AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20161022のエントリ

フィリピン人女性76歳、げっぷがでたくさん出るとのことで内視鏡検査を施行した。数日前に県内の比較的遠方から娘さんに付き添われてやってきた。当日は朝食をたっぷり食べており、検査したくてもできない状態。いつもは午前中に診察しながら2人まで、土曜日は3人まで内視鏡検査を行っているのだが、大和市胃がん検診が初めから内視鏡検査で受けてもよいためにすでに12月初旬まで予約で満杯の状態。こういうときにどうしても急いで内視鏡検査をしなくてはという患者が来院した場合、事情をお話しして午後から検査をさせていただいている。こういう場合、早朝に少しだけ麺類かパンを食べてもいいと話すのだが・・・静脈麻酔を行って内視鏡を挿入してみると、ごく少量だが米と昆布かわかめが見えた。あれほど食事の内容については米はやめてと話しておいたのに・・・娘さん画像を見て笑っていたが、検査を行っているこちらにとっては笑い事ではない。うっかり吸引するとつまってしまうこともある。結局、大きな病的所見は何もなかった。麻酔を覚ます薬を同じく静脈注射してすぐに目が醒めたようすで、何事かタガログ語で話していた。あとでクリニックのフィリピン人スタッフに尋ねたところ、「これからするの?」と言ったそうだ。麻酔のおかげで検査の間のことは何も覚えていなかったというわけだ。よかった。外国人患者の場合、内視鏡検査にあたり、静脈麻酔を行う人と咽頭麻酔だけで行う人の割合は前者がものすごく多い。日本では内視鏡検査は特別な検査ではなく、まあまあ身の周りでよく聞く話なのだが・・・とくに発展途上国ではそうではない。検査に恐怖を抱く人が一般的には多いからだ。
  • 2016/10/22 9:00
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