AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20151022のエントリ

19日は僕と小児科とでけっきょく18人の外国人患者、そして20日は僕のほうだけで9人の外国人患者だった。そのうち3人が全く初めての診察の患者。フィリピン人が2人、タイ人が一人。フィリピン人の2人はいずれも女性、明らかに僕のクリニックにフィリピン人通訳が勤務していることを知ってやってきたようだった。通訳に資質にもよるが、僕のクリニックの通訳のようにしっかりとしていると集客力、いや集患者力がすごい。彼女が勤務してからすでに5年は経過しているが、この間、どこにこんなにフィリピン人がいたのか?と思うぐらい、増えている。タイ人女性60歳は初診だが、どこかで見た気がすると思っていたが・・・後ろからついて入ってきたのは若いタイ人女性だった。この若い女性、日本語が上手で話しているうちにすぐに思い出した。2年ほど前に甲状腺が腫れているとやってきてエコーで見ると嚢腫と思われたので針を刺して吸引した。これで嚢腫は触知しなくなったが、細胞診の結果ががんと診断され、某大学病院に紹介した患者だった。がんと告げた時にこの60歳の女性がついてきた。東北タイ最大の都市ウドンタニに住んでいるという若い女性の「おばあちゃん」だった。今回は孫の顔を見にやってきたが、不眠になり、ときどき脈が速くなり、不安でやってきたとのことだった。まずはじめに心電図を取ろうとしたら日本の保険がなくてお金をあまり持っていないので検査はしてほしくないといわれた。結局不眠症と発作性頻拍症の薬をジェネリックで処方した。僕のクリニックは自由診療保険10割だ。もっとも安いレートといえるだろう。でもこのように条件をつけられるとやりにくい。僕がタイ語で話していたらこの女性、突然僕の顔を覗き込んで、先生、タイに好きな女の人いるの?と質問してきた。こんなこと、日本人の診療で言われたらひっくりかえってしまうほど驚く。タイ人は一般的にだが、思ったことは口に出して尋ねてくる。たとえば給与の額でも。僕がそういるよと答えると、そうでしょと嬉しそうな顔をしていた。僕の話すタイ語や彼女たちの使う東北タイのイサーン語の発音が日本人の医者にしては上手すぎるので聞いたと後で孫娘が教えてくれた。
彼女には一応話しておいた。あそこでいないよと返事すると話が途切れてしまうからと。そうタイ人に思われるほど上手になっていたとしたら勲章かな。
  • 2015/10/22 9:00
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