AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160109のエントリ

アメリカ人女性、統合失調症あり、投薬を受けている。いつも大腸疾患の症状も訴えるのだが、困ったことになった。嘔吐と腹痛、下痢。こんなにひどくなったのは2日前からという。発熱はないが、明らかに急性感染性腸炎の症状だと思った。巷でも大流行していて、昨日も彼女を含め、6人も同じ症状の方がいた。そう英語で説明しはじめたのだが・・・最近、ずっと精神科での薬がよく聞いていて理解力もそれならのあったのだが、全く言うことに耳を貸してくれない。話し方と表情が以前の精神疾患があまりよくなかったときによく似ている。いったい、こういうときにどのように納得してもらえるのかと途方にくれかけたとき、突然「わかりました。ごめんね」と日本語で言って席を立った。しばらく呆然としてしまった。ナイジェリア人男性、きょうは高血圧ではなく、風邪症状。年末にも風邪をひいていたので、その続きかと思ったが、ちがうらしい。フィリピン人の奥様がついてきたが、「彼女が風邪ひいて私の薬を全部飲んでしまった。また咳が出始めたので薬がほしい」と英語で言う。その斜め後ろでフィリピン人の奥様がふてくされたような顔をしている。彼が何度も「奥さんが僕の薬を飲んじゃって・・」と繰り返すたびに、むっとした顔になる。診察室でとっくみあいが始まっては困るので、彼には新たに薬を出すと告げ、奥様には風邪でもひとりひとり症状はちがうし、薬に対する副作用アレルギーなどもちがうので、たとえ旦那さんにであっても他人の処方された薬は飲んではいけないと原則論を話しておいた。
  • 2016/1/9 9:00
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