をあまり使わずに噛み砕いた日本語で話せば、通訳にとっても正確に訳すという点でハードルが低くなるにちがいない。
  • 2017/1/16 9:00
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フィリピン人女性52歳、高熱と体の痛み、案の定、インフルエンザA型だった。からだがいたくてせんせい、死んじゃうようと言うが・・・大丈夫、死んだりしない、でも次から予防接種ちゃんとしようねと話した。フィリピン人女性48歳、ドアに顔をぶつけて左のまぶたのところを切って来院。心配して近くの中学校に通う御嬢さんが付いてきた。縫うか、あるいはテープで留めるかの判断がむずかしいと思ったのだが・・・「縫うのは絶対いや、怖い」の一言でとりあえずテープで留めてみた。なんとかなるだろう。半年やってこなかったガーナ人男性48歳、寒くなってやはり血圧が上がってきてしまったと・・・もう来なくていいよと話した覚えはないのだが・・180/100、具合が悪いのもうなづける数字。処方を書いていたら、風邪もひいていると言う。たしかに咳が少し出ていた。こちらも処方。診療終了後に医師会の新年会へ。冒頭の会長としてのあいさつ、例年、何を話そうかと考えながら出かける。昨晩もアドリブでなんとかこなした。それにしても寒い。
  • 2017/1/14 9:00
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フィリピン人男性64歳、久しぶりに来院。カルテを見たら高血圧で最後に受診してから1年が経過していた。どうしたのか?と心配はしていたのだが・・・僕のクリニックが休診になる水曜以外に休みが取れず、居住地の近くの医療機関を受診していたらしい。1月になり、インフルエンザに罹患、治療を受けたと言う。たしかにタミフルも処方されていた。10日を経過しても頭痛と不快感がなくならず、その医療機関の医師に尋ねたら、元の主治医のところに行けと言われたとのこと、血圧を測定すると200/120、これじゃ頭痛も不快感もあるはずだ。少し強めの処方をし、来週の後半どこかで処方効果をチェックするために再度来院するように伝えた。米国人女性20歳、ある宗教の宣教師だという。同じ立場の女性が付いてきた。胃が痛いというのだが、彼女の言う「胃」を指示してとお願いすると、腹部全体だった。しかも痛みに波がある。便も軟便で、こういうことが来日して8週間続いているらしい。日本にやってくる1か月前ほどからこういう症状があるとも話してくれた。過敏性腸症候群をまず疑った。のどが渇くと言ううえに、体格的なこともあり、もしかして糖尿病を併発しているのかとも思って検尿を行ったが、糖は全く出ていなかった。では処方をと思っていたら、「米国にいたときに血液検査で胃酸が普通の人の3倍あると言われた」と話し出した。これはいいのですか?と続けるのだが、血液検査で胃酸の濃度がわかるとは聞いたことがない。ただ朝起きたときに胃のあたりに痛みがあるというし、食べるとよくなると言う。いわゆる空腹時痛だ。こういうときには十二指腸潰瘍を考えねばならず、説明をしたところ、すでに米国にいるときからオメプラゾールを内服しているとのこと、それも日本の保険診療では査定の対象になるであろう20ミリを1日2回処方、そして長期投与。日本では公的保険ではこのような処方はできない。医学上の問題ではなく、制度上の問題なので説明が大変そうだ。とりあえず今回はトリメブチンとビオスリーだけの処方にとどめた。彼女にも2週間後の来院をお願いした。
  • 2017/1/13 9:00
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中国人女性40歳、40歳になったので市町村自治体が行うがん検診を始めて受けたところ・・・胃がん検診でいきなりの精密検査。「こどもが小さいから死にたくないと・・・」精密検査の用紙を開封してみると、バリウム検査で前庭部、プレピロルスと呼ばれる胃の出口の直前あたりにチェックが入っている。が、僕の目で見てもまったく異常なく見える。大和市では4年前から個別の胃がん検診ははじめから内視鏡でも行えるシステムとなっていて、僕の印象だが、個別検診を受ける99%以上の人が内視鏡を希望する。ところが、がん検診にはほかにも子宮がん検診、肺がん検診、大腸がん検診などがあり、同日にすべてを終えようとすると個別検診ではなく、役所に申し込んで集団検診を受けることになる。いわゆる検診車がやってきてそこで受けるのだが・・・・この集団検診の胃がん検診はすべてバリウムのよる透視法となる。たしかこの集団検診では胃の動きを止めるブスコパンなどの注射も行わずに透視を行うはずで・・短時間でたくさんの人の検診を行うというメリットはあるものの、実際に胃の中をみるわけではなく、また胃の動きも止まっていないということで、正確さには欠ける。だからこそ、少しでも?と思うと、見逃しを恐れて精密検査に回すのだろう。そして精密検査の通知をもらった彼女は自分に癌の疑いが強くかけられていると誤解して、不安に陥ってしまったというわけだ。13日の内視鏡検査を予定した。いろいろと話してあげたら不安はなくなったようで、笑顔が見えるようになった。
  • 2017/1/12 9:00
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小児科にアフリカ某国のお母さんと7か月のあかちゃんが受診していると小児科に勤務する看護師が教えてくれたが・・・1年前に妊娠とは知らずにやってきて、諸症状から妊娠を疑って尿検査で確定診断した女性だと。近くの公立病院で無事に女の子を出産したが、今回、風邪症状で連れてきてくれたのだということだが・・こういうニュースはとてもうれしくなる。いやだと思った医療機関には来ないだろうから、前回の印象が良かったということだろう。ベトナム人男性、会社の健康診断でいくつか問題を指摘されて来院。用紙を見せてくれたが、高血圧、高脂血症、ごく軽度の糖尿病、すでに2か月ほど経過していたので、再度採血しなければいけないだろうと思い、尋ねてみると「何も食べずに飲まずに来た」というので、採血と検尿を行った。文字が読めないだけにこういうお知らせをもらい、医療機関に行きなさいと言われると、外国人は一様に不安になるようだ。内容がわかり、少しほっとしたようであったが。ペルー人女性38歳、風邪症状、のどが痛いと訴える。その母親55歳、ご主人の具合がよくなく精神的に参っている。血圧も上昇している。けっきょく7日の土曜は17人の外国人患者。
  • 2017/1/10 9:00
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フィリピン人のご夫婦、57歳の奥様のほうはいつも高血圧で受診している。相当に太っているのだが、いっとき顔が小さくなり、やせたと言っていたのでがんばればできるものだと励ましたりしていたのだが・・・正月があけてやってきたら元の太った姿になっていた。クリスマスから正月にかけてパーティパーティでおまけに寝正月だったらしく・・ダイエットがつらいとこぼしていた。こんなに太っていると心臓にも負担がかかるのではないかといつも心配しているのだが、最近、胸が苦しい、昨日も苦しかったと不安そうに訴える。そうか、部屋に入ってきたときからの不安そうな顔は心筋梗塞や狭心症など、虚血性心疾患を心配してのことなのだなとここでようやく理解できた。いろいろと問診を進めてくうちに、かがんだときだけ苦しい、食後に苦しいと、どうも虚血性心疾患とはちがうという印象を受けた。かがんだときなどは体型的に胃が挟まれてとくに食後はそれが強いのではないかと推察した。ところでこんなに太っているので、採血がいつも超大変なのだが、採血を担当した看護師が駆血帯をして腕を触った時点でギブアップ、先生、お願いしますということで選手交代、一発で採血できた。患者もおおおおと顔が明るくなった。いつも看護師に採血を指示していると、彼女に限らず、患者は僕が採血するというと心配になるらしい。たぶん慣れていないと思うのだろうが、外科医の訓練の数年間は大学病院やその関連病院で大げさに言えば、朝から晩まで採血、点滴注などしている。単なる自慢である。
  • 2017/1/7 9:00
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新年は穏やかに幕をあけた。年末年始の休暇の間にクリニックのフィリピン人通訳スタッフの携帯にインフルエンザに罹ってしまったと電話があったという報告を聞いた。いずれもインフルエンザの予防接種を受けておらず、今後はきちんと受けてほしいと話したとのことだった。たしかにきのうの日本人のインフルエンザ患者を診ていても、予防接種を受けている人は明らかに症状が軽い。軽く済んでしまうということだ。アメリカ人男性69歳、遠方から来てくれる。当初はとっつきにくく、話しにくい印象を受けたが、何かは忘れたが相談をされてそれがうまく解決できてからはがらっと印象が変わって、今はなんでも話してくれる。昨日も日本にやってきてからのことを笑顔でずっと話して教えてくれた。こういう話を聞いておくことはその人となりを知る上でも大切であり、日本人の患者であってもよほど忙しい時以外は話に乗るようにしている。午後になり、日経メディカルの記者から外国人医療の医療費の問題についてインタビューしたいとメールが入ってきた。聞きたいという内容をみると、いいところをついていると思う。ただ単に医療費についてということではなく、こういう具体的なことを項目にして尋ねてくるというのは医療費の問題が医療機関の経営も含めて危機管理にもたらす重要性について「気がついてしまった」からにちがいない。
  • 2017/1/6 9:00
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小学生のころから、休みの前は待ち遠しくて浮き浮きしているが、その休みはあっというまに終わる気がしていた。そういう気持ちは今も同じだ。1週間の年末年始休みが終わってしまった。新年早々、こんな気持ちではいけないので気を引き締めてこの新たな年に向かいたい。年末の最後の診療日27日にはいろいろなことがあった。いつも高血圧でやってくるフィリピン人男性が前日からの高熱で来院。翌日フィリピンに一家で里帰りすることになっていたので、インフルエンザならもしかして搭乗できないかも?と奥さんは真っ青に。その奥さんに引っ張られるようにやってきたが・・・インフルエンザ検査の結果は陰性だった。結果を話すとああああ・・と奥さんが安堵で崩れ落ちた。近くの国立大学から担当の先生が同行してきた欧州からの留学生27歳、胃が痛いらしいと電話では聞いていたが、そうではなくて不快感、痛がるところはおへその周り、たぶん腸疾患と思った。この時期、感染性腸炎が非常に流行していて、その感染と考えてもいいのだが・・・よくよく尋ねると故国にいるころからときどきこういう症状があったという。過敏性腸症候群の可能性も否定できず、まず今回は感染性腸炎と考えて治療して、この症状が続いたり、繰り返すようなら過敏性腸症候群の治療に切り替えることにして、本人にもこのことを話した。低い熱でもあれば今回についての鑑別になるのだが。けっきょく8か国16人の患者。今日は僕のクリニックにとっては新年最初の診察日、混まないことを願うが・・そうはいかないだろう。
  • 2017/1/5 9:00
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