AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2016 12月 » »
27 28 29 30 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

20161203のエントリ

ペルー人男性43歳、隣のA市からやってきた。先週、下痢と吐き気が数日あったが、もうよくなったとのこと。ところがそのあたりからめまいがひどくなったと教えてくれた。めまいをひきおこす疾患は耳鼻科関係だけでなく、内科の分野でも少なくないが、まずは血圧を測定してみようと話してチェックを行ったら、160/110であった。日頃の血圧はどうなの?と尋ねると120前後だが、昨年、体調が悪いときに140まで上がったことがあるという返事。日頃、120台の血圧が160まで上昇したらさもありなんとまずは降圧剤を処方した。今度はいつ来れるの?土曜は休み?と尋ねると、休みは日曜だけと言う。こういうときにつぎの一手に困ってしまう。近々来てもらって降圧剤でめまいが解消されたかも聞かねばならないし、もちろん降圧効果についてもチェックしなければならないし、血液検査で肝機能、腎機能、脂質代謝についても調べなければならない。そうでなければその後の長期処方にはつなげられない。うーんと唸っていると、「でも会社に言えばいつでも来れるから」という返事。よかった。そうでなければ今後の治療の計画が立てられない。血液検査の項目にも関係するので、だれか家族に糖尿病の人はいませんか?と尋ねると、母親が糖尿病でインシュリン注射を受けているよと返してきた。検査の時には糖尿病のチェックも必要だろう。
先月11月の新規外国人患者は17人、延べ外国人患者は271人だった。そういえば、インフルエンザが流行る時期になったが、インフルエンザの予防接種を受ける外国人は非常に少ないという印象を受ける。日本人の配偶者がほとんどで外国人同士の結婚で日本に滞在している人や独身の人はほとんに非常に少ない。インフルエンザに罹ってしまい、高熱と体の痛みで「死んじゃうよう。先生」、「いやいや、だいじょうぶ。すぐによくなるから」というやりとりを毎年繰り返しているのだが、なんとかもう少し接種率を上げる方法はないものかと思う。
  • 2016/12/3 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (318)