AMDA国際医療情報センター
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プロフィール

小林米幸: AMDA国際医療情報センター理事長

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20150226のエントリ

韓国人男性25歳、診察を終えて処方箋を書いていると「あのーせんせい」と言いだした。「きょうはおくすり、2ヶ月分もらっていいですか?」と続ける。別に2ヶ月分処方することは違法ではないが、今まで1カ月に1回程度の診察だったので、「えっ、どうして?」と尋ねると小さな声だったが、僕にははっきり聞こえた「兵役にいくんです」。顔が紅潮してていた。彼は僕のクリニックの外国人患者としては珍しい留学生で、いくつかの医療機関を経て、僕のところにやってきたのが3年前。典型的な過敏性腸症候群と少々心配症だった。いずれ帰国したら兵役に行かなければならないという話は以前にも聞いていたが、とうとうその時がやってきたようだ。背はひょろりと高いがやせ気味でどう見ても体を鍛えているとは思えない彼が軍隊に行くとどういうことになるのだろう。いろいろと考えこんでしまった。ありがとうございました、お世話になりましたと診察室を出て行く時に呼びとめて、元気でねと思わず抱きしめてしまった。僕の娘と2歳しかちがわない、この男性が兵役に行く。兵役のない日本を、兵役に行く必要のない日本の若者を彼はどう見ていることだろう?
  • 2015/2/26 9:04
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