AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20151001のエントリ

受付から連絡があり、看護師が出て行ってしばらくして戻ってきて「先生、受付にカンボジア人のお坊さんが来ています。首が痛いというから整形外科かもと話したら、付き添いの人がほかには絶対に行きたくないので診てほしいと言っている。どうしましょうか?」と言った。待合室に出て行くとたしかにあのビルマの竪琴とか旅行ガイドブックに載っているようなカーキ色の衣をまとったお坊様が座っていた。隣に付き添いと思われるカンボジア人男性がいて、さらに日本人患者を数人はさんでいつもやってくるカンボジア人の高齢女性とその家族がいた。てっきり彼らがお坊様とそま支援者を連れてきたのかと思ったら、偶然僕のクリニックで鉢合わせし、驚いていると話してくれた。お坊様に診察室に入ってもらい、話を聞いた。よくわからないところがあり、血液疾患を否定するためなどのために採血したが、これは僕が行った。東南アジアの上座部仏教は戒律が厳しい。女性がお坊様に触れるとそれまでの修行がすべて無になるとされていて、かの国では乗り物に乗る時もお坊様は最初に乗り込む。以前に二人、ベトナム人のお坊様を診察したことがあり、その時も点滴まで僕が行った。そういう戒律について僕が知っているので安心して来るのだとお坊様に当時言われたことがあった。付き添いのカンボジア人男性がお坊様のことをルンポーと呼んでいるのに気がついた。これってタイ語も全く同じ「ルンポー」である。年上のお坊様という意味である。
  • 2015/10/1 9:08
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