AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160307のエントリ

少し暖かくなってきた。考えてみたらあと3週間ぐらいで桜が咲く。幼いころをすごした北海道栗山町でのお花見をまだ思い出す。たぶん4歳かそれぐらいだったと思う。今はなくなってしまった夕張鉄道のジーゼルカーに乗って夕張本町方面に向かう。鹿ノ谷だったか忘れてしまったが、スイッチバックで夕張山地を登って行くところがあり、そのあたりで紅白の幕をひいて桜の花を見た。遠い思い出。7歳のフィリピン人男児、左の腋の下に発赤したしこりがあり、表面がびらん状態になっている。見せてと言うのだが、痛いのか怖いのか、なかなか見せてくれない。ようやく見せてもらえたが、リンパ節なのかどうか、触ろうとすると激しく抵抗。泣き始めて母親が説得しようとするが、もはや手がつけられなくなってしまった。こういう子供を見ていて不思議と腹がたたない。なぜかというと・・・ここまではないものの僕も医者嫌いだった。臆病だったのだ。田舎の栗山では親戚中が知っていた。こどもが医師を、あるいは注射など医療行為を怖がり、いやがるのは当たり前。大人は嫌いでも理性で抑えるが、理性の発達がまだないこどもでは嫌いという感情がストレートに出る。よくこどもに「○○をするとお医者さんに怒られるよ」とか「お医者さんに注射されるよ」とか言う母親がいるが、なまはげじゃあるまいし、あれはやめてほしい。こどもの医師に対する恐怖心をあおるだけ。治療はするべき理由があってしているのである。悪いことは悪い理由を教えてあげてほしい。大学病院に勤務していたころ、僕が外来の廊下を歩いていると、「ほら、そんなことしているとお医者さんに怒られるよ」と言った母親がいて、僕は歩みを止めてそういう表現はしないでほしいと母親に「説教」してしまった。
  • 2016/3/7 9:00
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