AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160426のエントリ

ゴールデンウィークが近づいたせいなのかどうか・・・25日は朝からたくさんの患者、8時50分に診察を始め、午前の診察が終わったのが午後1時近く。その間にこんなケースが。受付にアフガニスタン人が来ていると受付から連絡があった。珍しいことだと思いながら、フィリピン人通訳にとりあえず、どうして来たのか、尋ねてもらったらアジア系のアメリカ人で以前に警備会社に就職して任地のアフガニスタンに行くのでと検診を行い、警備会社に提出する英文書類を書いてあげた人物だった。あれから数年が過ぎたのだが・・今回はアメリカで2回結核を指摘されたが、放置していた、その相談で来たとのことらしかった。資料はまったく手元にないそうだ。2回結核を指摘され放置していたのが本当だとしたら大変なことだ。周囲に感染が広がっているかもしれないし。これは肺の専門家のほうがよいだろうと考え、知り合いの肺の専門家に電話してあす診察をしてもらうことにした。診察の合間にこういう用件を片付けるのは面倒くさいし、診察をしている最中の方に申し訳ない。ところで結核の場合、肺に病変がある場合はガフキーの程度により、たしか命令入所として入院となるはずだが・・・実はここに日本らしいいい加減さがある。結核菌をまきちらしていても強制入院として患者が拒否しても入院させられるなんてことはない。こういうケースでも患者本人が拒否するなら人権上、強制的に入院はさせられないのだそうだ。ずいぶん前の話だが、実際に日本人の患者で糖尿病があって生活保護状態で上記の状態で入院を拒否した人がいて、外来で診てほしいと保健福祉事務所から頼まれた記憶がある。しかし、人権は大切だが、こういう対応では結核は周辺の人に感染をもたらしかねない。日本の人権は絶対君主のようだが、周囲の人の人権はどのように考えられているのか、不思議になる。フィリピン人女性45歳、フィリピンで高血圧で受診していて内服薬も持ってきていると見せてくれる。この忙しい時に海外で売られているこれらの薬が何の薬か、調べるのも大変だ。横に並んでいるカルテの山をにらみながら調べたら糖尿病の薬もあった。糖尿病もあるの?と尋ねたらそうだという返事。採血を希望してやってきたのだが、まず尿の検査を行ったら朝食も食べずにやってきたというのに糖が4プラス、内服しているのに全くコントロールされていない。ただただ故国から薬を持ってきて内服を続けてもこれでは意味がない。今日の昼休みに判明する血糖値のデーターが怖い。ベトナム人男性64歳、今、外国人患者の中で僕の頭を一番悩ませてくれるのが彼だ。日本語がほとんど通じない上に訴えが多い。おまけにベトナム人の通訳の来院日を毎回教えてあげているのに違う日にやってくる。今日は息子さんとやってきた。ただ息子さんの日本語もたどたどしく、理解しきれない。朝、薬を飲むと胸がしばらく苦しいと訴えるとの話だったが、本人は胃の薬が効果ないと話している。カルテの山が待っている中、何をどう検査していいものやら唸りたくなる。けっきょく心電図を撮り、息子さんが明日も会社は休みと言うので、立会いのもとに明日の午後に胸部レントゲン、場合によっては内視鏡を行うこととした。12時になり月に一度の税理士がやってきた。あわてて書類を彼のところに運ぶ途中、待合室を通ったらまだ人の山。韓国人女性58歳、診察したのがすでに12時をだいぶ過ぎていた。先生、待ったよ、今日は2時間近くと言われた。
  • 2016/4/26 9:16
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