AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201509のエントリ

きのう、僕のほうを受診した外国人はペルー人ばかり4名。こういう日も珍しい。ペルー人女性59歳、自分で坐骨神経痛らしいとやってきた。受け付ける前にスタッフに症状を聞いてもらったが、まちがいなく整形外科の分野らしいというので、近くの整形外科を紹介しようと思ったところ・・・近くでも行きたくない。鎮痛剤だけでいいから出してほしいと懇願された。よく聞くとご主人であるペルー人が僕のところに通院しているかららしい。それにしてもいくら言葉が通じるからといっても、専門分野ではない疾患に対して処方だけするというのは医師としては納得のいかない医療をさせられることになり、もやもやとしたものを感じてしまう。ロキソプロフェンを処方しようかとも思ったが、胃潰瘍など「胃が痛くなる」という副作用もけっこう経験しているので、坐薬を処方した。しばらくしてやはり坐薬は使いにくいからいやだと言っていると調剤薬局から電話があった。やむをえず、ロキソプロフェンに胃の副作用が出ないようにと胃薬を加えて2種類処方した。なんだか自分でも納得できない一日の始りだった。
  • 2015/9/12 9:00
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午後になってフィリピン人の母親に抱かれて4歳の女の子がやってきた。右の大腿下腿に複数の擦り傷。たいしたことはないのだが、病院やクリニックが嫌いなようで大粒の涙。お母さんがあやしてくれて無事に処置を終えた。帰りにお母さんが「ドクターにお礼は?」と言うと小さな声で「ありがとう」と一言。心が洗われるような気がした。こどもの声ってどうしてあんなに心を打つのだろう。こういうこどもたちがすくすくと育つ世の中であってほしい。あと30分で診療も終わりというころに受けつけから初診の中国人の患者が来ているがどうしましょうとの連絡があった。看護師が見に行くとときどきやってくる中国人男性が患者である女性のそばにいるのを発見。診察室に入ってもらった。ご主人も日本語が上手だが、奥さんの日本語力もすごかった。健診と健診でひっかかった項目の精密検査を某大学病院で受けてきて、その結果についてわからないので説明してほしいとのことだった。幸い、僕にとっては専門分野だったのでおよそ答えることはできたのだが・・・いつも思うのは健診受けても結果をただ渡すだけではいけないということだ。病気には器質的疾患と機能的疾患がある。器質的疾患は内視鏡検査やレントゲン検査でわかるが、機能的疾患はこういう検査ではわからない。外見上、形態上は異常は認められないからだ。だからこれらの検査で異常がないというとは器質的疾患はありませんということであって、機能的疾患については否定できない。こんな話までしながら奥さんの質問に次から次へと答えていたら45分も経過してしまった。ご主人が「先生、まだ待っている人いるでしょ、もういいですよ」と言うのだが、奥さんのほうはまだ聞き足りないようで、おまけに患者ももういなかった。けっきょくさらに15分ぐらい話して最後は安心したようで帰ってくださった。
  • 2015/9/11 9:00
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特定健診を予約していて受ける方は朝一番に来ていただいている。混む前に終えてしまいたいからなのだが・・・8日の火曜日は職員が少なく3人予約していたら・・・フィリピン人女性58歳だけが指定の時間に来てくれて、日本人の二人は「もう来ないか?」と思った1時間後にやってきた。外国人のほうが時間にルーズというのは僕のクリニックでは統計学的処理をするとまちがいない事実だと思うのだが、こういう場合もあるということだ。だから「ひとくくり」にして考えてはいけないということだ。ペルー人女性50歳、血液検査を行うために空腹でやってきてくれた。それはいいのだが、「空腹ついでに」予約していなかった胃がん検診(内視鏡検査)を「きょうしてほしい」と言いだした。そういえば昨年も同じことを言ったっけと思いだした。たまたま大雨で患者が少なかったので「1時間半ほど待ってもらうよ」と話した。こういう対応が「当たり前」と思われては困る。それも話した。そして予約の2名の内視鏡検査が終わってから施行。異常所見はなかった。県医師会の会報編集委員から夕方電話あり。原稿が足りないので書いてほしいとのこと。二つ返事で引き受けた。昨日水曜の休診日、朝1時間半で2700字程度の原稿を書きあげた。よねちゃんシリーズ、タイトルは「やっぱりタイに行こう」。皆さんに読んでいただけないのが残念だ。この自称「よねちゃんシリーズ」、自分で言うのも何だが、けっこう医師会員に評判よくて新年会でほかの医師会に来賓として出かけたりすると、まったく知らない先生から読んでますよ、先生と話しかけられる。
  • 2015/9/10 9:00
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大和市の特定健診が9月で終わりなので今月に入ってから特定健診を受ける患者が一日7人8人と忙しい。毎年少しずつだが受診する外国人患者も増えてきた。制度が浸透してきているのだろう。タイ人患者女性51歳、診察の後、ひとしきりタイ語でおしゃべりをした。先日、チャイヤブーンに帰ったタイ人女性について「今、何してる?」とタイ語でしらっぱくれて切り出すと、「うーん、なにしてるかなあ、日本人のだんなさんと離婚したよ。で新しい男がこのあたりにいるらしい」と返事が返ってきた。「あっ、そう、それは知っているよ」と言うと「そう、知っているんだ。」とまた返事。たぶんそばにいた看護師やフィリピン人通訳スタッフにはわからなかっただろうと思う。きのうは雨模様。外での仕事ができない状態だったので、その後は大工や塗装工として働いているフィリピン人男性が3人、それとフィリピン人女性が1人。診察のあと、少しずつおしゃべりしてみんな笑って帰ってくれた。こういう時が一番楽しい。もう夏も終わりらしい。
  • 2015/9/8 9:01
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5日の土曜日、外国人患者は10人、ちなみに日本人の患者は54人だった。外国人患者の国籍は7カ国、こういう日も珍しい。フィリピン人女性53歳、1年分の薬が欲しいと言っていると受付から知らされた。そりゃいくらなんでも・・と言いながら確認すると、友人というフィリピン人女性が薬だけ取りに来たとのこと、そりゃまたどうして?と思い、さらに尋ねたら・・・本人はずっとフィリピンにいるそうだ。それで今度友人が一時帰国するので受診していた僕のクリニックで1年分ぐらい処方してもらって持って来てほしいと頼んだのだとわかった。保険をみると社会保険、保険証は友達が持ってきたそうだが、保険証を友達に預けているというのもおかしな話だ。有効期限内だそうだが、会社に確認しようにも土曜日はお休みで確認しようがない。やむをえず、信用して半年分だけ処方した。7日には会社に問い合わせしなければならないだろう。診療中に某海外保険会社から問い合わせがあったらしい。右の半身に力が入らないという人を診てほしいということだが、お断りした。最悪の場合、神経内科または脳外科の救急に行かねばならないだろう。CTも何もない僕のクリニックに遠方からやってくる意義はないと思う。おまけにこの会社、前回の患者の時にも言われたが、支払いは会社がするので患者はその場は無料で診てほしいという言い分だったと記憶している。どこか知り合いの病院を紹介してほしいと言われたが、それもお断りした。一時的にでも医療費の上で迷惑をかける可能性があるシステムなので、責任が取れないからだ。それにそういう「救急」であれば、患者が現在いるところの救急システムに乗るだけでいいと思うのだが。
  • 2015/9/7 9:00
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フィリピン人女性14歳、首にしこりがあるとやってきた。触診してどうやらウィルス性リンパ節炎だろうと考えた。結核性リンパ節炎ではなくてよかった。彼女の母親であるフィリピン人女性がずいぶん前に結核性リンパ節炎となり、治療したことがある。もしや・・と思ったが触診ではまちがいなく違うと思う。もう中学3年生だそうだ。体も大きくなった。ついきのうまで待合室でちょろちょろ動きまわって、にこにこしてかわいかったのに・・・月日が経つのは早い。母親が夜働いている間、仲間のフィリピン人女性の家に預かってもらっていると聞いたこともある。夜遅く、医師会の会議が終わって家に帰ろうと車を走らせている時に見かけたことも一度や二度ではなく、この子の将来についてはずいぶんと心配したが、どうやら杞憂だったようだ。よけいなお世話と言われたかもしれない。いま、いろいろと若いこどもを取り巻く環境がむずかしい。若い子がこぼれてくるのを口をあけて待っている悪い連中はどこにでもいる気がする。だからおせっかいと言われてもこういうおせっかい、僕はやめる気はない。
  • 2015/9/5 9:00
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朝、かぶと虫がいた大きなカゴの昆虫マットを調べてみたら25匹、幼虫がもういて大きくなりつつあった。あらたな命だ。これから9ヶ月後の来年の6月になると成虫になるだろう。中国人男性42歳、まったく日本語ができないが、無事に内視鏡検査を行うことができた。異常はなかった。フィリピン人女性48歳、数日前よりめまいと体がだるいと来院。血圧も正常、とりあえずめまいの薬だけ処方した。帰りに受付で診断書がほしい、数日前から仕事を休んだからと言ったという。数日前のことは僕自身が確認していないので、「本人がそう言っている」という文書しか出せないと言うとそれでもいいとのこと。さっそく書いた。午後になって彼女のフィリピン人のご主人の姉妹が来院。いつも高血圧で診ているのだが、土曜から血圧が200あった、隣の部屋がうるさくて寝られなかったからという。昨日から血圧は132に下がったとのこと、計測するとたしかに130台。彼女も診断書が欲しいと言いだした。血圧が高くて仕事を休んでいたそうだが、このケースも僕自身が確認しているわけではないので、「本人からそういう申告がありました」としか書けない。まさかずる休みのしりぬぐいとは思わないが、具合が悪かったと言うのではなく、具合が悪い時に来てほしいと話した。スリランカ人女性38歳初診。かぜひき。ご主人もスリランカ人というのにあまりにも日本語が上手。聞くとスリランカにいたときに日系企業に勤めていたそうだ。35年前に僕もがん学会でスリランカに行ったことがあり、ひとしきり盛り上がった。
  • 2015/9/4 9:00
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市内からやってきた中国人ご夫婦、たぶん70台の後半だろう、北京語しかわからず、何をするためにやってきたのかわからないと受付から連絡があった。昼休み直前で僕自身が内視鏡検査などで手が離せなかったため、看護師にAMDA国際医療情報センターに電話してもらい、電話通訳してもらった。すると・・・奥様が「あした都内の病院に入院してペースメーカーを入れることになっている。ただ北京にいるころからめまいがする。だからあす入院する病院の先生に手術の前に脳のMRIを撮ってほしい」と言っているということがわかった。それでどうして僕のクリニックにやってきたのか? こちらもよくわからない。けっきょくその内容とどうして僕が手紙を書いたのかという「患者との関係」も書いて患者に手渡してもらい、お金は一銭ももらわずに一件落着と思ったが・・・しばらくして待合室を見ると、誰もいなくなった待合室にこのお二人だけがいて、奥様がいろいろな書類を広げてなにかを探しているようで、ご主人はそれを眺めているよう。そこで話しかけてみた。やはり日本語は全くだめなようだ。すると「うーん」と奥様が思案したような顔をしたかと思うと、突然流暢な英語が出てきた。もちろんそれからは英語で話しあったが、英語は話せたのだ。手が離せずに人任せにするとこういうことがある。しかし・・・こういうことで全く関係ない僕のクリニックにやってくるものなのか? もしかしたら僕のところでMRIを撮影してもらいたい、またはどこかで当日中にMRIを撮影してもらいたい、そして当日中に診断してもらいたい、そういうことではなかったのかとも考えている。ミステリアスな一件だった。
  • 2015/9/3 9:00
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きのうは僕のほうは外国人患者3名。カンボジア人、中国人、韓国人。いつもやってくる人たちなので大きなトラブルなく診察は終わった。自宅に戻り、インターネットメールをチェックしていたらバンコクの旅行会社よりメールが来ていた。この会社とは何の関係もなかったのだがあけてみたら、いつも僕がバンコク発券の飛行機の予約、発券をお願いしていた同じバンコクの日系旅行社P社が、日本人社員のお金の持ち逃げで倒産状態になったとの連絡だった。あわてて次回のバンコク行きの予約がどうなっているか、JALのホームページで確認したら全ての予約が消えていた。次回のバンコク行きは現地の国立看護大学学生への奨学金の受け渡しなので行かないわけにはいかない。実はこの分のお金は「早く支払ってくれないとJALから予約を取り消されてしまう」という、この会社のいつもの社員からの連絡で支払い済み。このお金はもう帰って来ないだろう。世の中、こんなこともあるのだろう、一種の詐欺に最後はあったわけだが、それよりまず今回の航空券の確保が最大懸案になってしまった。インターネットメールを送ってくれた会社の社員と国際電話で連絡をとり、その後インターネットで会社をチェック、信用できそうなので改めて航空券の確保を依頼した。タイの友人のその後、連絡、事のいきさつを話したら、「怒りたいだろうが怒ってもお金は戻って来ない。それよりこれからのことを考えることだよ。お金は仏教のタンブン(寄進)と思え。きっとあとでいいことがある」。と言われた。38年親友でいるタイ人医師の言葉だ。タイ人、奥が深い。
  • 2015/9/1 8:53
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