AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150310のエントリ

タイ人女性26歳、HIV検査と風邪症状でやってきた。しばらくタイ語の会話を楽しみながらまずはHIV検査、そして待っている間に風邪症状の診察。やさしいタイ語で話してくれるせいかわかりやすい。途中であれっ?と思う表現があったが、なるほど、こういうときはこういう表現をするんだと勉強になる。そういえば日本語には「頭が痛い」という表現があって、これは本当に頭が痛いという意味となにかで困っていて「頭が痛い」という意味と二つ意味がある。実は「頭が痛い」という日本語をタイ語に翻訳した「プアット ホア」、「プアット」は「内部、内側が痛い」という意味で「ホア」は「頭」のことだが、この「プアット ホア」にも日本語の「頭が痛い」と全く同じ2つの意味、すなわち「本当に頭が痛い」と「なにかで困っている」の意味があるとわかった。こういうことが「おもしろい」と感じる僕はマニアックな人間なのだろうか? そういえばタイ語には「痛い」というもう一つ別の言葉がある。「チェップ」という単語で、これは外側が痛いときに使うらしい。すなわち「チェップ ホア」と言えば「頭の表面が痛い」となるらしい。カンボジア語では「痛いですか?」と尋ねる場合、「チューテーアチューテー」と言うが、この「チュー」に該当するのがタイ語の「チェップ」ではないかと想像している。そういえば年末年始にバンコクに行った時、エアポートリンクという空港と都心部をつなぐ電車の中で、大声でずっと電話で話し続けていた男がいた。あまり大きな声で話しているので全部話が聞こえてしまうのだが、タイ語じゃない、何語だろうと耳を澄ませていたら、カンボジア語の特徴である発音が聞こえてくる。30年もカンボジア人患者を診ていると意味はわからなくてもカンボジア語かどうかはすぐにわかる。でもタイ語の単語も聞こえてくる。たぶん南イサーンと呼ばれる東北タイ南部のブリラム、スリン、シーサケットなどカンボジア国境に近いところの出身者なのだろうなどと考えてしまった。
  • 2015/3/10 0:00
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