AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20151208のエントリ

午前10時半ごろ、内視鏡検査をしているとフィリピン人スタッフが入ってきて、「ケニア人の女性がまぶたに膿がたまって腫れている。眼科に行ってもらうべきか、それとも先生が診ますか?と言う。もし眼に関係していれば眼科がいいだろうし、膿瘍が目の近くにあるというだけなら外科の僕でもいいだろうし、こればかりは診なければわからない。ゆえにカルテを作らずにいるようにと指示した。内視鏡検査を終えてから診察室に呼んで、患部を見ると場所的には眼が関係しているとは思えなかったので、抗生物質の処方でいいか、それならカルテを作ろうと思った矢先、彼女から思わぬ一言が。現在妊娠5週間か6週間で近くの公立病院の産科を受診しているとのこと。まだ胎盤がしっかりできていない時期なので、抗生剤を投与すると薬によっては胎児に影響が出る可能性も否定できない。こういう場合の抗生物質の使い方に関しては産科のほうが圧倒的に詳しいはず。ゆえに診察受け付け締め切り11時のこの公立病院の眼科に行ってもらうことにした。もし眼科医が診て抗生物質が必要と判断したら産科と相談するだろう。夕方、この公立病院から来院情報がファックスで届いた。クリニックからこの公立病院まで徒歩7分ぐらい。10時50分ぐらいにこちらを出て行ったが、間に合ったらしい。ペルー人のご夫婦。二人とも昨年の内視鏡検査時にピロリ菌陽性で除菌療法1週間分を処方した。1年経過した今年の大和市がん検診の時に呼気テストで除菌療法の効果確認をしていないことに気がついて勧めて施行した。その結果が、奥様は陰性になったが、ご主人は陽性で2次除菌療法を1週間処方した。奥様から、どうして私は陰性になって主人は陽性なの?と尋ねられたのだが、抗生物質に対する耐性株であるというスペイン語がわからず、「使った抗生物質に抵抗する細菌だから」と訳して話した。ああとうなづいてくれたが、本当にわかってくれたのかどうか不安。
  • 2015/12/8 9:00
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