AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201605のエントリ

カナダ人女性28歳、初診なのにハーイと愛想よく診察室に入ってきた。マスクをしていて初めは顔がわからなかったが、後ろから男性が入ってきて気がついた。先日、この男性の付き添いというか通訳でやってきた女性だ。どうやら二人は単なる「通訳と日本語のわからない男性」という関係ではないらしい。いわゆる風邪の症状で喉が痛いというので、口をアーンとあけてもらったところで驚いてひっくり返るところだった。舌の真ん中に真っ赤な丸い球がある。それも飴玉の半分ぐらいもある大きさで・・ピアスだろうとすぐに気がついたが、口をあける前に教えてくれたらそこまで驚かずに済んだろうに。これって最初に穴をあけるときに痛くはないのだろうか? ペルー人女性55歳、先日、日本人のご主人の胃がんを見つけてしまった。今は化学療法を行っているそうだ。あんなに検査をいやがっていたのに、胃の検査をしてほしいと言い出した。ペルー人といえば、29日の日曜の朝に市内の運動公園に行った。なでしこリーグの3部リーグに所属する大和市のチームの試合に医師として参加するためだ。3部リーグからは観客のために医師がいなければならないとサッカーリーグの規約に書いてあるからだそうだ。試合前に反対側の小さいほうの運動場で南米の人たちがフットサルの試合を行っていた。チーム数もいくつもあったようだ。するとすれちがったお子さん連れのお母さんにあいさつをされた。どうやらクリニックの小児科に来ている患者と母親だったようだ。昨晩は大和市医師会の定期総会。今回は選挙もないので40分ほどで無事に終了した。
  • 2016/5/31 9:00
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パキスタン人の母親と小学生のこども二人。隣のA市から来院。長く日本に住んでいるらしい。母親とこどもたちはウルドゥ語で話しているが、こどもたちは完璧な日本語を話し、母親は英語はわかるが日本語は全くわからないという状態。ときどきこどものアレルギーのために通院している医療機関では英語が全く通じず、こどもに訳してもらうとわけがわからないことになり、不安でやってきたとのことだった。確かに・・簡単な内容ならともかく、話がややこしくなると小学生では正確に通訳はできないだろう。フィリピン人女性53歳、市の大腸がん検診で2日目が便潜血陽性。これは精密検査すなわち大腸内視鏡検査を受けてくださいということになるのだが・・・説明をしている途中から僕の話はうわの空のような状況。たぶん大腸がんと言われたと思い込んだにちがいないと思い、そうではないことを説明した。きょう月曜の朝、うれしいことがあった。そっとかぶと虫のさなぎが入っている箱をあけてみたら・・・昨日までさなぎだったはずのところにメスの成虫がいる。朝なので頭を昆虫マットにつっこんで寝ている。なんと5月中に成虫になってしまった。
  • 2016/5/30 9:00
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フィリピン人女性81歳、娘さんが日本に嫁いでいて、僕のところに通院するようになりもう5年以上。公的保険にも加入している。もちろん不法滞在ではない。ということは定住許可があるということだろうか。なんだか気になる。アメリカ人の御嬢さん24歳、嘔吐と下痢、おなかの具合の悪さで来院。2か月前にも同じような症状で来院している。前回は急性感染性腸炎と思ったが・・・・何度も繰り返しても不思議はないが・・不思議はないが不自然ではある。もしかして過敏性腸症候群か?とも思ったが、それにしては嘔吐が強すぎる。こういう話もしながら診察を進めていたら、突然、寝られないのでどうしたらいいだろう?と相談された。尋ねると・・この数日の話ではないらしい。今の職場に不満はないというが、多忙らしい。やむをえず、睡眠導入剤のもっとも軽いものを処方した。お守りがわりになるようにと。今回はもう一度だけ感染性腸炎で処方してみた。また繰り返すようなら過敏性腸症候群の治療をすべきかもとも話しておいた。今週は県医師会の会議、相模医師会連合会の会議、大和市医師会の会議、大和市のいじめ対策委員会、さらに消化器の勉強会と火曜の夜以外、毎日仕事の後に会議。自由がないうえに自宅で使っていたパソコンがあまりの酷使に耐えかねて壊れてしまい、新しいものに買い替えるはめに。来週はいいことありますように。そういえば診察室の机の下でひそかに飼育しているかぶと虫の幼虫がさなぎになり、たぶんあと1週間程度で黒光りした精悍な成虫が生まれると思う。毎日、職員がいない時間を見計らってそっと見ている。6月も中ごろになると小児科に来るこどもたちが、先生、かぶと虫ちょうだいとやってくる。
  • 2016/5/28 9:00
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タイ人女性53歳。1年近く前に「ご主人」という人を亡くし、その後もいろいろとあったが、とうとう帰国を決意したとのことだった。1週間近くも何も食べていないという枯れ木のようになった「ご主人」を突然クリニックに連れてきたときには僕も驚きで声が出なかった。今回は僕の前に来ることなく、受付で3か月分の薬の処方を依頼してきた。そして妹が日本に住んでいるので今後は薬を妹に頼んでいいですか?と尋ねているということだったので、「自費では処方できるが、妹さんの保険証を利用して処方することはできない」と話しておいた。たぶん今、彼女が加入している国保は使えなくなるだろう。妹が日本にいるとは初耳。この「妹」ということば、僕が直接聞いたわけではないので、実の妹かどうかわからない。フィリピン人女性48歳、いつも降圧剤はちゃんと内服してねと話しているつもりだが・・・3か月前に2か月分処方した・・・ということはこの1か月内服していないということ。案の定、頭痛を訴えてやってきた。血圧も高い。何度説明したらわかってもらえるのか・・と絶望感に浸っていてもしょうがない。しつこくしつこく言い続けるしかないと心に決めている。昨日は県医師会の会長会の後に、相模医師会連合会の代議員会。疲れて帰宅したのが9時半。
  • 2016/5/27 9:00
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韓国人女性46歳、がん検診で胃の内視鏡検査施行。麻酔の静脈注射を施行直前に行った。それでも挿入時に強い力で内視鏡をつかんで抜去しようとする。あわてて手を抑えて、あとは無事に終了した。本人は後で尋ねると何も覚えてはいないとのことだった。外国人患者に内視鏡検査を行うとき、麻酔の静脈注射を併用してもこのように抜去しようとしたりすることが、日本人患者に比較して明らかに多い。このとき、助手を務めてくれる人間にマウスピースをしっかり押さえておくことを指示しておかないと、マウスピースがはずれて内視鏡を直接噛まれる可能性が高い。ずいぶん前だが、お金の持ち合わせがないというタイ人男性がやってきて、しかも上腹部正中の胃と思われるあたりに強い圧痛があり、お金の問題は後と考え、内視鏡検査に踏み切ったことがあった。そのときにちょっとした油断をしたときに内視鏡を噛まれた。内視鏡検査代は入ってこないうえに、その直後から内視鏡の水漏れが起き、修理に50万かかってしまったという苦い経験がある。いろいろな後悔をしたが、時すでに遅かった。それ以来、外国人の内視鏡検査は一層慎重に行っている。では内視鏡検査において暴れたり、挿入に困難を感じる例がなぜ外国人患者に多いかということだが・・・たぶん日本人に比較して内視鏡検査について聞き慣れてもいないからだろうと推察している。日本人なら「胃が具合悪ければ内視鏡検査」と思っているし、身のまわりに内視鏡検査を受けた「経験者」はごまんといる。外国人ではそうではない。開業したての頃、イギリス人女性に内視鏡検査の必要性を説き、ようやく納得してもらい、予約を入れ、インフォームド・コンセントを兼ねて当日、内視鏡を実際に見てもらった。すると・・・オーノーと泣き崩れてしまい、検査はキャンセルすると言われてしまった。
  • 2016/5/26 9:00
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ベトナム人女性27歳、国際結婚の書類作成のために川崎市から来院。大使館から要求されている書類の内容を見せてもらい、採血して結果を確認、作成した。それにしても日本語が上手すぎる。某国立大学へ留学してたった3年だそうだ。もう26年もベトナム人患者を診察している僕が聞くと、ベトナム人が話している日本語かなと思いはするが、それにしても細かいニュアンスといい、素晴らしい。ネパール人女性33歳、足の指が痛いというので拝見すると感染性爪刺症だった。この彼女も初診、来日して3年と同じ。日本語が上手すぎる。どうしてこんなに上手なのだろう。うらやましく思った。フィリピン人女性44歳、前回の血液検査で中性脂肪がほぼ正常値となり、たくさんほめてあげたのに・・・今回はまた370台に逆戻り。アドボ食べてない?と尋ねるとてれ笑いというかなんというか・・食べているそうだ。あのしょうゆベースで油の中に野菜も肉も魚もなんでもぶち込んで煮立てる、あれはフィリピン人なら嫌いな人はいないだろう。日本人の僕がみてもうまそうだし、事実口に合う。ただ、あの油を見ると高脂血症の人が食べると結果は想像できる。薬を内服していると安心してこういうことになることが多い。厳しく注意した。13日に雑誌三田評論から依頼された原稿、18日の休診日に文字数を気にせずに書き上げた。5300字だったか5400字になってしまった。ここから何度も読んで訂正しながら、文字数を減らし続けた。それにしても文体というか表現力がなさすぎで、情けなくなった。読み返すと同じような表現、言い回しを使っている。22日の日曜にようやく完成、メールで編集局にお送りした。締切が6月末だったが、6月の中旬からは県医師会の会議と代議員会、日本医師会の代議員会と関連の集まりがあり、夜はほとんど時間がないうえに日曜も仕事が入っている。だから6月中旬まで持ち越すと生まれて初めて締切を超えてしまうところだった。
  • 2016/5/24 9:00
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先週、あまり外国人患者が多くはなかったが、土曜ともなるとやはり17人の受診。国籍もフィリピン人10人、ベトナム人2人、カンボジア人、ラオス人、ネパール人、韓国人、ペルー人が1人ずつ。17人中16人がアジア人で院内はアジアンテースト。ベトナム人男性54歳、胃の具合がよくないと言うのだが、指で示す位置を見ると、胃だではなく、腸も考えなくてはならない。いつも思うのだが、症状の訴え方が日本人とちがう。訴えたいことを適切に理解するのがむずかしい。大和市在住であるので、胃、大腸のがん検診を行うことにして、説明をするのだが、いまいち理解ができない。日本に住んで28年も経つというのに、外国語ってやはりこんなものなのだろう。カルテが山のように積みあがっている中で、説明を繰り返すと、突然「ごめんね、わたし、日本語がわからなくて・・」と言われた。ああ、こんなこと思っていてくれているんだなと思うとますます丁寧に説明しなくてはいけないと感じた。あとの説明は診察室の外で看護師に日本語でゆっくりしてもらった。
ラオス人男性、もしかしてセミ食べる?と尋ねると笑みを浮かべながら「食べます、おいしいよ」と言う。クリニックの看護師のひとりがセミをつかまえて羽をもいで採集箱に入れているアジア系の男性を何度か見て驚いたと聞いたことがある。「セミ、つかまえているの?」と再度尋ねると「ううん、俺じゃないよ、友達」とのこと。タイやラオスのセミは高いところにいるけど、日本のセミは低いところにいるから捕まえやすいそうだ。カンボジア人女性、暑いを連発。でもカンボジアのほうが暑いでしょと言うと「ううん、長く日本にいると日本も暑い」のだそうだ。
  • 2016/5/23 9:00
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タイ人女性56歳、高血圧はよくコントロールされている。朝早くまだ混んでいなかったため、診察後にタイの話などした。カンボジア人女性69歳、長女といっしょにやってきた。
診察を終えて、いろいろと質問。潰瘍性大腸炎は落ち着いているようだ。血圧も落ち着いていた。長女がついてきたのにはわけがある。ついつい、「食べ放題」の誘惑に負けて食べてしまう。すると血糖値があがる。血液検査の結果を長女も知りたいということなのだろうが・・・案の定、少し上がっていた。この彼女、僕と話すときは日本語か英語かタイ語、娘さんとはカンボジア語、そして潮州語も話すし、北京語も少し話す。日本流にいえば、もともと占い師というかシャーマンのような役割をしていたらしい。カンボジアからの難民として合法的に日本に受け入れられた1100人ぐらいのうちの一人なのだが、彼女が暮らし始めた団地の一室には日曜になると同じ境遇のカンボジア人たちがたくさん集まり、結婚、仕事などさまざまな相談をしていると当時の難民関係の仕事をしていた人から聞いたことがある。話していると、たしかに人を引き付けるところがある。「シャーマン」も孫には目がなく、診察室を出ていくときにたくさん写真を見せてくれた。
  • 2016/5/21 9:00
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久しぶりに患者となった。12時になり、呼んでいたタクシーで大和駅へ、相模鉄道で15分程度の某駅の近くで開業している同級生のクリニックへ。彼とは大学、外科学教室と同期で学生時代から一番仲がよかったかもしれない。鼻から内視鏡を入れてもらい、無事に終了、異常がないことを確認して、午後2時直前にクリニックに戻ってきた。患者の身となると小さなことがらでも気がつきやすい。こういう「患者の心理」を学ぶことは極めて大切でいい経験をした。午後5時に診療を終えてから、三田評論の依頼原稿を手直ししようとパソコンで作業を始めたが、言いたいことが多すぎて、言い回しの訂正ぐらいでは文字数が収まらないことに気がついた。1回目の修正を行ってもまだ700字程度多い。修正を数回やればなんとかなるだろう。午後7時半になって大和市の休日夜間急患診療所へ。午後11時までの当番。10人程度の患者で僕の記憶にないぐらいすいていた。急患診療所がすいているのはいいことだ。来月には67歳になる。高校の同級生などは会社の定年組が圧倒的に多い。なのにこの僕は朝の7時前から午後の11時まで働いている。いつまでこのような働き方をするのだろう。昨日は外国人患者が7人とこちらも少なかった。フィリピン人が5人、カンボジア人が1人、パキスタン人が1人。パキスタン人のこの女性、爪が変形し、爪床が腫れている。ときどき膿のようなものが出るという。近くの皮膚科も受診しているが、まったくよくならないとのこと。少し遠いが平塚市で開業している皮膚科の同級生のクリニックまで行くか?と尋ねると行きたいと返事するので、彼に電話して予約をした。ここからは1時間以上かかるところだが、過去に近くの皮膚科で治らないと訴える患者を数人紹介して、いずれも完治した。某大学病院で将来はがんになる疑いがあるが経過を診ていてよいと言われた患者が不安に襲われ、相談にやってきたときも、彼に紹介したところ、すでにがんになっているからと母校の皮膚科を紹介したと返事があり、手術の結果は彼の見立てどおりだった。彼女もよくなりますように。
  • 2016/5/20 9:00
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54歳のアメリカ人女性、ヘモグロビンが4.5のひどい貧血で本人はタラセミアがあるとおっしゃる。たしか欧米人に多く、別名地中海貧血と呼ばれている疾患だが、これはもう血液内科の専門医に任せるべきと近くの公立病院の専門外来に電話して、とくにお願いしてすぐに診ていただいた。結果はこのまますぐに入院が必要だということだったが・・・精神疾患があるために個室で日本人のご主人がずっと付き添わなければ入院はだめで、米軍関係の病院に行くようにとのことだった。精神的にはいま薬物療法でよくコントロールできていて暴れるなどということはないが、初診ではそんなことはわからないだろう。ご主人が仕事を休んでずっと付き添うなどということもできるわけがない。米軍病院では日本の公的保険は使えない。この家族にとって医療費が大きな負担となるだろうが、やむをえない選択と考えざるをえないだろう。ちょっとやるせない気持ち。昨日の水曜日は休診日、朝の7時からクリニックにやってきて先週、三田評論に依頼された4200字程度の外国人医療の原稿を書き始めた。道筋をたててやめるつもりだったが、気がつくと4時間後の11時過ぎには5千字を超える文章を書きあげていた。まずは書きたいことを文字数に関係なく書き、読み返してここから省略してもいいところなど消していき、足りないところを少し加えて最終的に文字数を合わせたらそれで終わりだ。たぶん今月中にできあがるだろう。急に気持ちが軽くなった。
  • 2016/5/19 9:00
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