AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20160107のエントリ

皆様、あけましておめでとうございます。昨日、バンコクより戻りました。タイには数えきれないぐらい出かけているのですが、いつも仕事がらみでバンコクにのみ滞在しています。今回、初めて東北タイの中の南部、ウボンラチャタニーまで出かけました。僕が外国人医療に取り組むきっかけとなったのが、当時のカンボジア、ラオスの共産政権から逃れてきた、いわゆるインドシナ難民の受け入れ施設の嘱託医を兼任したことです。今から思うと公立病院の中で引き受け手がない中、僕が無料の嘱託医に手上げをしたのは彼らがかわいそうという気持ちより、彼らの文化等に強い関心があったからだと思います。ウボンラチャタニーは東にすぐラオス国境があり、南には少し離れてはいますがカンボジア国境があり、ラオス系の人々がたくさん住んでいます。ウボンラチャタニーやその西側シーサケット、スリン、ブリラムにはたくさんのカンボジア系住民が住んでいます。ラオス系の人々の音楽モーラムやカンボジア系の人々の音楽、カントルムも聴けるかと期待をしていきましたが、こちらは残念に終わりました。しかし少し郊外までレンタカーで出かけると蚕を飼い、まゆから絹糸を作っているのを見ました。あの絹糸からマットミーができるのかと感動しました。彼らとラオス国内、カンボジア国内にいる人たちとはちがいますが、国境など人間が作ったもの、その昔、ルーツは同じはずです。僕のクリニックに通ってきてくれるインドシナ難民と呼ばれる人たちは命の危険を賭けて国を捨て、逃れ、すべてをなくしました。ウボンラチャタニーで見た平和に暮らしているラオス系、カンボジア系の人たちを見るにつけ、政治の不条理さを感じます。夜、空を見上げると見慣れた3つの並んだ星が見えました。オリオン座です。半袖で見た初めてのオリオン、不思議でした。
  • 2016/1/7 9:00
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