AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150314のエントリ

アメリカ人男性40歳、先週からの高血圧のコントロールがいまいちうまくいかない。降圧剤を変更した。さらに彼にはいろいろと抱える疾患があって・・・とくに椎間板ヘルニアは相当にひどく、杖をついて歩行している状態。以前に川崎市内の病院でリリカを処方されていたのだが、鎮痛効果が足りないとのこと。整形外科は専門外で、とくにこのようにひどくなると鎮痛剤の選択だけでもすでに僕の手に負えない。「ニューヨークに住む妹が主治医に尋ねて、こういう鎮痛剤を使ったらいいと言われた」とメモ書きを見せてくれた。それをインターネットで調べると書いてあった3種類の薬はいずれも日本では発売になってはいない。やむをえず近くの整形外科の専門医に電話して相談。ある薬を処方して様子をみるようにとの指示をもらい、そのようにした。ただ今回の処方で鎮痛効果が足りなければ、これはいくら英語で診療ができるといっても、専門医に診てもらうべきと考え、そのように話をした。さらに睡眠剤と精神安定剤の処方が半端ではない。ストレスが多くて寝られないとのことだが、はじめはあまりの多さに「これでは日中も眠くなってしまうだろう」と持ちかけてみたが、すでに今までそれだけの種類を内服しているとのことでがんばる。自分の仕事はこういう仕事でステレスが多いと言う。たしかにストレスの相当に多そうな仕事ではあるが・・・またまた「ニューヨークに住む妹が主治医に相談したのだが、こういう薬を内服したらいいのではないか?」と見せてくれたのは2つの種類の薬。それはいずれも日本でも発売になっている薬なのだが、内服量が多い。この患者に悪気はないのはよくわかっているが、こういう母国の医師の指示をなにかにつけて前面に出す患者は非常にやりにくい。日本人の医師にとって診察時間も長くなり、もっとも「面倒くさい」タイプの患者だろう。今後、彼とうまくいけばいいがと願う。
  • 2015/3/14 9:00
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