AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201607のエントリ

突然予約なしに特定健診希望でやってきた日本名のカンボジア人女性62歳、いろいろと話しているうちに僕が定住促進センターの嘱託医のときに入所したらしいと気がついた。ところが・・・カンボジア語の名前を聞いても記憶がない。彼女が帰ってからしばらくして潰瘍性大腸炎で来日以来、拝見しているカンボジア人女性、先の女性と同じ年齢、なにか記憶がないか聞いてみた。そしてカンボジア名を言うと「あああ、知ってる、色が白い人じゃないの、先生」。その通りだ。たぶん華僑系だと思う。とするとこの二人にとって日本にやってきて最初に見た日本人の医者は僕のはずだ。なんだか懐かしい。おととい、AMDA国際医療情報センターに寄せられた相談について一言。フィリピン人女性、結婚して日本に到着して2日目だそうだが、すでに妊娠していて予定日が9月18日、3回目の出産だそうだ。出産できる病院を教えてほしいとのことだが、フィリピンでの妊娠の経過を記載した医師の情報提供書とか紹介状とか何も持っていないとのこと。もちろんレントゲン検査や血液検査の資料もなし。まずこんな状態でAMDA国際医療情報センターに紹介されたなどと言って、どこかの病院を受診したら、AMDA国際医療情報センターが先方の医師に恨まれてしまう。なぜなら妊娠歴、経過が全くわからない妊婦の出産には危険が伴うし、訴訟が多い産婦人科においてももっとも訴訟に結び付きやすいケースだからだ。なんでこんなことになってしまうのか? こういうところは患者の意識改革と世界医師会を通じて国をまたいで患者が行き来する現代の情報提供所作成などのルール作りが必要かもしれない。当たり前のことなのに。
  • 2016/7/30 9:00
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朝からフィリピン人男性64歳、61歳、続けて高血圧で来院。二人とも今のところ、よくコントロールできている。フィリピン人スタッフが困った顔をしてやってきた。ずいぶん前から風邪引いたりとなにかあるとやってくるフィリピン人女性、最初の結婚相手であるフィリピン人の男性との間にできた娘・・といってももう20歳に達しようかという年齢らしいが・・どうしても日本に連れてきて住まわせたいらしいと。そのためにこの女性、いろいろとストーリーを組み立てて僕に一枚かませたいらしい。クリニックのフィリピン人通訳も驚いた手法とは・・・いま、フィリピンにいる娘には付き合い始めた男性がいるらしく、性的関係を結んでしまうと日本に来ることはないと思ったらしく、まず雇った男に娘を襲わせる、それでフィリピンが危険であるということになる。日本に3か月滞在の親族訪問で呼び寄せた後、「フィリピンが危険」ということでこの滞在期間を延長していく。このときに僕に診断書を書かせたいらしい。フィリピン人のスタッフが「うちの先生、そんなことしないよう」と言っても聴く耳を持たないらしい。過去にも3か月の短期滞在でやってきて在留期間を延期したいので診断書を書いてくれと言われたことが数えきれないほどある。軽度の病気の人もいたが、明らかに「病気じゃない人」もいた。診断書なんて書いたって嘘は書けないから、この程度じゃ入管には認められないよと口をすっぱく言っても「書いてほしい」と言われる。てこでも動かない感じ。そこで僕は疾患についての現状を正確に書いた書類を作成して持たせる。すると・・・やはり入管では許可にはならない。フィリピン人スタッフにはいずれ先生にこの話を持ちかけに来るかもしれないのでと言われたので心しておくことにした。いずれにしても診断書の作成にはそんなに時間がかからない、しかし医師として虚偽を記載するとこれは罪になるので気をつけたい。
  • 2016/7/29 9:00
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47歳ペルー人女性、前回降圧剤の処方を出してから3か月がすぎている。ペルーに一時帰国でもしていたのかと思ったら・・「薬があったから。高い時だけ飲んでるから」という返事。うーん、何度も注意しているのだが。確か母子家庭で男の子がいたはずと・・・息子さんいま何歳になったっけ?と尋ねると「大学生、お金かかって困る、だから薬、高い時だけ」と話していた。南米から日系人とその家族が単純労働でやってきた90年代の終わりのころはその子弟が大学に進むなんてケースはレアで、むしろ義務教育を終えたらすぐに働くというケースが圧倒的に多かった。それが・・・小さいころから日本の教育システムの中で育った子弟になると、親が金銭的にも豊かになり、精神的にも落ち着いたせいか、大学進学が明らかに増えている。南米からの人たちに限らず、インドシナ難民として日本にやってきた人たちの子弟をはじめとしてこういうバイリンガルのこどもたちが日本を大きく変えていくかもしれないと常々思う。昨日は水曜の休診日だというのに夜の早い時間に県の職員と面談、なかなか自由な時間がない。
  • 2016/7/28 9:00
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タイ人45歳、たしか高血圧の診断のもとに降圧剤を処方したのが2週間前。1か月分処方したはずなのにやってきた。どうしたの?と尋ねると「次は採血するから水以外飲食しないで来るようにと言われた。たまたまきょう休みだったので指示通りにしてやってきた」と言う。採血のためにやってきたの?と尋ねるとそうだと。こういう「律儀」な外国人はあまり見たことがなく、しばらくぼーっと彼女の顔を見ていた。ペルー人男性48歳、特定健診受診。採血がおわったあと、会社の検診でひっかかった項目があると袋から送られてきた検査結果を見せてくれた。たしかに中性脂肪とγ-GTPそして血糖値が高い。たぶんこれらの指摘があるから特定健診を受ける気になったのだろう。ところが・・ふと気がついた。もしかしてこのデーターって「空腹時」ではないのではないかと。これってアユナで採血したの?と尋ねると、いや、朝ごはん食べて3時間してから・・・という返事。なあんだ、そういうことか。それにしても会社では検診に際してその日の朝の食事について注意しないのだろうか?本人にこれを尋ねたら、食べてきてもいいからと言われたとのことだが・・・天候不順なせいか、日本人も外国人も喉を痛がる風邪ひきが多い。
  • 2016/7/26 8:54
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今年は天候不順なのか、関東地方の梅雨明けが遅い、雨量も少なかった。東北タイの田舎じゃないけど、雨乞いの儀式も必要かも。きのう初めてアブラゼミとミンミンゼミが鳴いているのを聞いたが、さびしげな声だった。フィリピン人女性48歳、頭が痛い、肩が重い、目がまわるとやってきた。まずは血圧をと計測すると160以上ある。高血圧が原因だろうと思い、尋ねてみると・・・もともと母親が血圧がすごく高い、近くの公立病院に高血圧で通院していたが、いいかげんに通院していたため担当医よりこちらでは面倒が見きれない(本人談)と三行半を突き付けられて、そのままになっていたということだ。こういう事情は初めに言ってほしい。すると診断についての大きなヒントになるのに。確かに過去に僕のクリニックにも数回やってきたことがあるが、「こちらが思ったように動いてくれない」という印象があった。降圧剤を処方して定期的に通院が必要なことを繰り返し話した。ベトナム人男性65歳、以前より過敏性腸症候群で診ていたが、「体調が悪くなり」、その頃の市の大腸がん検診で便潜血反応が陽性だったので、大腸がんでも見落としていたかと心配になっていたが、専門医での大腸内視鏡検査の結果はポリープが一個で、病理学的にもlow grade のadenomaだった。ほっとした。今回は日本語が達者な息子さんがついてきたのであらためてよく尋ねてみた。すると4月頃、親戚の一人に不幸があり、2週間ほどベトナムに里帰りしてきて、帰国してから具合が悪くなって、やせ始めたという。甲状腺機能も異状なく、がんもなく、糖尿病もないとしたらなんだろう? ベトナムでなにかに感染してということはないかしらと息子さんに話して、HIV、梅毒、HBs抗原について即日検査キットで測ってみたが、いずれも陰性だった。しばらく悩みの種になりそうだ。50歳代のベトナム人男性、市役所より生活保護による医療継続の必要の可否について書類が送られてきて、「必要あるとは思うが、1か月処方を4月に行って以後の3か月間来院していない」と数日前に書いて提出したらもうやってきた。彼の症状は主に体の疼痛、これをどう考えたらいいのか?
  • 2016/7/25 9:00
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21日に千葉県から電話があり、腕に埋め込まれた避妊のための合成樹脂の棒を摘出してほしいという女性、約束より少し早い時間にやってきた。母親が韓国人で本人も日本と韓国の間を行ったり来たりしたという18歳。左の上腕の背側にたしかに1本埋め込まれていた。場所的には南米の医師が挿入するのは皮下脂肪が多い上腕の・・なんと表現するのか、内側なのだが、明らかにそれとはちがう場所だ。麻酔なしに挿入されたとのことで痛かったと本人が語っていた。局所麻酔して5分程度で摘出、5ミリ程度の切開でなんとか取り出せた。あとは6-0シグマ針で2針縫合、包帯交換と抜糸は地元の医療機関にお願いすべきと情報提供書をしたためて終わった。母親の話では韓国の医師に「日本で抜くなら産婦人科に行けばすぐ抜いてくれる」と言われたそうだが、そうじゃない。また「韓国では娘が10代になり、フィリピンなどへ海外留学するようになるとレイプされたときのためにあらかじめ、避妊のためのこういう棒を埋めこんでもらうのが常識、どこの家でもやっている」とも話していたが、この発言の真偽のほどは僕にはわからない。
  • 2016/7/23 9:00
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先週の金曜に近くの乳腺専門医を受診し、嚢腫との診断で土曜にクリニックで僕が穿刺を行ったフィリピン人女性の細胞診の結果が戻ってきた。炎症性細胞はあるが、クラス分類でⅡだった。良性という意味だ。そうだとは思っていても数年前のタイ人高校生のように思いがけなくクラスⅤと診断されたこともあり、ほっとした。すぐにフィリピン人通訳を通じて本人に知らせてあげた。昼過ぎに腕に埋め込まれた避妊のための合成樹脂のチュウブを摘出してほしいと電話があった。看護師が受けたのだが、背後に韓国語が聞こえ、千葉県からだという。あまりに遠いので近くで探しては?と言ってもらった。どうしても探せなければまた電話をしますと言って切れたそうだが、夕方になっていろいろと電話して尋ねたが、すべて断られたから取ってほしいと再電話があった。あすの午後3時にやってくることになったが、たった5分程度の小外科なのに・・どうして受けいれてくれないのだろう。たぶん、こういう避妊の治療法自体が日本で解禁になっていないからにちがいない。数年前、某有名医療月刊雑誌に書かせていただいたことがあるのだが・・・同じことがまた・・・なんともがっかり。
  • 2016/7/22 9:00
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19日の火曜日、ひどい目にあった。午前中の終わりごろから体調がおかしくなり、イタリア人の男性を診察しているころに最悪の状況が始まった。ひどい下痢と悪寒、あの暑さの中で鳥肌がたっていた。彼の診察が長引き、脂汗が出る始末。それでも昼休みはデーターの整理と書き込みなど行っていたが・・・午後になって日本人とともにペルー人女性、ペルー人男性そしてアルゼンチンの男性の診察を終えた午後4時55分ごろには動けない状態に。5時になって診察が終了すると奥のベッドに入り、湯たんぽを抱えて点滴を受ける始末。午後6時から横浜駅の近くのホテルで神奈川県医療従事者健康保険組合の例会があり、出席するはずだったが、動けない。ホテルに電話してキャンセルした。午後7時に家に戻り、朝8時までこんこんと寝続けた。朝には悪寒はなくなっていたが、下痢は続き、ポカリスエットだけ飲んで腸の洗浄?を行い、ようやくきょう21日の朝になって止まった。原因はわかっている。18日の月曜の夜に、うっかり冷蔵庫の冷蔵のほうに置いてあったしもふりの肉を一人で調理して食べてしまった・・・これだろう。情けない。
  • 2016/7/21 9:00
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16日の土曜日、76人診療して15人が外国人だった。19.7%に該当する数字だ。国籍もフィリピン4人、ペルー3人、ドイツ2人、パキスタン2人、ベトナム2人、インド1人、ネパール1人とばらけていた。そういえば15日の金曜に妙な電話があった。クリニックに以前に勤務していた職員が介護系のある試験を受けるために職歴として書いたことに関連して女性の声で電話があったのだ。「そちらってホームページを拝見しましたが、外国人の診察をしているんですよねぇ」、「いいえ、外国人患者は全体の10から15%ぐらいで、多くは日本人の患者です、だって日本にあるのですから外国人だけ診療するというのもおかしな話ですよねえ」「○×▽●×▼×#?」「だから地域の中に住んでいる外国人も日本人も同じ地域の住民として受け入れようという気持ちで開設したので・・・通訳がいて・・・」。もう説明し疲れてしまった。開業したころ、よく「日本人ですが、診ていただけますか?」という電話をいただいて絶句したことがあったが、あれから26年、まだこんな電話があるとは・・・それより僕のクリニックのホームページを見たと言うならすぐにわかりそうなものだが、何を見たのだろう?
  • 2016/7/19 9:00
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14日の木曜日にやってきてブログで超音波検査を行ってあげたらよかったときのう、書いた左の乳輪直下のしこりがあるフィリピン人女性、紹介状を書いてあげてきのうは近くの専門医を受診した。この専門医は外科の1年先輩で、長年のおつきあいなので、朝のうちに彼女の件で電話しておいた。「ディンプリング サインがないので、可動性はないが、嚢腫の可能性もあると思う、超音波検査をしてあげたらよかったのだが、あまりに混んでいたのとがん検診での受診だったので精密検査を行う医療機関に紹介しなければならないのでよろしくお願いします」と話した。昼前になり、彼女がにこにことやってきた。超音波とマンモグラフィーでやはり嚢腫だと言われたそうだ。専門医からの返事を持っていた。ただ、穿刺して吸引するのは小林にしてもらえと言われたとのこと、もう昼休みに近かったので、午後から来てもらって行った。穿刺すると茶色の液が5 ccほど抜けてしこりは消失した。嚢胞状のがんがないわけではないので、細胞検査に提出、彼女も精神的に落ち着きを取り戻したようだった。先日のベトナム人研修生、やはりA型肝炎の抗体が強陽性だった。あの体のだるさはその影響だったのかもしれない。そしてフィリピン人男性36歳、A型肝炎抗体が陽性、以前に計測したHBs抗原は陰性、HCVも陰性、s-GPTが上がり下がりを繰り返すが、今回の血液検査ではまた220まで上昇していた。処方と生活上の注意について話した。そういえば、1か月以上前に体がだるくて受診したインドネシア人男性、あれほど血液検査の結果を聞きに来てねと話したのに来ない。彼もA型肝炎抗体が陽性でHBs抗原、HCV抗体は陰性だった。徒歩で3分程度のところに住んでいるのに・・
  • 2016/7/16 9:00
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