AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160123のエントリ

今夜からまた雪が降るかもしれないと天気予報。今日の土曜、1時まで診察して午後2時半のJALで伊丹空港へ。午後5時半から神戸で講演を依頼されている。そうでなくても綱渡りの時間なので、なんとか到着したい。昨日は17人の外国人患者。インド人男性41歳、受付で要領を得なかったようだが、いつもやってくるインド人男性といっしょに診察室に入ってきた。会社の検診の結果を見ると中性脂肪が350と書いてある。大変高いと話したら、あまり驚いた様子がない。以前は600以上あったと一言。たしかによく見ると昨年、一昨年のデーターは600を超えている。まずは食事指導でどこまで落ちるかを見ることにした。さらに胸がズキズキ痛いと訴える。触診させてもらうと胸ではなく、上腹部であり、やや便が柔らかいとのこと。ともに数日前からと言うので感染性胃腸炎と診断した。フィリピン人女性38歳、やや離れた市から初めてやってきた。首にしこりがあって肩が痛いと訴える。触ってみると右頸部に固い大きな腫瘤があり、さらに下方にいくつかつながっている。左頸部にもいくつか固いしこりがある。2か月ほど前に気がついたとのこと、こんな頸部リンパ腺結核もあるのか、生検が必要かとも思った矢先、彼女の口から意外な一言が。住まいの近くの公立病院でおっぱいのしこりで手術ができないほどで薬の注射を受けているという。さらに尋ねると午後からその病院で診察予約が入っているというので、担当医あてに情報提供書を書いた。彼女が言うには彼女の日本語能力からは主治医が何を言っているのか、まったくわからないそうだ。主治医はそのことに気がついているのだろうか?フィリピン人の通訳スタッフによると以前から胸にしこりがあって心配だとの連絡がフィリピン人のコミュニティを通じて入っていたそうだ。仲間たちが早く病院に行くようにと話しても、怖いから行きたくない、恥ずかしいから行きたくないと皆のアドバイスを聞かなかったらしい。気持ちがわからないわけではないが、そこで勇気を振り絞っていてくれたらと思うとやるせない。
  • 2016/1/23 9:00
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