AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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201504のエントリ

4月25日の土曜日、朝からタイ人、カンボジア人、カンボジア人と続き、10時をすぎてからフィリピン人が3人続いた。隣の某市からやってきたフィリピン人女性41歳、初めての来院。フィリピンでずっと処方されていた抗てんかん薬がもうなくなってしまって2週間ぐらい経つと言う。そう言ってフィリピンの医師が書いてくれた処方箋を見せてくれた。調べてみると同じ薬が日本で販売されている。しかし、この手の薬はそういう患者がたくさん訪れる病院の院内薬局か、調剤薬局でなければ通常は置いてないはずだ。一番近い調剤薬局に電話して尋ねたら、案の定置いてなかった。近くの公立病院のいわゆる門前薬局に行ってもらった。しかしこういう場合、もっと早く医療機関に行く気にはならないのだろうか。なにごともなかったからよかったが、ショッピングセンターなどで発作をおこしたら周囲の事情を知らない人は驚いて大騒ぎになったてしまっただろう。
  • 2015/4/30 8:58
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昨日金曜日の9時ごろ、アルゼンチン人の初診の男性来院。肺がん検診、大腸がん検診、胃がん検診を受けたいが、食べてこなかったのできょう受けたいとのことだった。大和市は4年前から胃がん検診は最初から内視鏡で受けることができるシステムになっていて、彼の希望も内視鏡検査だった。9時ごろは空いてはいたが、内視鏡予定の患者が二人いたうえに、いつから混むのかわからないため、午後の3時から行うことにした。それまでは糖尿病はないというので糖分の入った飲み物で空腹をまぎらわせてもらうことにした。約束通り、3時に帰ってきた。内視鏡検査は初めてだそうで怖いというので、サイレースの注射で寝てもらって行うことにした。挿入はあっさりとできた。胃がんはもちろんなかったが、食道裂孔ヘルニアと軽度の逆流性食道炎の所見があった。おまけにピロリ菌検査が陽性。逆流性食道炎の所見が軽度なので、除菌療法を処方した。ここまでスペイン語と日本語を混ぜての説明。疲れた。ガーナ人男性、風邪をひいて来院。あれだけ日本語が上手なら日本で適応してやっていけるだろう。前回やってきたときに「アパートが火事になって焼け出された」と教えてくれたアルゼンチン人男性、尋ねたら新しいアパートに移ることができたようだ。前回のようなおどおどした目つきがなくなっていた。きょう25日土曜はクリニックの某医療雑誌社の取材あり。混乱しなければいいのだが。
27日月曜28日火曜のブログはお休みさせてください。
  • 2015/4/25 8:50
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きのうは午後から県医師会の会長会へ。午前中、タイ人男性新患55歳、いわゆる蓄膿症の手術を隣のF市の市立病院で受けて退院して数日で発熱しているとのこと。手術後、一度解熱しているということなので、感染が再燃したのか・・・本来、手術した医師を受診するのが一番なのだが、どうしてこういうことになるのだろう。たぶんタイ人の中で僕のことを知っている人が多いということだろう。ひどい発熱ではないので、抗生剤だけ処方した。高熱が出るようなら手術した医師のところに戻ってもらうことになるだろう。たぶんないと思うが。韓国人女性34歳、下痢と吐き気と発熱でフラフラになって来院。急性感染性腸炎だろう。本人も「ふらふらしてボォッとする」と言うので点滴して体に水分を入れてあげることにした。たった500CCの点滴でも一度脱水に歯止めがかかると、後は自分の力で回復に向かうことが多い。吐き気を止める薬を処方しようとしたところ、「いま、妊娠している」との発言が。上から薄手のものをはおっているのでお腹に気がつかなかった。もう7カ月とのことで、吐き気止めは胎児に対する影響があってよくないという薬剤師の説明があり、やめた。午後、県医師会会長会の後、県医師連盟の会、そして地域医療計画の説明会。ややこしい話だったが、医師会の中で誰かが理解しておかないと医師会全体、ひいては地域住民の健康に大きなマイナスとなりかねないと本当に思った。
  • 2015/4/24 8:58
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おとといのこと、エストニア出身の若い男性の内視鏡検査、無事に終えることができた。だが、けっきょく信頼関係は生まれなかったようだ。僕自身、彼が母国で受けた診断の専門家であるのだが、内視鏡検査ではそういう所見は推察通り、認められなかった。消化管の模型を手に持って、彼の画像を見ながら説明したのだが・・・今、胃酸の酸度を下げる薬を内服中の自分の胃液の酸度が適切に下がっているのか、消化はそれでいいのかどうかなどを知る方法があるかと言い始めた。大学の外科学教室胃班にいたころ、よく胃液検査を行ったが、ああいう方法しかないと思う。どこまででも行けるというので母校の消化器内科の外来に情報提供書を書いて持って行ってもらうことにした。きっと先方ではそんな検査までする必要がないというのではないかと想像している。僕もそう思うが、彼のリクエストに応える方法はほかにないだろう。内視鏡検査の画像をUSBに入れて彼に渡しておいた。こういうケース、こちらの悩みも深い。中国籍朝鮮族の女性37歳、胃が痛いとやってきた。ただ以前にどこかで内視鏡検査を受けた時に「すごくつらかった、もう二度と受けたくない」そうで、やむをえず、内服薬だけ処方。なのに来週はソウルに行って、友達に「飲まされる」そうで・・・帰国してから具合が悪ければ相談に来ると約束してもらった。僕がどうして内視鏡検査にこだわるかというと、胃炎も胃潰瘍も胃がんも痛いとは限らない、おまけに症状からは区別ができない。見逃しても大事にならない病気ならよいが、胃がんを見逃す罪は大きいからだ。
  • 2015/4/23 8:57
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きのう、エストニア人の男性患者がやってきたと書いたが、彼の診察に40分近くかかってしまった。彼の若さで、母国で診断された?病名とはどう考えてもおかしいと思わざるをえないのだが・・・20台前半なのに140台という血圧の高さ、最低血圧も100を超えていて、前胸部痛みとめまいを一つの病気で説明しようと思うと、高血圧なら説明がつくのだが・・・
きょう内視鏡検査を行うことになった。彼が診察室を出て行った次の患者がおなじみさんの韓国人の女性、彼女に「先生、眠くなったよ」と言われてしまった。たくさん待たされたということだろう。申し訳なく思ってごめんなさいを言ったが、このあたり、なんともいたしかたなく、外国人の初診患者を迎えて、どこの医療機関でも困ることの一つだろう。ただ話をよく聞かないと何を心配しているのか、何を求めているのか、それが妥当なのかどうかもわからない。ペルー人の60台の姉と50台の弟。姉はいつもの診察と大和市がん検診の問診、胸部レントゲン写真撮影、弟は初診で大和市がん検診の問診と胸部レントゲン撮影。がん検診の問診には時間がかかる。さらに胸部レントゲン撮影をするとさらに時間がかかる。だから通常診療が混む午前中にはがん検診の問診などは行わないのだが・・・このペルー人の姉と弟に関しては市内の比較的遠方から仕事の休みにやってくるので、やむをえず全部行った。案の定、またカルテの列ができてしまった。
  • 2015/4/21 9:02
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以前に、最近のAMDA国際医療情報センターへの相談には通訳の依頼が多いと書いたが、4月17日の金曜日は15件の相談のうち、通訳の問い合わせ、依頼は全部で8件、過半数に達していた。3つの大学病院から、中国語2件とスペイン語の電話通訳の依頼、2つの公立の市中病院からフィリピン語とベトナム語の電話通訳の問い合わせ、1つの民間総合病院からオリンピックを控えて通訳言語の問い合わせ、さらに中国語の電話通訳施行が1件、某観光地のホテルからの問い合わせ、そして某保健福祉事務所からセカンドオピニオンについての問い合わせとここまで入れると9件にもなってしまう。それだけ外国人患者の来院について困ったり、戸惑ったりしている医療機関があるということだ。頼りにされるのはうれしいことだし、しっかりやらなければならないと思うが、少しだけ、僕らの運営についても協力してほしいと言いたくなる。NPOの運営にはお金がかかるからだ。ぜひセンター協力の会員になっていただきたい。たしか月500円、年間6000円だったと記憶している。このブログを見て賛同してくれる人がひとりでも増えてくれたら涙が出るほどうれしい。
1年ぶりにやってきたタイ人女性、頭が痛く、肩も凝っていると言う。高血圧で内服薬を処方していたのに昨年の6月を最後に来院していなかった。血圧は154まで上昇していた。ほかの医療機関に行っていたわけではないというので、単純に血圧がまた上がってしまっただけと考えて、以前と同じ降圧剤を処方した。せんせい、ごめんなさいと謝られたが、これは別に僕に謝ることではないと思う。だって僕は別にそれで困ったわけではない。もちろん怒るわけでもない。謝ってほしいのはご自分の体に対してだ。北欧のエストニア出身の24歳の男性来院。とうとうこれで来院した外国人患者の国籍が74になった。
  • 2015/4/20 17:00
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フィリピン人女性42歳、いろいろとプライバシィーはわけありらしい。それはそれでいいからいい加減な対応はやめてほしい。というのもボーイフレンドの受診に付き添ってきて、胃が具合悪いから内視鏡検査の予約を入れてと言ったのがほぼ1か月前。検査予定日はご自分の都合で20日ほど先になった。1週間をすぎたころにクリニックのフィリピン人通訳の携帯に電話があり、検査予定日を変更してほしいとのこと。さらに2週間ほど後のきのう17日に変更した。そしてきのう・・・予定の10時半をすぎても現れず。とうとう来なかった。今、大和市の胃がん検診が内視鏡検診で始り、予約でいっぱい。きのう予約を取った人は3週間後、4週間後の予約というありさま。通常の診療で症状がある患者はこの間になんとか午後からでもお待たせせずに内視鏡検査を行わないと治療ができない。そんなこんなで毎日てんてこまいなのに、こうして一枠無駄にしてしまうことはやるせない。要するに他の患者にも迷惑をかけていることになる。僕のクリニックでそういう「電話もなくすっぽかす」患者は日本人ではほとんど記憶にない。外国人でもいつもやってくる「おなじみさん」でも記憶がない。困ったことだ。
  • 2015/4/18 9:00
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フィリピン人女性48歳新患、会社の健診でγ―GTPが高いと指摘されて来院。けっこうふくよかな体型なのでもしかしてLDLコレステロールや中性脂肪が高いとかと思ったが、正常範囲内だった。血圧も正常、お酒も飲まないとのこと。東南アジアではA型肝炎が多いのでもしやとも思ったが、GPTはまったくの正常範囲内。なにをどう検査すべきなのかと悩んだ。過去にどういう病気をしたのかと尋ねても何もないという返事。うーんと考え込んでいたら、突然「ドク、胆石と言われたことあるよ」と一言。テレビのコマーシャルじゃないけど「それ、早く言ってよぉ」。たぶん胆管内圧が少し上昇しているのだろう。たっぷり食事をしてきたとのことなので採血だけ行って超音波検査は再診の日に空腹で来てもらって行うことにした。そういえばこの彼女、夜はお弁当屋さんで、昼は少しの時間、会社で働いているそうだ。以前にもフィリピンに送金するためにこういう「無理な」働き方をしていたフィリピン人女性がいて、こんなことしていると死んじゃうよと言ったら、「じゃ、ドク、フィリピンの家族に送るお金くれる?」といたずらっぽく笑った女性がいた。その1カ月後ぐらいだったか、たぶん脳出血だろう、自宅のベッドの中であっけなく亡くなってしまった。この彼女にも働きすぎだよ、自分の体に気をつけたほうがいいよと話したら「こどもがふたりいるの、だから働かなくちゃいけないの」と言われてしまった。夜に医師会の禁煙セミナーに出席、司会を行った。そういえば僕自身、タイ人の友人をたくさん持っているが、その中で喫煙習慣がある人はひとりもいない。彼らが医師や看護師であることも影響しているかもしれないが、日本人の医療スタッフの中に喫煙習慣を持つ人が少なくない気がする。困ったことである。セミナー終了後に突然、薬剤師の女性に話しかけられた。このブログを楽しみに読んでいてくださるそうで・・・うれしかった。
  • 2015/4/17 8:56
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昨日、ひさしぶりにAMDA国際医療情報センターの東京オフィスに行った。新たな職員の採用面接のために行ったのだが。2時間ほど早く着いて皆の仕事ぶりを見ていたが、相変わらず相談電話は多く、ひとつの電話に言語で対応して電話口で話している通訳相談員、そしてその相談内容を聞いて相談者に適切と思われる医療機関を探している事務局員ととにかくいい意味で騒がしい。各言語の通訳相談員の方々も顔見知りの勤務歴の長い人たちが多く、元気な姿を見ているだけでなんだかうれしくなった。面接を行ったが、それぞれ自分のスキルアップのために一生懸命がんばっているのだなということが履歴書や質問に対する発言からよくわかる。なんでもそうだが、物事に一生懸命取り組んでいる姿は美しい。ひるがえって自分はどうなのか?と反省してしまった。
  • 2015/4/16 9:00
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イギリス人男性33歳、隣接する横浜市瀬谷区からやってきた。数日前に猫に噛まれた右の手の甲が赤く腫れていた。すでに蜂窩織炎をおこしかけているように見えるのだが、本人は痛みがないというので冷やすことと、アルコール類を飲まないように指導、内服の抗生物質の処方で終わりとした。これで発赤部分が広がって痛みが出てくるようなら抗生物質の点滴注が必要となるだろう。診察室から出て行く時に「噛みついた猫の身長は1メートル60センチぐらいですか?」といたずらっぽく尋ねると、彼はただノーと返事。いっしょについてきた交際中らしい日本人の女性は笑いころげながら「ちがいます」と返事。皆さんにこのジョーク、わかってもらえるだろうか? きのうはエイズ即日検査を受けにやってきた日本人女性が陽性だった。1年ぶりだろうか、陽性と判定するのは。エイズ拠点病院を紹介したが、紹介状を書いている間中、心配と不安で話しかけてきた。歯の治療をしているが、歯医者に告げるべきか?とか、いま別のことで通院している医療機関に告げるべきか?とか。歯医者にも別の医療機関の医者にも告げるべきだろうと話した。器械を使ったり、採血もするだろうから。ただし、彼女が話したとしても何の証拠もないわけで・・先方も本当にそうなのか?と疑心暗鬼にならざるをえないだろうと思い、先方に話す場合は相手の先生にここに電話して尋ねてほしいと言いなさいと僕の名刺を渡しておいた。告白した場合、今後の治療を断られるのではないか?と心配しているので、その場合は歯科は遠くてもエイズ拠点病院に行ってはどうか、そして医療機関で受けている現在の治療については最悪の場合、僕のところで診てもかまわないと話しておいた。
  • 2015/4/14 9:02
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