AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20151026のエントリ

24日の土曜は外国人患者20人、なかでもベトナム人通訳が月に1回やってくる土曜日だったので9人ともっとも多かった。日本人も多く、おとなの待合室もこどもの待合室もずっと混んでいた。10時半ごろ、最初の内視鏡検査を終えて診察室で患者に説明をしていたら看護師が血相を変えて入ってきた。初診でやってきた日本人の患者が呼吸が止まりそうだという。あわてて受付に出ていくとこどもの待合室のソファに枯れ木のような年取った男性が横たわっている。意識もほぼなさそう、血の気もなく、一瞬で僕のクリニックでは診られない患者とわかる。自宅へ帰るのは無理ということだ。横にタイ人の女性が立っていた。何回か高血圧でやってきたことがあるので顔は知っていた。聞くとこの男性は彼女のだんなさんでこの1週間ほとんど飲まず食わずだったという。あわてて近くの公立病院の内科の救急担当医に電話した。眠そうないかにも不機嫌そうな声で出てきたその医師は血圧は?脈は?既往歴は?と尋ねる。そんなこと聞いている暇もないので・・・と話すと何もしていないんですねえと一言。ここで切れそうになった。外科医の僕は外科医の習性なのか、まず何をすべきか、ここでだいじょうぶかと一瞬で判断し、次のことを考える。悠長にやっていたら患者が死んでしまう修羅場に身をおいていたからだ。この救急担当医がでは救急車で来てくださいと言うまで10分いや5分以上あったろう。救急車を呼んで車内にこの男性を収容してから発車するまで10分以上クリニックの前に停まっていた。
 救急車が去ってからがまた大変。受付、待合室はごったがえしていた。ナイジェリア人男性、胃がん検診で生まれて初めて内視鏡検査を受けた。サイレースで寝てもらって無事に終了、アネキセート注射で目を覚ます。終わったよというと信じられないらしく、「えっ、内視鏡入れたの?本当に?おおおっ」と満面の笑みになった。こちらもほっとした。
  • 2015/10/26 9:00
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