AMDA国際医療情報センター
ブログ カレンダー
« « 2016 2月 » »
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 1 2 3 4 5
プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

続きを読む
supporter
login

20160218のエントリ

おとといの16日、日系のアルゼンチン人男性、夕方になって体調が悪いと通訳付きでやってきた。通訳と本人の関係は尋ねなかったが、通訳は結果的に必要なかったかと思った。現在、公的保険に加入していないということなので、どうしてか?と尋ねたら当初は明確な返事が返ってこなかったが・・2回聞き直してようやく理由がわかった。不法滞在などで公的保険に加入する資格がないのではなく、資格はあるが月々の掛け金を支払うのがいやで払っていないのだ。今回は風邪で体調を崩したぐらいでよかったが、入院治療が必要になってしまったらとてもじゃないが、支払いきれないだろう。といって今から公的保険を使えるようにするには、この3年間の保険料未払い分をまず払わなければならない。それも不可能ということであると、もはや医療機関としては打つ手がなくなってしまう。第一、国民皆保険制度の日本ではたとえ外国人であっても、公的保険に加入する資格のある人は加入が義務なのである。ただし義務であるのに、加入しなくても罰則がないのでこういう事態が発生してしまうのだろう。外国人でも公的保険に加入できるということはわが国が誇るすばらしいことなのだから、ぜひ加入していてほしい。きのうの17日は都内の某医療系専門学校で講義。学生の中にひとり日本人と思われない女性がいた。スタッフから事前に聞いていたので、彼女がフィリピン人ということはすぐにわかった。専門学校の入学金、学費だって安くはないはず。それを自分に投資するというのも相当の覚悟があってのことだと思う。思わず彼女の在留資格は何なんだろう?と考えそうになったが、これは相手のプライバシィーなのでやめた。講義が終わって教室から出るときに、一番後ろに座っていた彼女の机の横を通った。なにげなくノートが見えた。漢字まじりの日本語で書かれていて、英語やタガログ語は一言も書いてなかった。医療分野においても日本人と外国人が共生して働く時代はもう目の前に来ていると実感した。
  • 2016/2/18 9:00
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (887)