AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160414のエントリ

かわいそうにフィリピン人のお母さん32歳、ラーメンを作っていて首筋から熱湯をあびて熱傷で来院。傷をみると白いものが塗ってある。何?と尋ねると歯磨きペーストとのこと、驚いた。クリニックのフィリピン人スタッフが解説してくれたが、歯磨きペーストを塗るとスーッとして冷たく感じるのでフィリピンでは一般的な「行動」とのことで再び驚いた。たしかにスーッとするかもしれないが、消毒しようとしてもエキザルベを塗ろうとしてもペーストが塗ってあってうまくいかない。熱傷は2度ですでに皮膚が一部やぶれている。これで感染をおこすと3度のケロイドになりかねないし、ケロイドになってしまうと将来ケロイド癌の発生母地になりかねないので、予防のために抗生物質を処方した。数日前のAMDA国際医療情報センターの日誌にタイ人女性が数人、某空港にいてお金がなくて帰国することもできないという相談が同じタイ人の女性からあったと書いてあった。仕事があると言われてやってきたが、なくてこのようなことになったらしい。詳細は知りようもないが、政府が東南アジア向けの来日条件を緩和したことからタイ人をはじめ、アジアからの観光客はものすごい勢いで増えている。そういう効果を狙っての来日条件緩和でそれはそれでいいのだが、来日条件を緩和すれば当然、こういう観光客に紛れ込んだ不法就労を目的とした人も増えるはずだ。実際、法務省入国管理局の統計によると最新のデーターではその前年よりしばらくぶりに不法残留者が増えている。こういう事態もいわば予見できたうえでの政府の方針と思う。方針とは思うが、それに対する対策があるなら実施してもらいたい、なければまた10年20年前のように彼らが病気になったときに医療機関に未収金の山を築き、医療機関の現場が混乱するということも現実味を帯びてくる。
  • 2016/4/14 9:00
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