AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160418のエントリ

先週までの土曜日が比較的すいていたのはみなさん、お花見に出かけていたのだろうか?16日の土曜日は日本人も外国人もいっぱい。外国人患者は僕の診察室だけで4時間で13人。ベトナム人の通訳が月に1回、やってくる日でベトナム人の患者も多かった。フィリピン人男性60歳、数日前から発熱。前日やってきたときには発熱以外の症状はなく、発熱の原因探しに末梢血で白血球数そしてCRPを採血するとともに高値。これはどこかに細菌感染があるのだろうと抗生物質を処方したが、その夜から軟便と腹痛。細菌性感染性腸炎を疑って便の培養を行った。抗生物質を念のためにキャンピロバクターを疑い、ホスミシンに変更した。ベトナム人のご夫婦、大和市がん検診の問診と予約、肺がん検診としての胸部レントゲン写真正面と側面はその後に撮影した。フィリピン人女性57歳、一か月ほど胃の具合が悪いから内視鏡をしてほしいと初めて来院。食べては来てはいなかったが、もともと2人内視鏡検査の予約が入っていたうえに、前日胃が痛いという日本人の患者をやむをえず、3人目として予約に入れたばかり。内視鏡検査の間は外来の患者に診察を待ってもらわねばならず、心苦しくなる。しかし具合が悪いと訴える人の中には結果的に急いでの治療が必要な人もいるわけで、できれば早く検査をしてさしあげたい。しかもこのフィリピンの女性、この日しか予定があいていないという話。けっきょく4人目として内視鏡検査を行うことにした。ずいぶん待たせてしまったが、12時半ごろには終了した。彼女も総入れ歯だった。フィリピンでは虫歯があるとすぐに抜歯してしまう。抜歯すると隣の歯はもたれかかる歯がなくなってしまうわけで、すぎにグラグラしてしまう。だから抜く。また隣の歯がだめになるという繰り返しで若くして総入れ歯の人が多いと聞いたが、彼女もそうだった。日本人の歯医者はなかなか抜歯してくれないと外国人から不満を聞くことが少なくない。しかし安易に抜歯しないほうがいいわけで、決して金儲けのために患者をひっぱっているわけではない。日本の歯医者の名誉のために書いておきたい。その後もインド人の採血、肝機能障害のフィリピン人と難問が続いた。半日で丸一日働いたような気がした一日だった。熊本の地震の被害が甚大だ。厚労省から日本医師会宛に医療の確保のための依頼が来ているとして、そのコピーが県医師会経由で郡市医師会宛にファックスで送られてきた。現時点では長崎など九州県内の医師会からJマットを派遣するようだ。AMDAもいち早く医療チームを派遣している。彼らはみな宿泊や食糧確保など自分たちで行わねばならない。大変なことだ。ぜひ二次災害に遭わぬよう祈りたい。
  • 2016/4/18 9:00
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