AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150915のエントリ

タイ人女性53歳、高血圧で内服治療中なのに最後にやってきたのが今年の1月、とっくに薬もなくっているはずだが・・・尋ねると仕事が忙しくて来られなかったとのこと。怒りはしないが、彼女に限らず何度も何度も内服の意義を説明してもこうなる。なんと表現していいのか・・無力感に陥ることもある。開業当初はこういうことがあると、きっとあの患者は僕が嫌いで来なくなったにちがいないと考えたものだが、とくに発展途上国からの患者については「薬を内服した→血圧が下がった→治った→だから医療機関に行く必要はない」と考えているのだということがわかった。比較的お金に追われていることも関係しているかと思っていたが、あるとき、35年来の親友であるタイ人医師に「タイ国内でも同じことだよ、お金持ちでもこういうことはよくある」と言われて、そういうことなのかと理解した。だからこそしつこいほど内服を続けることの意義を話すのだが、効果が見えてこない。一昨日、隣のS市で小児科を開業している友人からフィリピン人の母親がフィリピンからこどもを日本に呼び寄せた、小学校に入ったが(たしか2年生に入ったと聞いたような気がするが)、日本語もわからずいじめにあっている、どうしたらいいだろうと相談された。外国人だろうが日本人だろうがいじめることは決して許されない。自殺してしまう子等の話があれほどテレビで報道されてもなくならない現実を見ると悲しくなる。学校での対策も効果をあげてはいないということになるだろう。とくにいじめられる子が外国人となると家族や本人、日本に対して屈折した気持ちを持つようになるのではないかと心配になった。
  • 2015/9/15 9:02
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