AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201510のエントリ

タイ人女性51歳、父親の具合が悪いと東北タイ(イサーン)の南部、シーサケット県に帰っていた。久しぶりにみたらやせている。激やせに近い。父親は人工呼吸器がついていて、いつはずそうかと医師に言われているという。はずせば亡くなるのは明白らしく、どうやら植物状態らしい。激やせは「食べられなかった」とのことだった。親が死ぬのはいつか来ることと慰めた。ベトナム人高校生、母親の血液検査の結果と自分の薬を取りにやってきた。いつも元気ですがすがしい。ここの家庭も彼の祖母、おじさん、おばさん、ほぼ全員知っている。インドシナ難民としてやってきてからの苦労もほとんど知っている。アメリカ人男性、鎌倉市在住なのに初診で来院。通勤の間に僕のクリニックがあるとのこと。アメリカ大使館の英語を話せる医師、医療機関のリストにあったからと話していた。高血圧の相談と処方。褒めてもらうのはうれしいが、たまには患者に苦いことも言わねばならないので、そういうときにはどう思われるだろうなどと考えてしまう。
 久しぶりにたくさんの仕事を抱えて途方に暮れてはいないが、けっこう攻め込まれている。医師会の仕事は今に始まったことではないが、地域医療構想や医療と介護の連携事業という厚労省の政策の実現のために地域に課せられた課題を乗り越えるために、郡市医師会として態勢を取らねばならず、昨日の夜もその話し合い。連休明けの後の土曜に母校の看護医療学部の大学院の講義、一週間後の日曜に群馬県で外国人医療と医療通訳のシンボジウム、これらのスライド資料を用意しなければならない。来月25日までに神奈川県医師会の県医師会報にまじめな原稿を書いて送らなければならない。そして同じころまでに1月に東京都に依頼されている都立病院の医療職を対象とした講演のスライド資料を作り上げなければならない。連休ゆっくり休めばパワーが湧いてきそうな予感がする。
  • 2015/10/31 9:00
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ドイツ人女性30歳、胃が痛いと来院。吐き気、下痢あり、感染性胃腸炎ではないかと診断した。一言二言、ドイツ語の単語を並べたらすごく喜んで握手してくれた。ドイツ語は高校3年の第二外国語で選択、医学部の1年2年のときもドイツ語の授業があった。小学生の途中で東京に来てから大学1年まで住んでいた大森山王に当時はドイツ学園があり、昼は在留ドイツ人子弟の学校で、夜は日本人にドイツ語を教えていた。大学1年のときにこのドイツ学園に通ったが、3回程度で飽きてしまい、行かなくなってしまった。それでも外科医の世界の用語はドイツ語が少なくなく、いくつかの単語は覚えているものだ。ただ話そうと思うとうまく出てこない。もどかしかった。カンボジア人女性60歳、潰瘍性大腸炎で長期拝見している。料理をつくるのも食べるのも好きでこの数年、境界型糖尿病になっている。餃子の安売りがあるとたくさん買ってきて食べてしまうと聞いたことがある。会社での健診の結果を持ってきのうは2番目の御嬢さんがついてきた。HBA1Cが前回の血液検査より相当に高い。今度はピザの食べ放題を見つけて同じカンボジア人のご主人と食べてきたとのこと。御嬢さんに叱られてシュンとしていた。
  • 2015/10/30 9:00
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48歳フィリピン人女性、やせて血糖値はよくなったが、頭が痛いと来院。血圧が著るしく上昇していた。仕送りのために睡眠時間4時間で働いているという。数年前におなじような働き方をしていて亡くなったフィリピン人女性がいた。あまりにも気になって厳しくやさしく注意した。彼女が部屋を出て行ってからスタッフから家庭の事情を聞かされた。娘さんがほぼ育児放棄で孫の面倒も見ているのだと。この娘さんも彼女が10台の終わりのころからよく知っている。たしかそのころにフィリピンから母親が呼び寄せたと記憶している。言葉の問題、教育の問題そして仕事の問題。母親がさびしくて日本のほうがいいと日本の新しい家庭に呼び寄せる気持ちはわからないではないが、呼び寄せる年齢が高校生ぐらいの年齢になってしまうと日本の中で一生懸命生きていくのもむずかしくなる。けっきょくは社会の底辺におちていってしまう。あまり聞きたくない話だ。こういう「フィリピンにいるときに産んだこども」を日本に呼び寄せるフィリピン人女性は僕の知っているかぎりは極めて多い。ペルー人男性31歳、胃が痛いという話だったが診察してみると痛いのはおへその少し上の両側、おなかの腸の音も亢進していて急性腸炎と診断した。内視鏡検査が必要だろうと本人が勝手に思い込んでいて、必要ないと話すと安堵の顔つきになった。きのうAMDA国際医療情報センターに行き、マイナンバー制度に対する具体的対応について社会保険労務士事務所のスタッフから説明を受けたが、ややこしすぎる。とは言っても対応しないというわけにもいかず、こんなことで人手がとられてはと複雑な気持ち。
  • 2015/10/29 9:00
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カンボジア人女性73歳、インドシナ難民として日本に受け入れられてはや30年、いつもの診察のあとに「せんせい、つぎに来た時にインフルエンザの注射お願いね」と言われた。まったく日本人と同じ、よくわかっている。フィリピン人女性54歳、糖尿病の血液検査の結果がよかった。喜んでくれた。中国人女性42歳、以前に内視鏡検査を行った時にヘリコバクターピロリが陽性、除菌療法を1週間処方したが、その後効果を確認する呼気テストの予約には来なかった。1年経過して別件でやってきたのであらためて飲まず食わずで来てもらって呼気テストを行ったのだが・・・・結果は陽性。たぶん1次除菌剤の耐性株だったのだろう。きのうはこの話をして2次除菌療法を1週間処方した。ペルー人女性40歳、40歳になったので今年が初めてのがん検診の年。内視鏡検査は不安というのでサイレースを注射して寝てもらって行った。大きな病変はなかったが、採取した組織で調べたヘリコバクターピロリ検査は強陽性だった。こちらは1次除菌療法剤を1週間処方。1月になったら呼気テストで効果を確認しましょうと話した。ペルー人女性50歳、家系的に高コレステロール血症らしい。今回の血液検査の結果を聞きにやってきた。LDLコレステロールが284と話すとがっくりとした表情、やっぱりちゃんと薬飲みますと話した。LDLコレステロールが高くてもさしあたって何か症状があるわけではないので、将来の病気につながるよと話してもなかなか理解してくれないようだ。彼女のように日本語も上手、日本社会にしっかりと溶け込んでがんばっている人でも薬の飲み方に関してはここ数年、実にいい加減になっている。今後、きちんと内服してくれることを祈りたい。書き記したあれやこれやが毎日の小林国際クリニック。
  • 2015/10/27 9:05
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24日の土曜は外国人患者20人、なかでもベトナム人通訳が月に1回やってくる土曜日だったので9人ともっとも多かった。日本人も多く、おとなの待合室もこどもの待合室もずっと混んでいた。10時半ごろ、最初の内視鏡検査を終えて診察室で患者に説明をしていたら看護師が血相を変えて入ってきた。初診でやってきた日本人の患者が呼吸が止まりそうだという。あわてて受付に出ていくとこどもの待合室のソファに枯れ木のような年取った男性が横たわっている。意識もほぼなさそう、血の気もなく、一瞬で僕のクリニックでは診られない患者とわかる。自宅へ帰るのは無理ということだ。横にタイ人の女性が立っていた。何回か高血圧でやってきたことがあるので顔は知っていた。聞くとこの男性は彼女のだんなさんでこの1週間ほとんど飲まず食わずだったという。あわてて近くの公立病院の内科の救急担当医に電話した。眠そうないかにも不機嫌そうな声で出てきたその医師は血圧は?脈は?既往歴は?と尋ねる。そんなこと聞いている暇もないので・・・と話すと何もしていないんですねえと一言。ここで切れそうになった。外科医の僕は外科医の習性なのか、まず何をすべきか、ここでだいじょうぶかと一瞬で判断し、次のことを考える。悠長にやっていたら患者が死んでしまう修羅場に身をおいていたからだ。この救急担当医がでは救急車で来てくださいと言うまで10分いや5分以上あったろう。救急車を呼んで車内にこの男性を収容してから発車するまで10分以上クリニックの前に停まっていた。
 救急車が去ってからがまた大変。受付、待合室はごったがえしていた。ナイジェリア人男性、胃がん検診で生まれて初めて内視鏡検査を受けた。サイレースで寝てもらって無事に終了、アネキセート注射で目を覚ます。終わったよというと信じられないらしく、「えっ、内視鏡入れたの?本当に?おおおっ」と満面の笑みになった。こちらもほっとした。
  • 2015/10/26 9:00
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昨日は昼休みに往診2件、休むべき時に仕事すると午後が疲れる。午前の診療も終わって往診に出ようと小児科の待合室を通り抜けようとしたらフィリピン人の通訳スタッフが同じフィリピン人らしい女性と話し合っている。その女性の手になにか黄色い紙が握られているのを目撃した。そういえばその直前に事務のスタッフがフィリピン人スタッフに「今、いいですか?」声をかけて彼女が僕の部屋を出て行ったのを思い出した。フィリピン人女性がやってきたからなのだろう。その割には僕のほうにも小児科にもカルテを出すようすがない。午後になってフィリピン人通訳スタッフに「さっきは何してたの?」と尋ねてみた。健康診断とか役所からのお知らせとか持ってきたので説明していたそうだ。別に僕のクリニックに診療を受けにきたわけではないのだ。ある意味、僕のクリニックにフィリピン語通訳がいることで、フィリピン人に対するお助け機関、駆け込み寺っぽくなっているのだ。僕はそれでもいいじゃんと思ってしまう。どこかがそういう役割を果たせば彼らのコミュニティにとっても一人ひとりフィリピン人にとっても心強いだろうし、健康でいられるだろう、病にかかったとしても適切な処置を早く受けられるだろう。僕に診察を受けるわけではないとしても僕はそれでいいと思う。
  • 2015/10/24 9:00
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ベトナム人女性、本人の希望で2か月に一回、降圧剤を取りにやってくる。いつも悩むことは・・・こういうのってかかりつけ医とか主治医とか言えるだろうか? 1年に6回しか来院せず、しかも忙しいから薬だけといわれ。とりつく暇もない。厚労省は来年4月の診療報酬改定においてかかりつけ医、主治医制度の導入を図っているとの話もあるが、こんな実態で責任だけ重くなるのはかなわない。次回はしばらくぶりに採血と思って看護師から話してもらったが、心の中ではどうせ2か月後のこと、忘れてしまうだろうとも思った。すると看護師が戻ってきて、きょう朝から何も食べていないので採血してほしいと言っているとのこと。診察室に入ってきた彼女を見て驚いた。太った。それもすごく太った。血液検査の結果を見て改めて食事療法など話そうにもやってくるのは2か月後、やむをえず、高血圧と高脂血症の食事療法の話をしたが・・わかってくれたかどうか・・・後で糖尿病も検査しておくべきだったと後悔した。日本の公的保険制度のもとでは今、診ている病気以外についてはむやみに検査をすることができない。だからこそ特定健診や職場での健診を受けておいてほしいのだが・・・この女性も大和市の特定健診が受けられるはずなのに受けていなかった。そして大和市の特定健診の今年度分は先月9月末で終わってしまった。
  • 2015/10/23 9:00
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19日は僕と小児科とでけっきょく18人の外国人患者、そして20日は僕のほうだけで9人の外国人患者だった。そのうち3人が全く初めての診察の患者。フィリピン人が2人、タイ人が一人。フィリピン人の2人はいずれも女性、明らかに僕のクリニックにフィリピン人通訳が勤務していることを知ってやってきたようだった。通訳に資質にもよるが、僕のクリニックの通訳のようにしっかりとしていると集客力、いや集患者力がすごい。彼女が勤務してからすでに5年は経過しているが、この間、どこにこんなにフィリピン人がいたのか?と思うぐらい、増えている。タイ人女性60歳は初診だが、どこかで見た気がすると思っていたが・・・後ろからついて入ってきたのは若いタイ人女性だった。この若い女性、日本語が上手で話しているうちにすぐに思い出した。2年ほど前に甲状腺が腫れているとやってきてエコーで見ると嚢腫と思われたので針を刺して吸引した。これで嚢腫は触知しなくなったが、細胞診の結果ががんと診断され、某大学病院に紹介した患者だった。がんと告げた時にこの60歳の女性がついてきた。東北タイ最大の都市ウドンタニに住んでいるという若い女性の「おばあちゃん」だった。今回は孫の顔を見にやってきたが、不眠になり、ときどき脈が速くなり、不安でやってきたとのことだった。まずはじめに心電図を取ろうとしたら日本の保険がなくてお金をあまり持っていないので検査はしてほしくないといわれた。結局不眠症と発作性頻拍症の薬をジェネリックで処方した。僕のクリニックは自由診療保険10割だ。もっとも安いレートといえるだろう。でもこのように条件をつけられるとやりにくい。僕がタイ語で話していたらこの女性、突然僕の顔を覗き込んで、先生、タイに好きな女の人いるの?と質問してきた。こんなこと、日本人の診療で言われたらひっくりかえってしまうほど驚く。タイ人は一般的にだが、思ったことは口に出して尋ねてくる。たとえば給与の額でも。僕がそういるよと答えると、そうでしょと嬉しそうな顔をしていた。僕の話すタイ語や彼女たちの使う東北タイのイサーン語の発音が日本人の医者にしては上手すぎるので聞いたと後で孫娘が教えてくれた。
彼女には一応話しておいた。あそこでいないよと返事すると話が途切れてしまうからと。そうタイ人に思われるほど上手になっていたとしたら勲章かな。
  • 2015/10/22 9:00
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19日は外国人患者、多かった。僕の担当だけで10人、初診の患者はフィリピン人女性1人であったが、なにしろ風邪ひきが多い。フィリピン人も韓国人もペルー人もオーストラリア人も風邪ひき。ここのところ、ウィルスによると思われる感染性腸炎も多い。季節はすでに冬に入りかけているのだろう。こういう季節になってくるといつも冬景色の田舎を思い出す。夕張川に氷が張り、ジープがその上を走っていた。小学校では先生に帰宅路の注意を受けた。絶対に川の上を歩いて帰ってはいけないと。氷の裂け目から落ちると助からないからだ。でも当時、運動神経はまあまあよかった僕はスキーを履いたまま、川の氷の上に降り、スキーでスケイティングしながら帰ってきた記憶がある。途中で天気が悪くなり、ブリザードの中をスケイティングしていくとそのまま飲み込まれそうな気がして怖くなって岸に上がった。やっぱり冬はいやだ。今日は昼休みに市役所の健康づくり推進課の人が訪ねてくる。医師会長としての非公式な意見が求められる。こういうことが1週間に1回ぐらい。そして夜は県医師会にて国が決めた医療事故調査制度に関する説明会に出席、その後、病院診療所対策委員会に出席。世の中では66歳といえば定年。働いている人も少なくないがフルタイムで働いている人は少ないだろう。開業医は定年がなくていいとかなんとか言われるが、いまだに予定で真っ赤になったカレンダーと真っ黒になった手帳を見ているとこれでいいのか自問自答してしまう。
  • 2015/10/20 9:00
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フィリピン人女性40歳、横浜方面で英語の先生をしているという。たしかにフィリピン訛りがあまりない英語だ。会社で検診を受けたら胸部レントゲンで縦隔腫瘍の疑いとのことで精密検査を目的に来院。正面と側面を撮影したがいずれも僕の目には異常がないように見える。ただ検診で疑いを指摘されている以上、はっきりとさせなければいけないのでわけを話してCT撮影まで行うことにした。先日、パソコンにスカイプをインストールしてAMDA国際医療情報センターと新たな通訳業務のお試しをしてみるつもりだったが・・・・なかなか試すべき適切な患者がいなくてセンターのスタッフがやきもきしているのではないかと申し訳なく思う。よくよく考えてみたら今まで年に数回ぐらいしか電話通訳をお願いしてこなかったわけで・・・ということはほとんどのケースは僕のクリニックの内部で言語対応してきたということになる。だからなかなかそういう適切なケースがないということだ。僕の申し訳なさはしばらく続くかもしれない。このところ、センターの電話通訳の相談件数は明らかに増えているし、「全国区」になっていることがわかる。
 先週の金曜日、6年近く使っていたパソコンが突然画面が真っ暗のまま立ち上がらなくなってしまった。近くの技術で有名な専門店に持って行ったところ、基盤が壊れていて情報も取り出せないとのこと、幸い大切な情報はUSBに保存してあって助かったが・・・どうしてもそのパソコンでなければ対応できないことが二つほどあって頭の中はパニック、しばらく呆然としていた。新品のパソコンのほとんどはウィンドーズ8であまり評判がよくなく、発売になったばかりの10は数種類の新品には搭載されていたが、巷のソフトが追い付かず、結局動かなくなったパソコンと同じソニーのバイオのウィンドーズ7搭載の中古品を買ってきて、この土日で必死に回復作業。きょうの昼休みでなんとか終わるめどが立ってようやく気持ちが軽くなった。
  • 2015/10/19 9:00
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