AMDA国際医療情報センター
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小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150302のエントリ

28日の土曜日は月に一回、ベトナム人の通訳が勤務している日で、外国人患者は17人だったが、そのうちベトナム人は6人と多かった。難民として日本に受け入れられて定住して30年近い人もいるが、日常会話はなんとか話せても診察時の会話となるとおぼつかない。やはり通訳がいないとむずかしいと思う。カンボジア難民2世のお嬢さん、県立高校に合格したと彼女のケアをしている相談員から聞いていた。診察室のイスに座ったところで、右手を出すように言い、握手しながら合格おめでというと言うと彼女も同行してきた母親もすごく喜んでくれた。彼女たちがいろいろと生活の相談をする難民事業本部の相談員と医療機関の僕がつながっていることを知って安心してくれる。
2月も28日の土曜日で終わり、月に一回、レセプトを打ち出して内容をチェックしなければならない。職員が28日の診察終了後に打ち出してくれたので、きのうの日曜日、クリニックにやってきてチェックをした。今の事務の責任者がしっかりしていて僕が訂正するところは例外程度しかない。生活保護者のレセプトを見て、あまりに外国人が多いことに改めて驚いた。生活保護の方は全部で32人、そして日本人は13人(40.6%)、外国人は残りであるから19人(59.4%)であった。この数字をどう読んでいいのか、判断に迷う。国籍によって日本にどのような資格でいるのかが異なるからである。ベトナム、カンボジア、ラオスなどのインドシナ難民出身者では日本語が上達せずに職を転々とせざるをえない人たちが多い。フィリピン人については姓に日本名が付く人たちが多い。すなわち日本人と結婚して離婚して日本にそのまま住み続けている人たち、もっと具体的には女性たちが多い。政府は日本にもっとたくさんの外国人に住んでほしい、住んで労働力を補ってほしいと考えているようだ。政府が日本にやってきてほしいと考えているであろう外国人とは生活保護になってしまい、逆に日本に財政的負担を与える人たちではないことだけはたしかだと思う。しかし、その線引きはむずかしそうだ。
  • 2015/3/2 9:13
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