AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150926のエントリ

大和市の特定健診が9月末で終了のために予約なしの駆け込み受診希望者が多いと書いたが、昨日は診察開始してすぐにフィリピン人男性、ナイジェリア人男性が来院。「食べていないから健診しててほしい」と受診券を持ってやってきた。結局、予約の9人が終わった後に行った。内視鏡検査予定だったパキスタン人女性がまちがって前日に来てしまい、なんとか検査を終えた話は昨日書いたが、これがよかった。もし予定通りに午前中に内視鏡検査を2件やっていたら・・・とても午前の診察が終わらなかったろう。午後になってベトナム人の高校生来院。内服薬で手の震えは治まっているそうで安心した。薬をつぎの1カ月分処方。将来の仕事ごとについて尋ねたらテニスプレイヤーになりたいとのこと、手が震えて試合に負けて悔しくてラケットを放り投げてしまったと聞いたことがあるが、なるほど将来の生きる道と考えていたわけだ。それなら彼にとっての手の震えが重大事項であることがよくわかる。彼の祖母も僕の患者だ。70年代に発生したインドシナでの共産革命で当時暮らしていたカンボジアを逃れて日本に難民として受け入れられてやってきた。中国系というか潮州系のカンボジア人だったはずだ。彼の国籍がベトナムということはもしかしたら彼の祖父が中国系ベトナム人なのかもしれない。彼に「おばあちゃんたち、どうして日本に来たか知っている?」と尋ねたら「働くためでしょ、先生」という言葉が返ってきた。彼はインドシナ難民3世になる。歴史の記憶も遠くなっていくのだと思った。
  • 2015/9/26 9:00
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