AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160305のエントリ

ベトナム人女性40台、ひどい偏頭痛で初診からすでに15年ほど経過している。今から数年前にある事件で逮捕され、有罪となって拘留されていた。この事件のことは新聞で知った。もう来ないだろうと思っていたら刑期を終えた直後にやってきた。言葉の問題などでほかに行くところがないのだろう。でも僕とは顔を合わそうとしない。受付で薬の処方を頼むだけ。ベトナム人の通訳がやってくる日、ベトナム人の患者が「まとめて」やってくるが、こういう日にも決してやってこない。顔を合わせたくないのだろう。ラオス人男性49歳、数年前から1か月に2回か3回か頭痛があったが、この1か月ぐらい毎日2回ぐらいの頻度になっているという。吐き気、嘔吐はないが、まずは脳の中に器質的疾患がないかどうか、近くの公立病院の脳外科に紹介状を書いた。60台のフィリピン人男性、高血圧で遠方から通ってくる。初診のときから日本政府との裁判を抱えている。具体的な内容は一度、話してくれたが、どこに争点があるのか理解できなかった。彼も日本にやってきてすでに40年近く。母国で暮らしたのは20と数年。母国の家族のために働いている。この間、帰国歴なし。こうなると家族って何なんだろうと思ってしまうとともに、海外への出稼ぎがない国に生まれたことへの幸せを感じる。
  • 2016/3/5 9:00
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