AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201512のエントリ

ベトナム人男性64歳、顔が紅いとやってきた。いつもは別の疾患でやってくる。血圧を測定すると150を超えていた。いつもは120台。高血圧のためらしいと考えた。本人が携帯を取り出し、息子に電話して通訳してもらうからお願いしますと言う。ここからがちょっとした騒動だった。睡眠不足でも血圧が上がると思い、寝られますか?と尋ねると「寝られない」と答える。すると眠剤も必要か?と思って処方箋に書き加えたのだが・・・電話に出てきた息子が父親は日本語がわからないので誤解している、よく寝られるので眠剤は必要ないですと言う。ただ本人が怪訝そうな顔をしているので、再度「夜、寝られるの?」と尋ねると「いつも寝られる、今だめ」という返事。通訳がまちがっていたのかと思って処方箋にまた書き加えてながら携帯の息子と話すと、「父親は日本語がわからなくて誤解している。寝られます」という返事。いったいどっちなのか?それから僕の診察室の中で大声で彼が興奮したように携帯の向こうの息子と話し始めた。次の患者の診察の間にも診察室に戻ってくるありさま。こういう「通訳」では混乱して時間がかかるばかりだろう。アメリカ人1歳の男の子、おしりにしこりがあり膿が出たことがあるというので、拝見した。発赤したしこりを押すとたしかに膿が出てくる。においをかぐと臭くはない。どうやら大腸菌ではないようで、肛門や直腸との関係はなさそうと判断した。臀部、両側に肛門を挟むように病変がある。たぶんおむつかぶれから来たものだろうと考え、排膿の後に小児科で抗生物質を処方してもらった。
  • 2015/12/1 9:00
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