AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160328のエントリ

26日の土曜日、思いがけないうれしいことがあった。難民として約30年前に日本に定住目的で日本政府の許可を得て来日、インドシナ難民大和定住促進センターに入所以来、現在に至るまで大腸疾患でずっと拝見しているカンボジア人女性がやってきた。風邪をひいているというカンボジア人のご主人もいっしょ。それだけでなく、4年前に日本人と結婚した長女が数か月前に赤ちゃんを産んだそうで、そのあかちゃんとご主人の日本人もいっしょにやってきた。わざわざ僕にあかちゃんを見せてくれるためにやってきたとのこと、彼女の結婚式にも出席し、祝辞を述べさせてもらったが、それがつい昨日のような気がした。僕はこの長女が3歳ぐらいのときから知っている。この一家が日本社会の中でいろいろと苦労しながら生き抜いてきたことへ敬意を表したい。タイ人男性46歳、高血圧で内服薬処方中。ノンカイというメコン河に面したラオス国境の町の出身だ。ラオス人の奥さんとはたぶんイサーン語というラオス語に極めて近い方言で話しているのだろう。来週、タイに一時帰国して1週間ほど滞在するという。聞けば父親が肝臓がんの末期だそうで、「もう長くないから」父親の顔を見に行ってくるとのことだった。ノンカイまで行って1週間では正味、ノンカイに5日ぐらいしかいられない。たしかノンカイには飛行場がなく、バンコクから行くとしたら、ノンカイの手前のウドンタニまで飛行機で行って、空港からノンカイ行のバスに乗るか、あるいはバンコクからノンカイ行の高速バスに8時間ほど揺られていくしかないからだ。どうやって行くの?と尋ねてみたら、父親は今、バンコクの病院に入院しているという返事だった。昨日の日曜、ユーチューブでNHKの「その時、歴史が変わった」シリーズのタイの「明治維新」を見た。欧米列強の脅威にさらされて日本では1868年に明治天皇が即位、同じ年にラマ5世(チュラロンコン大王)も即位したそうだ。タイでは既得権益を守ろうとする貴族の抵抗に遭い、チュラロンコン大王の改革もなかなか当初は進まなかったらしい。そこでチュラロンコン大王は明治天皇の指導のもとで一気に明治維新が進んだ日本から、女子教育の専門家として津田塾大学の当時の学長と日本政府から派遣されてアメリカで税制を学び、税制の基礎をわが国に築いた男性を招聘して「維新」の基礎作りとしたとのことだった。そういう資料は今もタイ側にたくさん残っているそうだ。
  • 2016/3/28 9:00
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